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更新日:2024.12.09 / 掲載日:2020.11.26

ダイハツ ウェイクの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

ダイハツ ウェイク

ダイハツから「ドデカク使おう」のキャッチフレーズとともに発表された「ウェイク」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

ダイハツ ウェイクの歴史

ウェイクは、視界の良さと荷室の広さに着目し、日常からレジャーまでさまざまな用途で使える新ジャンルの軽自動車です。大人4人がゆったりと乗車でき、レジャー使用時に大人が車内で狭さを感じることなく着替えができる室内空間。乗り降りの際に子どもはかがむことなく、成人やお年寄りは腰を曲げずに、楽な姿勢で乗り込むことを可能としています。

2014年、現行モデルである初代が登場しました。発売当初のグレードは、以下の4つのグレード体系です。

・ウェイク D
・ウェイク L
・ウェイク X
・ウェイク G

それぞれにダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」を搭載したグレードも用意しています。

エクステリアは、フロントバンパーのコーナーを大きくすることで「塊感」を演出。2トーンカラーのバンパーとメッキ加飾したフォグランプや縦長のクォーターウィンドウ、プロテクター風サイドターンベゼルで個性を表現しました。基本的に全車LEDヘッドランプを採用し、さらにU字に光るクリアランスランプが特徴です。また、フロントグリルのエンブレムは専用のデザインとなっています。

インテリアは、インパネ上面をフラットにすることで見晴らしの良さを表現させ、さらに金属加飾をほどこした立体センターメーターを採用しました。

2015年のマイナーチェンジでは、アウトドアブランド「モンベル」とサーファー向け波情報サイト「波伝説」との共同開発を行います。キャンプ・登山に特化した特別仕様車「モンベルバージョン」、サーフィンに特化した「波伝説バージョン」を以下の4つに設定しました。

・ウェイク X
・ウェイク X SA
・ウェイク L
・ウェイク L SA

2016年のマイナーチェンジでは、進化した予防安全機能「スマートアシストII」に変更します。同じタイミングで、ウェイクの特長であるレジャー用途に最適な新グレードとして、下記の2つを追加しました。

・ウェイク L レジャーエディションSAII
・ウェイク Gターボ レジャーエディション SAII

2017年のマイナーチェンジでは、スマートアシストがさらに進化し、「スマートアシストIII」に変更となります。

2018年、特別仕様車を3グレード発売します。

・L”スペシャルリミテッド SA III”
・L”リミテッド SA III”
・Gターボ”リミテッド SA III”

L”スペシャルリミテッド SA III”には、左側パワースライドドアや14インチフルホイールキャップを、L“リミテッドSAⅢ”およびGターボ”リミテッド SA III”は、LEDランプを特別装備しています。

2021年にも特別仕様車「VS」が登場。

・Gターボ“VS SAⅢ”
・L“VS SAⅢ”

VSには、アウトドアやレジャー向けに、汚れに強い防水の樹脂製イージーケアフロアやマルチフックなどが取り入れられています。

2022年8月、ダイハツの公式サイトでウェイクの生産終了が発表され、同年9月には販売が終了しました。

ウェイク D

ウェイク D

 

装備を簡素化し価格を抑えた「ウェイク D」

ウェイク Dは、ウェイクの誕生当時から現在も設定されているウェイクの最廉価グレードです。標準グレードとして、装備も簡素化されています。

下記の装備を厳選することで価格を抑えているのが特徴です。

・電動格納式カラードドアミラー
・メッキ加飾なしのシフトノブ
・キーレスエントリー
・ダイヤル式マニュアルエアコン

また、シートには撥水加工ファブリックシート、ステアリングホイールやシフトノブの素材はウレタンを採用しました。

中古で購入する際の目安となる予算

ウェイク Dを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:39.9万円~104.5万円
2015年式:49.8万円~115.7万円
2016年式:41万円~90.1万円
2017年式:35.8万円~107.8万円
2018年式:56万円~99.2万円
2019年式:59万円~86万円
2021年式:105.8万円

中古車市場にはそれなりの台数が流通していますが、年式ごとに見ていくとあまり多いとはいえません。最廉価グレードとして必要最小限の装備しか備えていないので、もう少し上のグレードで探してみてもいいのではないでしょうか。

先代モデルとの比較

第1世代(現行モデル):2014年~
ウェイク Dはウェイクが誕生した当初から設定されているグレードです。シートにはチェックパターンの撥水加工ファブリックシート、ステアリングホイールやインパネセンターシフトの素材はウレタンを採用しています。

ウェイクの中でも標準グレードとして位置づけられているため、装備も簡素化されているので、必要最小限の装備しか搭載していません。そのため、ダイヤル式マニュアルエアコンやパワースライドドアも装備されませんでした。

