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更新日:2025.01.08 / 掲載日:2020.10.09

トヨタ ノアの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

トヨタ ノア

トヨタ タウンエース ノアの後継車種として登場した「ノア」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

トヨタ ノアの歴史

ノアは、トヨタがかつて販売していたタウンエース ノアの後継モデルとして誕生しました。タウンエース ノアはセミキャブオーバーのボディ形状を採用しながらも、商用バンの印象を強く残すデザインが特徴です。

2001年に登場したノアは、2.0Lエンジンを搭載しつつ、車体設計を一新。5ナンバー枠を最大限活用した箱型モノコックボディが採用されました。また、駆動方式は従来のFRベースからFFベースへと変更。この変更により、室内空間を最大限に活用できる設計が実現し、その有用性は現在の国産ミニバン全般に広く受け入れられるきっかけとなりました。

初代モデルでは新しいプラットフォームを採用し、FFレイアウトを活用することで広々とした室内空間を確保。さらに、5ナンバー枠内での寸法を最大限に生かした低床設計が特徴です。コンパクトながらゆとりある室内空間に加え、多彩なシートアレンジがミニバンの魅力を引き立てています。

2代目モデルは、初代の成功を踏まえてキープコンセプトとして登場。同じプラットフォームを採用しつつ、シートアレンジ機能がさらに進化しました。ワンプッシュで3列目シートを収納できる「ワンタッチスペースアップシート」や、乳幼児を乗せる負担を軽減する「チャイルドケアモード」が搭載され、ファミリー層から高い支持を集めます。

3代目モデルでは新開発のプラットフォームを採用し、ホイールベースを延長することで居住空間をさらに拡大。また、2列目シートに横スライド機能を追加し、最大810mmの超ロングスライドを実現しました。この世代ではハイブリッド車が新たに設定され、23.8km/Lという優れた燃費性能と高い居住性、利便性の両立が実現しています。

2022年に登場したノアの4代目モデルは、ミニバンの実用性と快適性を大幅に向上。先代と比べて全幅は35mm、全高は7mm拡大し、3ナンバー車となります。新プラットフォームの採用により、低重心化と高剛性化を実現し、安定した走行性能と快適な乗り心地を提供します。

外観はシャープな形状のヘッドライトを採用し、グリルの縁にアクセントを追加。モダンで力強い印象を与える洗練されたデザインとなりました。インテリアは広い室内空間と柔軟なシートアレンジが特徴で、ファミリー層に最適です。

パワートレインは、2L 直列4気筒DOHCガソリンエンジンと、1.8L 直列4気筒DOHCハイブリッドエンジンを採用。また、全車に「Toyota Safety Sense」を標準装備し、衝突回避支援や車線維持支援などの先進安全機能を搭載しました。

ノア S-Z

エアロボディの最上級モデル「ノア S-Z」

ノア S-Zは、ノアの中では最上級のグレードに位置づけられるモデルです。ハイブリッドエンジンも選択可能で、低燃費と環境性能を実現。実用性、快適性、安全性がバランスよく備わった一台です。

標準モデルのエクステリアは、以前の角ばったデザインから曲線を取り入れた柔らかな印象へと進化しました。フェンダーからバンパーまでのデザインは統一感があり、グリルの縁取りが細くなることで全体に優しい雰囲気を与えています。

一方、エアロモデルではスモークメッキとメッキ加工の組み合わせとなり、より華やかな印象を演出。また、大型化された専用フロントグリルが迫力と存在感を際立たせています。

標準モデルのタイヤにはブラック塗装の17インチアルミホイールを、エアロモデルではシルバーメタリック塗装の16インチアルミホイールを採用。

先進安全装備として「Toyota Safety Sense」が標準装備され、衝突回避支援や車線維持支援機能などが追加されました。

中古で購入する際の目安となる予算

ノア S-Zを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2022年式:336万円~458万円
2023年式:373万円~499万円
2024年式:402万円~438万円

ノア S-Zは、販売開始からまだ数年しか経っていないこともあり、現在中古車市場で流通しているものはいずれも高額です。新車販売価格と遜色ない価格で取り引きされています。

