中古車購入
更新日:2025.01.08 / 掲載日:2020.11.26
スズキ エブリイワゴンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

セミキャブオーバータイプの乗用車で貨物車であるスズキ エブリイの派生モデルにあたるエブリイワゴンに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
スズキ エブリイワゴンの歴史
エブリイワゴンは、ベースモデルのエブリイが1999年4代目にフルモデルチェンジされた際、その乗用車バージョンとして誕生しました。フロントにクラッシャブルゾーンをもつセミキャブオーバータイプのボディは共通していますが、ラゲッジスペースの制約がないエブリイワゴンでは、リアシート周りのスペースがより広く取られています。荷物の量や乗員の体格にあわせることができるため、エブリイよりもさらに快適な居住性を実現させているのが特徴です。1999年6月にエブリイワゴンの初代が登場します。登場した当初は、下記2つのグレードが設定されていました。
・ジョイポップターボ
・ジョイポップエアロターボ
2000年には、スズキの創立80周年を記念して、エブリイワゴン ジョイポップターボをベースにしてエクステリアの質感を高めたエブリイワゴンの特別仕様車である「エブリイワゴン ジョイポップターボEX」を発売します。
2001年には、エアロパーツを装着したお買い得なスポーティーモデルの「エブリイワゴン 21世紀記念スペシャルEX-II」を発売しました。
2005年8月にフルモデルチェンジが行われ、2代目が登場します。この世代が登場した当初には、下記4つのグレードを設定されました。
・JP
・JPターボ
・PZターボ
・PZターボスペシャル
特に、PZターボ、PZターボスペシャルには軽自動車では初めての装備となるドアハンドルやスイッチひとつでドアを自動で開閉することができるパワースライドドアが採用されました。
2015年2月には、およそ9年半ぶりにフルモデルチェンジが行われ、現行型の3代目が登場します。室内長・室内高を拡大させ、フロントシートをベンチシートに変更しました。下記の3つのグレード展開となり、それぞれに標準ルーフとハイルーフを設定しています。
・JPターボ
・PZターボ
・PZターボスペシャル
この世代では、軽快な走りと低燃費を両立させ、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全技術をエブリイワゴン全車に標準装備させています。
2022年には大幅な改良が行われ、ほぼ全車にCVTを採用。エンジン効率の見直しとアイドリングストップ機能の改良により、燃料消費がさらに抑えられました。また、スズキの最新技術であるデュアルセンサーブレーキサポートの改良版を搭載し、車線逸脱警報機能や後退時のブレーキサポートも追加されています。
デザイン面では、外観に新しいグリルデザインが採用され、ボディカラーはメタリックカラーを中心としたラインアップを拡充。一方で、内装にも改良が加えられ、インパネアッパーポケットやインパネアンダーボックスなど、座席周りの収納が充実しているのも特徴。日常の使い勝手を重視するユーザーから長距離ドライブを楽しむユーザーまで、幅広いニーズに応える一台です。
エブリイワゴン PZターボスペシャル ハイルーフ

エブリイワゴン最上級グレード「エブリイワゴン PZターボスペシャル ハイルーフ」
下記の2つが標準装備され、最上級グレードにふさわしい内容となっています。
・ディスチャージヘッドライト
・フォグランプ・フルオートエアコン
ステアリングが革巻きでない点は残念ですが、他車種の上級グレードに遜色ない装備がそろい、ターボエンジンの快適さもあいまって高い満足感が得られるでしょう。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2010年式:42万円~168万円
2011年式:49万円~129万円
2012年式:36万円~156万円
2013年式:53万円~129万円
2014年式:35万円~126万円
2015年式:79万円~159万円
2016年式:75万円~190万円
2017年式:75万円~263万円
2018年式:82万円~228万円
2019年式:139万円~265万円
2020年式:125万円~171万円
2021年式:140万円~251万円
2022年式:140万円~204万円
2023年式:145万円~225万円
2024年式:172万円~264万円
このグレードの中古車価格は、年式や走行距離に比例して上下しています。貨物車のエブリイほど数は多くないですが、キャンパー仕様などにカスタマイズされたものも多いです。
先代モデルとの比較