また、2015年式まではLEDヘッドライトを採用していましたが、それ以降の年式ではハイゼットキャディーと共通のハロゲンヘッドライトを採用するようになりました。

このグレードの中古車はそれなりの台数が流通しているものの、年式別に見ていくとそれほど多いというわけではないので注意が必要です。2015年式のものはそれなりに選択肢もありますが、他の年式はあまり流通していないのでしっかりと車両状態を確認した上で購入を決めることをおすすめします。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1835mmです。

人気のあるカラー

ウェイク Dのボディカラーは、モノトーン8色、2トーン4色が設定されています。

モノトーン
・オフビートカーキメタリック
・トニコオレンジメタリック
・レイクブルーメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・レザーブルークリスタルシャイン
・シャイニングホワイトパール
・タングステングレーメタリック
・ブラックマイカメタリック

2トーン
・シャイニングホワイトパール×オフビートカーキメタリック
・シャイニングホワイトパール×トニコオレンジメタリック
・シャイニングホワイトパール×レイクブルーメタリック
・シャイニングホワイトパール×レザーブルークリスタルシャイン

この中では、パール塗装が施された白色の「シャイニングホワイトパール」が人気です。

ウェイク X

ウェイク X モンベル

ウェイク誕生当初の上級グレード「ウェイク X」

ウェイク Xはウェイクの誕生当初から2016年に行われたマイナーチェンジまで設定されていたグレードです。誕生した当初は、ウェイクの上級グレードという位置づけでした。

標準グレードであるウェイク Dの装備に加えて、下記の内容を追加しています。

・オートエアコン
・メッキ加飾付マルチリフレクターハロゲンフォグランプと14インチアルミホイール
・タコメーター付大型3眼センターオプティトロンメーター
・メッキエアコンレジスターノブ
・メッキインナードアハンドル(運転席/助手席)
・格納式リアドアサンシェード など

中古で購入する際の目安となる予算

ウェイク Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:39.9万円~125.8万円
2015年式:27万円~129万円
2016年式:41万円~158万円

ウェイク X は設定されていた期間も2年程度と短いため、流通量はあまり多くはありません。また、2015年式はかなりの台数が流通しているため、いくらか選択肢はありますが、それ以外の年式は数台しか流通していないという状況です。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2016年
ウェイク Xはウェイクが誕生した当初から、2016年まで設定されていたグレードです。販売された当初は、上級グレードとして位置づけられていました。

エンジンには、水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを搭載しています。インテリアでは、フラットなインパネ上面で見晴らしの良さを表現させました。さらに、メーターは金属加飾をほどこし、堂々とした印象の立体センターメーターを標準で採用しています。

2015年6月には、このウェイク Xをベースにアウトドアブランドのモンベルやサーファー向け波情報サイトの波伝説と共同開発した特別仕様車が誕生しました。しかし、2016年に行われたマイナーチェンジでウェイク Xは廃止となります。

このグレードの中古車は設定されていた期間が短いこともあり、流通している台数は多くはありません。3年ほどの設定期間の中で、2015年式のものはある程度流通していますが、他の年式は数台程度の流通のため、車両の状態をしっかりと確認した上で購入を決めることをおすすめします。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力 64ps。ボディサイズ全長3395mm×全幅1475mm×全高1835mmです。

人気のあるカラー

ウェイク Xのボディカラーは、モノトーン8色、2トーン3色が設定されています。

モノトーン
・オフビートカーキメタリック
・トニコオレンジメタリック
・ブルーマイカメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・フェスタイエロー
・ホワイトパールIII
・タングステングレーメタリック
・ブラックマイカメタリック

2トーン
・ホワイトパールIII×オフビートカーキメタリック
・ホワイトパールIII×トニコオレンジメタリック
・ホワイトパールIII×フェスタイエロー

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールIII」と漆黒の「ブラックマイカメタリック」が人気です。

ウェイク X SA

ウェイク Xをベースにスマートアシストを搭載した「ウェイク X SA」

ウェイク X SAは、ウェイクの誕生当初から2016年に行われたマイナーチェンジまで設定されていたグレードです。同時期に発売されていたウェイク Xをベースに、スマートアシストを搭載したモデルとなっています。

基本的な装備はウェイク Xと変わらず、以下の内容を装備しています。

・オートエアコン
・メッキ加飾付マルチリフレクターハロゲンフォグランプと14インチアルミホイール
・タコメーター付大型3眼センターオプティトロンメーター
・メッキエアコンレジスターノブ
・メッキインナードアハンドル(運転席/助手席)
・格納式リアドアサンシェード