先代モデルとの比較

第4世代:(現行モデル):2022年~
ノア S-Zは、ノアの第4世代で登場した新しいグレードで、エアロボディの最上級グレードにあたります。最上級グレードならではのスタイリッシュなエクステリアと豪華なインテリアを備えている上に、装備も充実している点が大きな特徴です。

ガソリンエンジンとハイブリッドという2種類のモデルが用意され、それぞれに2WDと4WDが設定されています。

解放感のある車内には、上方にディスプレイオーディオやカラーヘッドアップディスプレイが配置されています。左右独立温度コントロールのフロントオートエアコンとリヤオートエアコンが標準搭載され、レーダークルーズコントロールなどの安全装備も充実。最上級グレードにふさわしい、圧巻の装備内容となっています。

エンジンは2L 直列4気筒で最高出力は170ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mmです。

人気のあるカラー

ノア S-Zのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・アティチュードブラックマイカ
・メタルストリームメタリック
・レッドマイカメタリック
・グリッターブラックガラスフレーク
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
・ホワイトパールクリスタルシャイン

この中では、青味がかった黒の「アティチュードブラックマイカ」とパールの高級感が漂う「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

ノア S-G

ファミリーユースに適したバランスのいいモデル「ノア S-Z」

ノア S-Gは、エアロボディのベーシックグレードで、快適性と実用性を重視したモデルです。上級グレードのS-Zよりも価格は手頃ですが、装備内容は必要十分。S-Zが7人乗りのみとなっているのに対してS-Gは、8人乗りも選択できます。

フロントバンパーやリヤバンパー、サイドバッドガードといった専用のエアロパーツが装着され、LEDフロントフォグランプなどと組み合わせることでノーマルボディとは段違いの迫力を演出。プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールなどがセットとなった予防安全機能の「Toyota Safety Sense」が標準装備されており、安全装備はバッチリです。

インテリアカラーはブラックのみですが、シート表皮には上級ファブリックが使用されており、高級感を演出しています。

中古で購入する際の目安となる予算

ノア S-Zを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2022年式:280万円~439万円
2023年式:304万円~497万円
2024年式:304万円~389万円

ノア S-Gに関しても、現在中古車市場で流通しているものの多くは新車販売価格と遜色ない価格で取り引きされています。人気車種ということもあり、現状でこのグレードの安い中古車を見つけるのは難しいかもしれません。

先代モデルとの比較

第4世代(現行モデル):2022年~
ノア S-Gもまた、2022年に誕生した新グレードで、エアロボディのベーシックグレードにあたります。

エクステリアは力強いフロントデザインとモダンなボディラインが特徴で、ファミリーユースに適したバランスの取れたスタイルを提供。インテリアでは運転席にステアリングヒーターや快適温熱シートを、後部座席にはオットマンとシートヒーターを備えた合成皮革+ファブリックを採用しています。

「Toyota Safety Sense」をはじめとした先進安全装備が標準搭載されており、ドライバーや乗員の安全をサポートします。また、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの選択肢があり、日常の経済性と走行性能の両方を満たす仕様となっているのが特徴です。

エンジンは2L 直列4気筒で最高出力は170ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mmです。

人気のあるカラー

ノア S-Gのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・アティチュードブラックマイカ
・メタルストリームメタリック
・レッドマイカメタリック
・グリッターブラックガラスフレーク
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
・ホワイトパールクリスタルシャイン

この中では、青味がかった黒の「アティチュードブラックマイカ」と、パールの高級感が漂う「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

ノア Si

ノア Si ブラッキッシュアゲハガラスフレーク

 

スポーティーなエクステリアが特徴の「ノア Si」

ノア Siは2代目から設定されたスポーティーなエクステリアが特徴の、ノアの中でも最も人気の高いグレードです。

特に2代目のノア Siでは、新型エンジンである3ZR-FSEが先行搭載されました。このエンジンはデュアルVVT-iとバルブマチックを採用したことで、CO2削減や低燃費、高出力やアクセルに対する応答性など高いレベルで達成した新世代のエンジンです。