この世代のエブリイワゴン PZターボスペシャル ハイルーフとベースのPZターボ ハイルーフとの違いは、電動オートステップや14インチアルミホイールが標準装備されている点です。
このグレードの中古車の流通量は比較的多く、数十万円の価格で購入できるものもあります。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1880mmです。
第3世代(現行モデル):2015年~
DA17W型と呼ばれる現行のエブリイワゴン PZターボスペシャル ハイルーフでは、FR及び4WDの駆動方式や4速ATを採用する点が、先代モデルと共通しています。また、R06A型のターボエンジンが新たに採用され、最大トルクの発生回転数が若干低くなったため、日常ユースでの使い勝手がさらに高まりました。
DA17W型のエブリイワゴン PZターボスペシャル ハイルーフは現行モデルということもあり、中古車価格は若干高めです。それでも走行距離の多いものは100万円以下で購入できるものもあるため、車両価格とコンディションのバランスがとれたものを見つけるのも難しくありません。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1910mmです。
人気のあるカラー
・ブルーイッシュブラックパール3
・クールカーキパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
・モスグレーメタリック
・デニムブルーメタリック
この中では、明るいシルバー色の「シルキーシルバーメタリック」が人気です。
エブリイワゴン JPターボ

価格が抑えられた標準グレード「エブリイワゴン JPターボ」
先代モデルにはNAエンジン搭載のJPもありましたが、現行モデルではターボエンジンモデルのみが用意されています。
ヘッドライトはハロゲン式、アルミホイールはオプション設定すらされていませんが、最上級のPZターボスペシャルよりも20万円以上安い車両本体価格で、エブリイワゴンの魅力を手軽に享受できるグレードです。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:流通量希少のため算出不可
2007年式:流通量希少のため算出不可
2008年式:流通量希少のため算出不可
2009年式:流通量希少のため算出不可
2010年式:流通量希少のため算出不可
2011年式:流通量希少のため算出不可
2012年式:流通量希少のため算出不可
2013年式:流通量希少のため算出不可
2014年式:流通量希少のため算出不可
2015年式:45万円~192万円
2016年式:69万円~185万円
2017年式:67万円~193万円
2018年式:86万円~231万円
2019年式:92万円~199万円
2020年式:120万円~170万円
2021年式:90万円~242万円
2022年式:106万円~384万円
2023年式:132万円~423万円
2024年式:160万円~269万円
中古車の台数はあまり多くありませんが、新車価格が異なる他のグレードよりはわずかながら価格が低い傾向があります。
先代モデルとの比較
他のグレードと同様、この世代のJPターボにも標準ルーフ車とハイルーフ車が設定されています。装備については、オーディオはAM/FMラジオ+CDプレーヤー、エアコンはマニュアル、アルミホイールはオプションでも用意されないなど、上級グレードよりはコストが抑えられているのが特徴です。
ただし、この世代の中古車は、現時点では中古車市場に流通していません。
エンジンは0.6直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1795mmです。
第3世代:2015年~2024年
この世代も、標準ルーフとハイルーフの2種類が用意されています。また、この世代では、軽キャブワゴンクラス初となる先進安全技術が標準装備されるようになりました。衝突被害軽減ブレーキをはじめとする装備が安全運転をサポートすることで、安全性がより高められています。
現行モデルは、走行距離の多少により価格差はありますが、年式は古いものでは9年落ちとなるため、状態をよく確認してから検討しましょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1815mmです。
人気のあるカラー
・ブルーイッシュブラックパール3
・クールカーキパールメタリック
・ムーンライトバイオレットパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中ではエブリイワゴン PZターボスペシャル ハイルーフと同様に、明るいシルバー色の「シルキーシルバーメタリック」が人気です。
エブリイワゴン スポーツ
