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更新日:2025.03.28 / 掲載日:2020.11.20

日産 ルークスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

日産 ルークス

日産が販売する軽トールワゴンであるルークスに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

日産 ルークスの歴史

ルークスは、リモコン操作可能な両側スライドドアや低床フロアの採用。さらにラゲッジスペースも開口部のドアを大きくとったことで、人の乗り降りや荷物の積載性といった、高い利便性を持った車体構成が特徴です。

車名のROOX(ルークス)とは、「Room」と「Max」を合わせた造語であり、広い室内空間がセールスポイントであることを表しています。

2009年12月に初代が登場します。発売当初のエクステリアは、ロングルーフとハイルーフを組み合わせた箱形ボディとなっており、いわゆるトール型ワゴンと呼ばれるボディデザインでした。そのため、軽自動車としては非常に広い室内空間を持ち、大人4人がゆったりと座れる仕様になっていたのが特徴です。

インテリアでは、ウィンドウガラスの面積を広くとったことと頭上空間の余裕もあり、見晴らしのよい開放感あるキャビンとなっています。登場した当初は、以下の3つのグレードが設定されていました。
・ルークス E
・ルークス G
・ルークス ハイウェイスター

2014年2月に登場した2代目は先代とは車名が異なり、「デイズルークス」という名称がつけられています。デイズと同じく、日産自動車と三菱自動車の合弁会社である「NMKV」が、デザインなどの両社の強みを生かして開発されました。日産では「デイズルークス」、三菱では「eKスペース」という車名で販売されました。

2020年3月に「NMKV」のマネジメントにより、現行モデルである3代目が登場します。エクステリアは先代同様のトール型ワゴンボディを採用し、コンパクトなボディサイズと広い室内空間を両立させているのが特徴です。大人4人がゆったりと座れることはもちろん、ドア開口部の幅を大きくとったことで乗降性や積載性に配慮し、さらに使い勝手のよいものとなりました。

現行モデルには、下記のグレードが設定されています。
・ルークス S
・ルークス X
・ルークス ハイウェイスター X
・ルークス ハイウェイスター X プロパイロットエディション
・ルークス ハイウェイスター G ターボ プロパイロットエディション
・ルークス オーテック

2023年4月にルークスのマイナーチェンジが実施。エクステリアでは、日産車共通のデザイン要素を取り入れたフロントグリルを採用し、高級感と躍動感を向上。インテリアには、インパネやシート地に新色を導入し、統一感のある上質な空間を演出しました。

また、安全装備も強化され、「インテリジェント ルームミラー」や「LEDヘッドランプ」を新たに採用。さらに、ボディカラーには新色「カンジュクカシス」が追加され、選択肢の幅が広がりました。

ルークス ハイウェイスター

ルークス ハイウェイスター ミステリアスバイオレット

 

ハイウェイスターシリーズの「ルークス ハイウェイスター」

ルークス ハイウェイスターは、ルークスの誕生当初から設定されるグレードです。

このグレードは、セレナ、エルグランドなど日産ミニバンのカスタマイズカーシリーズであるハイウェイスターのコンセプトを継承しており、スタイリッシュなエクステリアとインテリアが特徴です。

装備面でも上位グレードらしく、メッキグリルにシャープな造形のヘッドランプ、専用ファインビジョンメーターやシックなファブリックのシート地を採用しています。

中古で購入する際の目安となる予算

ルークス ハイウェイスターを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2009年式:15万円~73万円
2010年式:15万円~79万円
2011年式:14万円~100万円
2012年式:15万円~85万円
2013年式:30万円~70万円
2020年式:60万円~201万円
2021年式:85万円~193万円
2022年式:91万円~200万円
2023年式:115万円~275万円
2024年式:142万円~242万円
2025年式:193万円~215万円

このグレードは人気車種であるため、中古車市場の流通数も多く、価格を重視したものから状態のよいものまで多くの選択肢があるため、条件に合った車両を探しやすいでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2009年~2013年
ルークス発売当初より設定されるグレードです。他の車種のハイウェイスターシリーズと同様に、エアロパーツやアルミホイールを用いたスタイリッシュなエクステリアと、専用やメーターやシックなファブリックの上質なインテリアが特徴となっています。

また、装備も充実しており、助手席側パワースライドドアやバイキセノンランプ、オートライトやオートエアコンといった装備が採用されました。

この世代は販売から時間は経過しているものの、流通量は豊富なので、車両の選択肢は幅広いでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。