また、下記のエアロパーツが追加されています。
・スモークメッキのフロントグリルや大型フロントバンパー
・フロントフェンダー
・リヤ大型バンパー
・リアスポイラー など

中古で購入する際の目安となる予算

ノア Siを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2007年式:39万円~95万円
2008年式:34万円~99万円
2009年式:39万円~85万円
2010年式:45万円~140万円
2011年式:50万円~165万円
2012年式:46万円~228万円
2013年式:59万円~164万円
2014年式:80万円~274万円
2015年式:113万円~248万円
2016年式:123万円~249万円
2017年式:165万円~336万円
2018年式:173万円~279万円
2019年式:231万円~369万円
2020年式:276万円~329万円
2021年式:流通量希少のため算出不可
2022年式:流通量希少のため算出不可

ノア Siは人気グレードということもあり、価格相場はどの年式も非常に安定しています。

先代モデルとの比較

第2世代:2007年~2014年
2代目から設定されたノア Siは標準グレードのノア Xに対し、エクステリアにスポーティーなエアロパーツを採用しているのが特徴です。この世代のノア Siでは、新世代エンジンとなる3ZR-FAEを他のグレードに先駆けて採用します。これは、吸・排気連続可変バルブタイミング機構の「デュアルVVT-i」とバルブリフト量連続可変機構の「バルブマチック」を組み合わせたエンジンです。これにより、高出力と高いドライバビリティ、省燃費、環境性能を高いレベルで達成しました。

10年以上経過している年式の車両もありますが、人気グレードであるため、流通台数も多く価格も高いものも見つけられます。

安定エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力158ps。ボディサイズは全長4630mm×全幅1720mm×全高1850mmです。

第3世代:2014年~2022年
この世代のノア Siは、ガソリン車は販売当初から、ハイブリッド車は2016年のマイナーチェンジに設定されました。エンジンは先代同様3ZR-FAEを、ハイブリッド車には3代目プリウスのハイブリッドシステムと同様の「THS II」を採用しています。

エクステリアは先代同様、大型フロントバンパー・リヤバンパーやリアスポイラーといったエアロパーツ、16インチアルミホイールを装着し、精悍なスタイルが特徴です。

先代よりも流通台数も多く、購入条件に見合った車種も選びやすくなっています。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4710mm×全幅1730mm×全高1825mmです。

人気のあるカラー

ノア Siのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ブラック
・ボルドーマイカメタリック
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク

この中では、重厚な黒が印象的な「ブラック」、シンプルながらもパールの高級感漂う「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

ノア X

ノア X ボルドーマイカメタリック

初代から登場したベーシックグレード「ノア X」

ノア Xは初代より設定されているベーシックグレードです。ベーシックグレードのため価格は抑えめな上に、エアコンやパワーウインドウ、集中ドアロックといった快適装備は標準装備されています。

他にも運転席・助手席エアバッグや、ABSといった安全装備も標準で装備されているため、日常使用に関してはなんら不都合のないグレードです。シート素材はファブリック、ホイールは15インチのスチールホイールを装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

ノア Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2002年式:39万円
2003年式:流通量希少のため算出不可
2004年式:34万円
2005年式:34万円~44万円
2006年式:19万円~54万円
2007年式:36万円~55万円
2008年式:54万円
2009年式:49万円~65万円
2010年式:42万円~69万円
2011年式:54万円~202万円
2012年式:49万円~89万円
2013年式:79万円~89万円
2014年式:65万円~219万円
2015年式:93万円~199万円
2016年式:88万円~280万円
2017年式:120万円~299万円
2018年式:135万円~297万円
2019年式:124万円~340万円
2020年式:159万円~339万円
2021年式:192万円~336万円
2022年式:227万円~320万円
2023年式:295万円~316万円
2024年式:269万円~376万円

ノア Xは初代から現行の3代目まですべてに設定されているグレードのため、どの世代も流通量は豊富です。そのため、予算や走行距離、車両の状態など条件に見合ったノアを探しやすいでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2001年~2007年
初代のノア Xはベーシックグレードとして設定されており、ノア X Gセレクションやノア X ナビスペシャル、ノア X エルセオエディションなどさまざまな限定・特別仕様車のベースになりました。