スポーティーさが加わった「エブリイワゴン スポーツ」
2001年に特別仕様車として登場したモデルで、翌2002年にカタロググレード化しました。ジョイポップターボをベースに、スポイラーなどのスズキスポーツ製パーツやフロントフォグランプ、MDオーディオが追加で装備されています。
実用車としての側面が強いエブリイワゴンに、スポーティーさが加わったグレードとなっているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2001年式:33万円~59万円
2002年式:流通量希少のため算出不可
2003年式:19万円~30万円
2004年式:35万円~39万円
2005年式:35万円~53万円
このグレードは初代のエブリイワゴンにのみ設定されており、生産完了から20年以上経過しています。そのため中古車の数はわずかで、各年式に数台ずつ残っているのみです。
先代モデルとの比較
この世代にのみ設定されていたスポーツは、ベースとなったジョイポップターボにスポイラーやMDオーディオなどの装備が追加されていますが、走行性能は他のグレードと変わりません。
搭載エンジンは、スポーツの発売当時スズキ車に幅広く採用されていたK6A型のターボエンジンです。1.0LのNAエンジンと同等の性能を誇り、スポーティーな走りと日常の使いやすさが高い次元で両立されています。
ジョイポップターボには2005年のフルモデルチェンジまで5速MT車の設定がありましたが、スポーツにMT車がラインアップされていたのは2003年までです。また、全期間において4速AT車も用意されています。駆動方式はFRとフルタイム4WDの2つでした。
エブリイワゴン スポーツは生産終了から20年以上経過しており、現存する中古車は全国でも10台ほどしかありません。他グレードとの違いは主にエアロパーツの有無なので、この世代のエブリイワゴン購入を検討している人は、他のグレードも選択肢に入れてもいいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1885mmです。
人気のあるカラー
・ブルーイッシュブラックパール3
・パールホワイト
この中では、漆黒の「ブルーイッシュブラックパール3」が人気です。
エブリイワゴン ジョイポップ
NAエンジンを搭載していたグレード「エブリイワゴン ジョイポップ」
DA62W型と呼ばれている初代エブリイワゴンにのみ設定されていたグレードで、装備はジョイポップターボとほぼ同等ながら、コストの安いNAエンジンを搭載することで、よりリーズナブルにエブリイワゴンの広い車内スペースを得ることができます。
一方、エンジンは、他のグレードに搭載されるターボエンジンより最高出力・最大トルクともに1ランク下のため、若干力不足感のあるグレードです。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2001年式:流通量希少のため算出不可
2002年式:流通量希少のため算出不可
2003年式:31万円
2004年式:55万円
2005年式:流通量希少のため算出不可
エブリイワゴン ジョインの中古車は、現時点で2台しか確認できませんでした。NAエンジンのデメリットも大きいため、あえてこのグレードを探すメリットは少ないかもしれません。
先代モデルとの比較
エブリイワゴン ジョイポップは、初代のモデルライフ後半である2001年に登場しました。
ジョイポップとジョイポップターボとの大きな違いは搭載エンジンの性能ですが、厳密には装備も若干違いがあります。ジョイポップターボはアルミホイールが標準なのに対し、ジョイポップはオプションでも用意されていません。
また、ジョイポップターボにはロールーフ車の設定がありましたが、NAエンジン搭載のジョイポップにはロールーフ車はありませんでした。5速MT仕様があった点はジョイポップターボに共通していますが、NAエンジンのジョイポップでは、ATは3速、4WDシステムはパートタイムという違いもあります。NAエンジン搭載というハンディを、これらの装置により少なくしようとしていました。
ジョイポップは生産完了してから20年近く経つため、中古車市場にはほとんど流通していません。また、非力なNAエンジンをあえて選ぶメリットは少なく、パワフルなターボエンジンを搭載した別のグレードを探した方がよいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1870mmです。
人気のあるカラー
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、明るいシルバー色の「シルキーシルバーメタリック」が人気です。
※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。