中古で購入する際の目安となる予算

ウェイク X SAを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:48万円~117.9万円
2015年式:29.8万円~134.9万円
2016年式:80万円~119.8万円

このグレードの中古車は、ウェイクの他のグレードよりも圧倒的に多くの台数が流通しています。やはり上級グレードであること、さらにスマートアシストも搭載していることもあって価格は比較的高めとなっているようです。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2016年
ウェイク X SAはウェイクが誕生した当初から、2016年まで設定されていたグレードです。グレード名の通り、ウェイク Xをベースに開発され、スマートアシストを搭載しています。

基本的にスマートアシストを装備している以外は、ウェイク Xとほとんど変わりません。ウェイク Xと同様にインテリアでは、フラットなインパネ上面で見晴らしの良さを表現させました。さらに、メーターは金属加飾をほどこし、堂々とした印象の立体センターメーターを標準で採用しているのが特徴です。

上級グレードでありながら、スマートアシストを搭載したモデルだけあってウェイクの中でも人気のグレードでしたが、2016年に行われたマイナーチェンジで、ウェイク X SAは廃止となります。

このグレードは同時期に設定されていた他のグレードと比べると、圧倒的に中古車の流通量が多いです。そのため、選択肢も豊富なので、希望に合った車両を探すこともそれほど難しくはないでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力 64ps。ボディサイズ全長3395mm×全幅1475mm×全高1835mmです。

人気のあるカラー

ウェイク X SAのボディカラーは、モノトーン8色、2トーン3色が設定されています。

モノトーン
・オフビートカーキメタリック
・トニコオレンジメタリック
・ブルーマイカメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・フェスタイエロー
・ホワイトパールIII
・タングステングレーメタリック
・ブラックマイカメタリック

2トーン
・ホワイトパールIII×オフビートカーキメタリック
・ホワイトパールIII×トニコオレンジメタリック
・ホワイトパールIII×フェスタイエロー

この中ではウェイク Xと同様に、パール塗装が施された白色の「シャイニングホワイトパール」や漆黒の「ブラックマイカメタリック」が人気です。

ウェイク G

ウェイク G

 

ウェイク誕生当初の最上級グレード「ウェイク G」

ウェイク Gは、ウェイクが誕生した当時の最上級グレードです。

エンジンは、水冷3気筒ターボエンジンを搭載しています。ウェイク Xの装備にシルバードアアームレスト(運転席/助手席)を追加し、本革巻きステアリングホイール、メッキ加飾本革シフトノブ、上下2段調節式デッキボードを装備しました。

パワースライドドアは運転席側も追加して、両側仕様にグレードアップ。さらに、ホイールも15インチアルミホイールにサイズアップさせました。

中古で購入する際の目安となる予算

ウェイク Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:84.8万円~106万円
2015年式:40万円~139.9万円
2016年式:78.8万円~113.6万円

ウェイク Gも設定期間が3年ほどと短いこともあり、流通している中古車の台数はそこまで多くありません。また、最上級グレードであるため、ウェイク Dやウェイク Xに比べるとわずかながら高い価格で取引されています。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2016年
ウェイク Gはウェイクが誕生した当初から、2016年まで設定されていたグレードです。誕生した当時は、ウェイクの最上級グレードとして位置づけられていました。

エンジンは、水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを搭載しています。ステアリングホイールは本革巻に、インパネセンターシフトはシルバー加飾付きの本革シフトノブが採用されました。

また、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)とスーパークリーンエアフィルターをセット化させて搭載しています。さらに、パワースライドドアは助手席側と運転席側の両側に装着しました。

ウェイク Gは誕生当初の最上級グレードであることから、他のグレードよりは全体的に高い価格で取引されています。しかし、設定されていた期間は短いので、中古車の選択肢はそこまで多くはありません。そのため、無理にこのグレードから探し出すよりは、入れ替わる形で登場したウェイク Gターボ SAIIの方を選んだほうが装備面、流通量から見ても賢明でしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力 64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1835mmです。

人気のあるカラー

ウェイク Gのボディカラーは、モノトーン8色、2トーン3色が設定されています。

モノトーン
・オフビートカーキメタリック
・トニコオレンジメタリック
・ブルーマイカメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・フェスタイエロー
・ホワイトパールIII
・タングステングレーメタリック
・ブラックマイカメタリック

2トーン
・ホワイトパールIII×オフビートカーキメタリック
・ホワイトパールIII×トニコオレンジメタリック
・ホワイトパールIII×フェスタイエロー

この中ではウェイク Dと同様に、パール塗装が施された白色の「シャイニングホワイトパール」が人気です。

※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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