第2世代(現行モデル):2020年~
この世代では、名称がルークス ハイウェイスター Xに変更しました。ハイウェイスターの伝統に則り、今モデルでも、アルミホイールと専用エアロパーツでスタイリッシュなエクステリアとなっています。

インテリアでも、メッキパーツやピアノブラックのインテリアパネルを用いた上質な仕上がりとなっているのが特徴です。

登場からまだ半年ほどしか経過していませんが、ある程度の台数は流通しています。そのため、多くの車両がまだまだ高い価格です。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mmです。

人気のあるカラー

ルークス ハイウェイスターのボディカラーは、モノトーン7色、2トーン5色が設定されています。

モノトーン
・ブラック
・カンジュクカシス
・チタニウムグレー
・フローズンバニラパール
・オーシャンブルー
・ホワイトパール
・プレミアムサンシャインオレンジ

2トーン
・アッシュブラウン×フローズンバニラパール2トーン
・カンジュクカシス×ホワイトパール2トーン
・フローズンバニラパール×アッシュブラウン2トーン
・スパークリングレッド×ブラック2トーン
・ホワイトパール×カンジュクカシス2トーン

このなかでは漆黒の「ブラック」と、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」が人気です。

ルークス ハイウェイスターターボ

ルークス ハイウェイスターターボ スノーパールホワイト

ハイウェイスターシリーズの最上位グレード「ルークス ハイウェイスターターボ」

ルークス ハイウェイスターターボは、ルークスが誕生した当初より設定されるグレードです。ルークスのハイウェイスターシリーズのなかでは、最上位グレードという位置づけとなっています。

メッキグリルにシャープな造形のヘッドランプ、専用ファインビジョンメーターやシックなファブリックシート地を採用するなどの基本的な構成は、ルークス ハイウェイスターと同様です。

唯一違うのは、ターボエンジンを搭載したことにあり、これにより走行性能が向上しました。また、このグレードのみ本革巻きステアリングを装着しています。

中古で購入する際の目安となる予算

ルークス ハイウェイスターターボを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2009年式:20万円~40万円
2010年式:18万円~79万円
2011年式:23万円~100万円
2012年式:16万円~85万円
2013年式:30万円~70万円

ルークス ハイウェイスターターボもハイウェイスター同様、人気の車種でした。そのため、中古車市場でもかなりの台数が流通しています。

先代モデルとの比較

第1世代:2009年~2013年
ルークス ハイウェイスターターボは、ルークス発売当初より設定されるグレードです。ルークスの他のグレードと同じく、プライバシーガラスやインテリジェントキー、ファインビジョンメーターなどを装備しています。

エクステリア、インテリア、装備などは、基本的にルークス ハイウェイスターと大きな違いはありませんが、ターボが追加されたことによって多人数の乗車時や荷物の積載量が多いときでも、余裕ある走りを体感することが可能です。

また、ハイウェイスターシリーズ独自の特別仕様車として、このルークス ハイウェイスターターボをベースにした派生グレードの「ルークス ハイウェイスターターボ アーバンセレクション」も登場しました。

ルークス ハイウェイスターターボはルークスのなかでも人気のグレードであったことから、登場から15年以上経過している現在でも、かなりの台数の中古車が流通しています。そのため、多数の中古車から比較検討した上で、条件に合った車両を探せるでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。

人気のあるカラー

ルークス ハイウェイスターターボのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ブルーイッシュブラック
・クリアベージュ
・ミステリアスバイオレット
・ルナグレー
・シルキーシルバー
・スノーパールホワイト

このなかではルークス ハイウェイスターと同様に、パール塗装が施された白色の「スノーパールホワイト」と、漆黒の「ブルーイッシュブラック」が人気です。

ルークス X

ルークス X プレミアムサンシャインオレンジ

最上位グレードとして装備が充実した「ルークス X」

ルークス Xは、初代である2012年6月のマイナーチェンジで新たに設定された最上位グレードです。このマイナーチェンジで他グレードの装備の充実のために廃止された「ルークス G」を代替する形で登場しました。

また、下位グレードである「ルークス E」との最大の違いは、安全装備と便利装備の充実にあります。運転席・助手席エアバッグに加え、サイドエアバックが装備され、助手席側スライドドアがパワースライドドアに変更されています。