この世代は古いものでは20年近く経過しているため、良質な車両を探すのは少し難しいかもしれません。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力155ps。ボディサイズは全長4580mm×全幅1695mm×全高1850mmです。

第2世代:2007年~2014年
2代目のノア Xでも先代同様、ノア X スマートエディションやノア X Gエディションなど多数の限定・特別仕様車のベースとなりました。

この世代は価格もこなれつつありますが、高年式のものは5年ほどしか経過していないため、走行距離が短いものも確認できます。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力158ps。ボディサイズは全長4595mm×全幅1695mm×全高1850mmです。

第3世代:2014年~2022年
この世代からノア Xのハイブリッド車が追加されました。デュアルエアコンやLEDヘッドランプといった快適装備は標準装備しており、先代までのノア Xに比べて充実しています。

まだ、登場から5年ほどしか経っていない世代のため、車両の状態が良いものが多く流通しています。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mmです。

第4世代:(現行モデル):2022年~
ノア Xの第4世代は、ミニバンのエントリーグレードながら高い実用性と快適性を兼ね備えたモデルです。外観はシンプルながら洗練されたデザインで、幅広いユーザーに親しまれる落ち着いたスタイルが特徴。インテリアは、広々とした室内空間と機能的な設計が際立ち、7人または8人乗りの選択が可能で、家族やグループでの利用に最適です。

また、第4世代ではプラットフォームが刷新され、低重心化と高剛性化が図られたことで、快適な乗り心地と安定した走行性能を実現しました。安全装備として「Toyota Safety Sense」を標準装備し、衝突回避支援や車線維持機能などを提供。エントリーモデルでありながら、先進技術と快適性をバランスよく備えた一台です。

エンジンは2L 直列4気筒で最高出力は170ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mmです。

人気のあるカラー

ノア Xのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・メタルストリームメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・スパークリングブラッククリスタルシャイン
・スティールブロンドメタリック

この中では、白色の中に散りばめられたパールのきらめきが美しい「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

ノア G

ノア G ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク

装備が充実した最上級グレード「ノア G」

ノア Gは2代目から設定されたグレードで、ノアの最上級グレードとなります。最上級グレードということで、エアコンにはナノイー機能をプラスし、シートの素材には消臭機能付きのハイグレードファブリックなどを装備するなど、装備面が非常に充実しています。

先ほどご紹介したノア Xではモノクロだったマルチフォーメーションディスプレイは、このグレードではカラーになりました。エクステリアでは、エアロパーツなどは特に装備されておらず、ノア本来の落ち着いたスタイリングが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

ノア Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2007年式:39万円~65万円
2008年式:98万円
2009年式:流通量希少のため算出不可
2010年式:41万円~48万円
2011年式:68万円
2012年式:流通量希少のため算出不可
2013年式:流通量希少のため算出不可
2014年式:72万円~212万円
2015年式:95万円~219万円
2016年式:120万円~236万円
2017年式:140万円~278万円
2018年式:166万円~303万円
2019年式:180万円~329万円
2020年式:195万円~337万円
2021年式:233万円~280万円
2022年式:273万円~349万円
2023年式:268万円~354万円
2024年式:313万円~349万円

上級グレードということもあり、ノア X、ノア Siに比べて流通量はそれほど多くはありません。

先代モデルとの比較

第2世代:2007年~2014年
ノア Gは、2007年発売の2代目ノアに設定されました。ノアの中でも最も上級グレードに位置しており、クルーズコントロールや、デュアルパワースライドドアが標準装備となり、インテリアでも木目調パネルや本革巻きステアリング・シフトレバーが装備されています。

この世代は流通量の少なさに加え、年式の古さも手伝い、ほとんど中古車が出回っていない状況です。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力158ps。ボディサイズは全長4595mm×全幅1695mm×全高1850mmです。

