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更新日:2020.11.26 / 掲載日:2020.11.26

トヨタ エスクァイアの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

トヨタ エスクァイア

ノアとヴォクシーをベースに上質感・上級感・高級感を持たせることを目的に開発されたトヨタ エスクァイアに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

トヨタ エスクァイアの歴史

エスクァイアは、ノアとヴォクシーをベースに上質感・上級感・高級感を持たせることを目的にトヨタから開発され、3車種とも同時に開発が進められていましたが、発売時期はエスクァイアのみ遅れてしまいます。そして、エンジンやプラットフォームなどは、ノアとヴォクシー共通のものが採用されました。

2014年10月にエスクァイアは発売されます。当時は、「Xi」と「Gi」の2つのグレードが設定され、それぞれにガソリンモデルとハイブリッドモデルが設定されました。

姉妹車であるノアとヴォクシーに比べて、より上品さと高級さを備えたデザインとなっています。また、バンパー下まで伸びたフロントマスクを極端に強調した大型メッキグリルを採用しており、角ばったデザインとなっているのが特徴です。

その堂々たる風格と気品はどっしりとしたものになっており、高級感における圧倒的な違いが一目で分かるデザインとなっています。クラウンやBMWなどの高級車が採用している縦型グリルを加えることで、特別な存在感を放ちました。車高の高さと広い車内空間としては、5ナンバーサイズとは思えないほどの広い室内空間と、乗り降りしやすい低床設計への工夫がされているところが大きな特徴です。

2017年7月にはマイナーチェンジが行われます。このとき、エスクァイアの最上級グレードである「Gi プレミアムパッケージ」をガソリンモデルとハイブリッドモデルそれぞれに追加しました。また、切削光輝加工とダークグレーメタリック塗装を施している新開発の15インチアルミホイールをエスクァイア全車に標準装備させています。

同年10月には、乗降時にセカンドシートが回転して前傾するモデルの「Xi サイドリフトアップチルトシート装着車」を追加しました。

2020年4月にはグレード体系の見直しが行われ、発売当初から設定されていたXiグレードが廃止に。以降は「Gi」と「ハイブリッドGi」のみ設定されています。

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エスクァイア Gi

かなり充実した装備の「エスクァイア Gi」

エスクァイア Giは、エスクァイアの上級グレードとして誕生しました。

兄弟車であるノアやヴォクシーよりワンランク上の高級感をコンセプトに開発されているため、ベースグレードでもかなり充実した装備となっているのが特徴です。

鍵を取り出すことなくドアの解錠や施錠ができるスマートエントリーシステムや両側のパワースライドドアといった便利な装備も搭載しています。

しかし、2020年4月にグレードの見直しが行われ、下位グレードであるエスクァイア Xiが廃止されたため、ベースグレードとなりました。

中古で購入する際の目安となる予算

エスクァイア Giを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:133万円~278万円
2015年式:113万円~255万円
2016年式:139万円~285万円
2017年式:188万円~286万円
2018年式:206万円~470万円
2019年式:198万円~335万円

エスクァイア Giの中古車の流通量はとても多いのが特徴です。また、全体的に走行距離も少なく、車両状態も良い車両が多いため、高額で取引されています。

先代モデルとの比較

第1世代(現行モデル):2014年~
エスクァイア Gi は、エスクァイアが誕生した当初から設定されているグレードです。登場した当初は、上級グレードとして位置づけられていたため、搭載されている装備はかなり充実しています。

インテリアでは、本革&黒木目調コンビステアリングホイール、ピアノブラック塗装のコントロールパネルなど、居心地の良い豪華で上品なモダンインテリアを備えました。さらに、エスクァイア専用の迫力と臨場感のある音響空間を実現したエスクァイア・パノラミックライブサウンドシステムも搭載されています。

また、安全装備では、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、オートマチックハイビームなどトヨタの安全機能「Toyota Safety Sense」が標準装備されました。

2020年4月にグレードの見直しが行われて以降は、ベースグレードとして位置づけられています。

このグレードの中古車の流通量は非常に多いです。比較的新しい年式であることから価格は高めですが、条件に合った車両を探しやすいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mmです。

人気のあるカラー

エスクァイア Giのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・ブラック
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ボルドーマイカメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

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エスクァイア Xi

誕生した当初のベースグレード「エスクァイア Xi」

エスクァイア Xiは、エスクァイア誕生した当初から2020年4月まで設定されていたグレードです。ベースグレードに位置しており、基本的な機能や装備は搭載されています。リーズナブルかつ高級感のあるグレードとして人気がありました。

ステアリングやシフトレバーは本革を採用しており、タイヤホイールにはアルミホイールを採用しています。スライドドアは片側のみの採用でしたが、開口部は大きめになっているので、ファミリーカーとしての利便性にも優れていました。

中古で購入する際の目安となる予算

エスクァイア Xiを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:195万円~202万円
2015年式:89万円~219万円
2016年式:124万円~230万円
2017年式:134万円~268万円
2018年式:173万円~294万円
2019年式:189万円~289万円

エスクァイア Xiは上級グレードのエスクァイア Giに比べると流通量は少ないものの、それなりの数は流通しています。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2020年
エスクァイア Xi は、エスクァイアが誕生した当初から2020年4月にマイナーチェンジが行われるまで設定されていたグレードです。発売当初から、エスクァイアのベースグレードとして位置づけられていました。

インテリアでは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて合成皮革、金属調加飾やステッチを採用しています。エクステリアは、バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリルや、ドアハンドルやバックドアにメッキ加飾を施すことで高級感と圧倒的な存在感を表現しました。