中古で購入する際の目安となる予算

ルークス Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2012年式:26万円~85万円
2013年式:40万円~51万円
2020年式:68万円~182万円
2021年式:98万円~166万円
2022年式:110万円~164万円
2023年式:116万円~185万円
2024年式:119万円~200万円
2025年式:192万円

ルークス Xは販売期間が他のグレードに比べて短いため、特に初代の流通数は非常に少なくなっています。一方で、現行モデルは今年登場したばかりのため、低走行車や高年式車など状態のよい個体も多く見られます。

先代モデルとの比較

第1世代:2012年~2013年
ルークス Xはそれまで最上位グレードとして位置づけられていた「ルークス G」と入れ替わる形で、2012年6月のマイナーチェンジで登場しました。下位グレードの「ルークス E」とは車体、エンジンは共通となりますが、ホイールが14インチにサイズアップされています。

設定された期間も短いことから、中古車の流通量は非常に少ないです。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。

第2世代(現行モデル):2020年~
この世代のルークス Xでは、シンプルスマートハイブリッドを搭載したことで、燃費性能が大幅に向上しています。装備面でもインテリジェント エマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシストといった先進安全装備を採用しました。さらに、ハンズフリーオートスライドドアといった便利装備も充実しています。

登場から半年しか経過していないものの中古車の流通量は豊富で、全体的に価格は高めです。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mmです。

人気のあるカラー

ルークス Xのボディカラーは、モノトーン7色、2トーン3色が設定されています。

モノトーン
・ブラック
・アッシュブラウン
・シルキーライラック
・カクタスグリーン
・スターリングシルバー
・スパークリングレッド
・ホワイトパール

2トーン
・フローズンバニラパール×プレミアムサンシャインオレンジ2トーン
・ソルベブルー×ホワイトパール2トーン
・ホワイトパール×バブルガムピンク2トーン

このなかでは、2トーンよりもシンプルなモノトーンが好評で、漆黒の「ブラック」やパール塗装が施された白色の「ホワイトパール」が人気です。

ルークス E

ルークス E クリアベージュ

 

装備もシンプルで価格も抑えられた「ルークス E」

ルークス Eはルークス発売開始の2009年12月から、2009年3月の初代が生産終了するまで設定されていたルークスのなかでも最もベーシックなグレードです。

ベーシックグレードということで装備はシンプルなものとなりますが、その分価格は抑えられていました。

とはいえ、UVカットガラスやエアコンなどといった基本的な装備は標準で装備されています。また、シートアレンジや室内空間の広さは当時上位グレードであったルークス Gと遜色ありません。

中古で購入する際の目安となる予算

ルークス Eを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2009年式:34万円
2010年式:16万円~58万円
2011年式:25万円~47万円
2012年式:19万円~60万円
2013年式:29万円~70万円

ルークス Eはルークスのベーシックグレードとなっているため、他のルークスのグレードに比べると流通数はそれほど多くはありません。しかし、年数は経過しているので中古車も手を出しやすい価格となっています。

先代モデルとの比較

第1世代:2009年~2013年
ルークス Eは初代で設定されたグレードのなかでも、最もベーシックなグレードとして位置づけられています。

ルークスは扱いやすいコンパクトサイズに、軽自動車では最大級となる室内空間が与えられているのが特徴で、大人4人がゆったりと過ごせるスペースを確保しています。両側スライドドアや低床フロアを採用したことから、乗り降りも荷物の載せ降ろしも、人に優しい使い勝手となっています。

その他の装備として、ワンタッチでエンジンを始動できるプッシュエンジンスターターや、キーを取り出すことなくスマートに鍵を施錠・解錠することができるインテリジェントキー、エアコンの冷風を利用した保冷機能を持ったグローブボックスなどを装備しています。

これらの機能を搭載していることから、ベーシックグレードながらも充実した装備が特徴です。

ルークス Eの中古車は他のグレードに比べると決して多いとは言い切れませんが、それでもある程度の台数は流通しています。販売から15年以上経過しているので、価格も低めです。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。

人気のあるカラー

ルークス Eのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ブルーイッシュブラック
・アクアベールブルー
・ブルームピンク
・シルキーシルバー
・スノーパールホワイト
・クリアベージュ

このなかでは、漆黒の「ブルーイッシュブラック」や、淡いピンク色の「ブルームピンク」、パール塗装が施された白色の「スノーパールホワイト」が人気です。

※本記事は、2025年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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