第3世代:2014年~2022年
この世代のノア Gにはガソリン車とハイブリッド車に設定され、グレードの立ち位置は先代と変わらず最上級グレードとなっています。今モデルでも多彩な装備は健在で、ピアノブラックの上質なインテリアパネルをはじめ、本革巻きのステアリングやシフトノブを搭載。ノア全車に予防安全装備として「Toyota Safety Sense」が搭載されますが、ノア Gにはインテリジェントクリアランスソナーが標準装備として採用され、他グレードと差別化を図っています。

先代よりは多く流通しており、年式も新しいため、良質な車両も多いです。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mmです。

第4世代:(現行モデル):2022年~
ノア Gの第4世代は、上質さと機能性を兼ね備えたミドルグレードで、快適性と利便性をさらに高めたモデルです。

外観は、スタイリッシュなフロントデザインと上品なディテールが特徴で、高級感と親しみやすさを両立しています。インテリアでは、ソフトパッド素材や質感の高いシートを採用し、上位グレードに迫る快適な空間を提供。さらに、シートヒーターや多機能ディスプレイなどの便利な装備が充実しており、長距離ドライブでの快適性を追求しています。

第4世代では新プラットフォームが採用され、低重心化と高剛性ボディによる安定した走行性能を実現。「Toyota Safety Sense」を標準装備し、安全性能も抜かりありません。スタイル、快適性、安全性をバランスよく兼ね備えた選択肢として注目される一台です。

エンジンは2L 直列4気筒で最高出力は170ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mmです。

人気のあるカラー

ノア Gのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・メタルストリームメタリック
・アティチュードブラックマイカ
・スパークリングブラッククリスタルシャイン
・スティールブロンドメタリック

この中では、高級感のある黒色の「スパークリングブラッククリスタルシャイン」が人気です。

ノア YY

箱形ボディを生かしたユティリティスペースが特徴「ノア YY」

ノア YYは初代から2代目まで設定されたグレードです。ノアは通常7人または8人乗りとなりますが、このノア YYは3列目シートを撤去し、5名乗車としたことで箱形ボディを最大限生かしたユティリティスペースが特徴となります。

また、3代目では、ノア YYに相当するグレードは設定されませんでした。しかし、カタロググレードではないコンプリートカーとして設定されており、こちらは「ノア MU(マルチユティリティー)」という名称で販売されています。

中古で購入する際の目安となる予算

ノア YYを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:44万円
2007年式:41万円~44万円
2008年式:43万円~49万円
2009年式:59万円~86万円
2010年式:42万円~74万円
2011年式:47万円~77万円
2012年式:50万円~57万円
2013年式:62万円~115万円

ノア YYは初代・2代目通して流通量が少なく、価格相場も同年代の他グレードに比べると低くなる傾向にあります。

先代モデルとの比較

第1世代:2004年~2007年
ノア YYは、2004年8月より販売を開始しました。最大の特徴は本来7~8人乗りのノアの3列目シートを取り外し、広大なユティリティスペースとしたことにあります。これにより、乗用車の快適性と商用バンに準ずる積載性を確保したことで、多彩な用途が想定されることとなりました。

この世代は全体的に価格が安くなっていますが、流通量は少ないです。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力155ps。ボディサイズは全長4580mm×全幅1695mm×全高1850mmです。

第2世代:2007年~2014年
この世代のノア YYは2代目の販売期間のうち全期間に渡って設定されました。先代同様5名乗車とし、本来の3列目部分はユティリティスペースとしているのが特徴です。このユティリティスペースは先代と同じく、デッキボードで上下に仕切ることやテーブルとして活用が可能で、下段は荷物スペース、上段は就寝スペースといった使い方もできます。

先代同様、価格は安いですが、流通量は少ないため、比較検討して購入するのは難しいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力158ps。ボディサイズは全長4595mm×全幅1695mm×全高1850mmです。

人気のあるカラー

ノア YYのボディカラーは、下記の4色が設定されています。

・ブラック
・グレーメタリック
・シルバーメタリック
・ホワイトパールクリスタルシャイン

この中では、メタリック系シルバーの「シルバーメタリック」、次いで白色に美しいパールがきらめきを放つ「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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