また、環境性能としては、高効率のバルブマチックやSuper CVT-iなどの採用することで、このクラスのガソリン車でトップレベルを確保しています。

安全装備としては、夜間走行時に室内カメラのセンサーが先行車や対向車のヘッドランプ、ハイビームとロービームを自動で切り替え、ドライバーの前方視界確保を支援するオートマチックハイビームや高輝度の光で夜間走行時の安心感を高めるLEDヘッドランプを採用しました。

つい最近まで設定されていたグレードなので、流通量はそれなりに多く、車両状態のよいものも確認できます。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力152ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mmです。

人気のあるカラー

エスクァイア Xiのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・ブラック
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ボルドーマイカメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック

この中ではエスクァイア Giと同様に、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

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エスクァイア ハイブリッドGi

エスクァイア ハイブリッドGi ホワイトパールクリスタルシャイン

ハイブリッドモデルの上級グレード「エスクァイア ハイブリッドGi」

エスクァイア ハイブリッドGiは、エスクァイアのハイブリッドモデルの上級グレードです。

エスクァイア Giの機能として、下記の内容を標準装備しています。
・定速走行のクルーズコントロール
・清浄な空気環境を保つナノイー
・デュアルパワースライドドア

また、ステアリングホイールは、黒木目調加飾付きの本革巻を採用し、リヤオートエアコンも標準装備されています。メーカーオプションとしては、スマホなどを置くだけで充電することができる「置くだけ充電」という機能を選択することも可能です。

中古で購入する際の目安となる予算

エスクァイア ハイブリッドGiを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:155万円~229万円
2015年式:135万円~273万円
2016年式:169万円~279万円
2017年式:199万円~319万円
2018年式:220万円~329万円
2019年式:254万円~319万円

エスクァイア ハイブリッドGiはガソリンモデルのエスクァイア Giと比べると、全体的に高い価格で取引されています。

先代モデルとの比較 人気のあるカラー

第1世代(現行モデル):2014年~
エスクァイア ハイブリッドGiは、エスクァイアが誕生した当初から設定されているハイブリッドグレードです。ベースは標準グレードであるエスクァイア Giを採用しています。

迫力あるフロントグリルにメッキパーツをあしらったエクステリア、シックなトーンでまとめられたインテリアなど上質感のあるデザインが特徴です。

細部の実用性にもこだわっており、簡単な操作で格納できる後部座席や荷室の床下収納を装備しています。シート表皮は合成皮革となっており、色はバーガンディ&ブラック、ブラック&ブラックから選択することが可能です。また、安全装備では不慮の事故に備える自動ブレーキも搭載しました。さらにこのグレードでは、リヤオートエアコンを標準装備しています。

また、スマホを置くだけ充電できる機能をメーカーオプションで取り付けることが可能です。

エスクァイア ハイブリッドGiの中古車は、かなりの台数が流通しています。そのため、希望に合った車両を探しやすいでしょう。ただし、ガソリンモデルのエスクァイア Giと比べると高めなので、その点は注意しておくといいでしょう。

エンジンは1.8L直列4気筒ターボ+モーター最高出力99ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm全高1825mmです。

人気のあるカラー

エスクァイア ハイブリッドGiのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・ブラック
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ボルドーマイカメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック

この中では、高級感漂う黒色の「ブラック」が人気です。

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エスクァイア ハイブリッドXi

エスクァイア ハイブリッドXi ボルドーマイカメタリック

ハイブリッドエンジン搭載のベースグレード「エスクァイア ハイブリッドXi」

エスクァイア ハイブリッドXiは、ハイブリッドエンジンを搭載したベースグレードです。ベースグレードでも十分に上質感が味わえるように、ハイブリッドの特徴である立ち上がりの静粛性がよいものとなっています。

また、エスクァイア ハイブリッドXiはガソリンモデルのエスクァイア Xiよりも40万円ほど高額になりますが、エスクァイア Xiが標準装備していない快適温熱シートやスマートエントリー、盗難防止システムなどを装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

エスクァイア ハイブリッドXiを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:127万円~175万円
2015年式:108万円~239万円
2016年式:158万円~219万円
2017年式:198万円~259万円
2018年式:220万円~259万円
2019年式:256万円

エスクァイア ハイブリッドXiは、同じくエスクァイアのハイブリッドグレードであるエスクァイア ハイブリッドGiと比べると流通量は少ないです。そのため、じっくり比較検討した上で購入を決めることをおすすめします。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2020年
エスクァイア ハイブリッドXiは、エスクァイアが誕生した当初から設定されている2020年4月まで設定されていたハイブリッドグレードです。

ベースとなっているエスクァイア Xi同様に、下記の機能も十分に備えています。
・助手席側パワースライドドア搭載
・消臭機能付きファブリックシート採用
・センターコンソールや快適温熱シート搭載

さらに、ステリングやシフトレバーなどはエスクァイア ハイブリッドGiとほとんど変わらないため、高級感と上質さは十分にあり、運転しながらも高級感を味わうことができるようになっていてお得感のあるグレードです。駆動方式は2WD、乗車人数は7人の設定しか用意されませんでした。

エスクァイア ハイブリッドXiは、エスクァイアにラインナップされたグレードの中でも価格が一番安く、その割に機能が充実しているため、中古車市場でも人気があります。しかし、流通量は多いというわけではないので、じっくりと比較して検討した上で購入を決めたほうがいいでしょう。

エンジンは1.8L直列4気筒ターボ+モーター最高出力は99ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mmです。

人気のあるカラー

エスクァイア ハイブリッドXiのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・ブラック
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
・ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
・ボルドーマイカメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック

この中ではエスクァイア Giやエスクァイア Xiと同様に、パール塗装が施された白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

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※本記事は、2020年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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