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更新日:2024.11.19 / 掲載日:2020.12.01

日産 デイズルークスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

日産 デイズルークス
2013年に発表されたデイズの派生モデルとして登場した軽スーパーハイトワゴンである日産 デイズルークスに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

日産 デイズルークスの歴史

デイズルークスは、日産と三菱の合弁会社である「NMKV」がデイズに続き、商品企画と開発を担当しています。分担としては日産が企画・デザイン・部品調達を行い、三菱が製造・開発を行っています。

車両デザインでは、日産と三菱両方のデザインを組み合わせたフロントデザインを提案している他、搭載エンジンでは三菱側のエンジンをベースに、日産のもつ技術で高圧縮化しました。また、基本骨格は共通としているものの、ボディ外板やバンパーなどは作り分けがなされています。

2014年2月、デイズルークスは発売されます。誕生当初には、標準シリーズとハイウェイスターシリーズといった2つのグレードが設定されています。

標準シリーズ
・デイズルークス S
・デイズルークス X

ハイウェイスターシリーズ
・デイズルークス ハイウェイスター S
・デイズルークス ハイウェイスター X
・デイズルークス ハイウェイスター X Gパッケージ
・デイズルークス ハイウェイスター ターボ

エクステリアには、見晴らしの良さに加え、ルーミーさを感じられるような低いウエストラインを持ったグラスラウンドキャビンを採用しました。インテリアは広々とした開放感に、上質感が際立つ室内空間を実現しています。

2015年12月には、デイズルークス X、デイズルークス ハイウェイスター Xをベースにした特別仕様車の以下2つを設定しました。

・デイズルークス X Vセレクション
・デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクション

以降、このグレードは1年ごとに特別仕様車として販売されます。

2016年4月には、三菱の燃費不正問題の対象車であったため、一時的に販売が中止されました。同年6月には、燃費の修正を行ったため、翌月にはデイズルークスの生産・販売を再開します。

2018年5月には、デイズとともに一部改良が施されました。当時、特別仕様車として設定されていた以下4つのグレードの仕様を向上させています。

・デイズルークス X Vセレクション
・デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクション
・デイズルークス ボレロ
・デイズルークス ライダー

2020年2月には、ルークスの3代目が生産を開始されることに伴い、生産を終了。登場から6年の歴史に幕を閉じました。

デイズルークス X

デイズルークス X プレミアムサンシャインオレンジ

標準シリーズの中でも装備を充実させた「デイズルークス X」

デイズルークス Xは2014年2月の発売開始時より設定されるグレードで、2020年にデイズルークスが生産終了するまでの全期間で販売されていました。ベーシックグレードであるデイズルークス Sに対して、このグレードは装備を充実させた上位グレードとなっています。

車体の左右前後にある4つのカメラにより、まるで真上から見ているような立体的な見方ができる機能のアラウンドビューモニターを搭載しました。また、自動で車内の温度を調整するオートエアコンも装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズルークス Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:19.8万円~114.8万円
2015年式:32万円~99.8万円
2016年式:29万円~110.7万円
2017年式:49.1万円~135.1万円
2018年式:51万円~124.8万円
2019年式:65万円~133万円
2019年式:78万円~141.2万円

デイズルークス Xは中古車の流通量も多く、状態の良いものから価格を重視したものまで、購入条件に合ったものが探しやすいグレードです。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2020年
デイズルークス Xは、デイズルークスの標準グレードの中では最上位に位置する普及グレードです。

下位グレードである「デイズルークス S」とエンジンの動力性能や室内空間、シートアレンジなどは共通となりますが、装備を追加したことで利便性や快適性が向上しています。

助手席側には「リモコンオートスライドドア」を搭載しており、これによりリモコンのスイッチひとつでドアの開閉をすることが可能です。この機能は、オプションで両側に搭載することもできます。

また、従来のUVカットガラスにUV吸収膜を追加することで、カット率を99%まで向上させつつ、同時に断熱機能も持ち室内温度の上昇を抑制させる「スーパーUVカット断熱グリーンガラス」も装備しました。

この他、インテリアパネルにメッキパーツが採用されるなど、上質感も向上しているのが特徴です。

このグレードの中古車は設定されていた期間が長かったこともあり、かなりの台数が流通しています。そのため、選択肢も豊富で条件に合った車両を探しやすいでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。

人気のあるカラー

デイズルークス Xのボディカラーは、モノトーン9色、2トーン2色が設定されています。

モノトーン
・ホワイトパール
・ピンクゴールドスターリングシルバー
・クールシルバーブラック
・プレミアムパープルソーダブルー
・アゼリアブロッサムピンク
・ブラックアッシュブラウン
・シルキーローズプレミアムサンシャインオレンジ
・モカブラウンフローズンバニラパール

2トーン
・ホワイトパール×モカブラウンセレニティゴールド2トーン
・ホワイトパールフローズンバニラパール×シルキーローズアッシュブラウン2トーン

この中では、漆黒の「ブラック」、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」、ピンク色の「アゼリアブロッサムピンク」が人気です。

デイズルークス X Vセレクション

デイズルークス X Vセレクション エアグレー×ブロッサムピンク2トーン

デイズルークス Xをベースにした特別仕様車「デイズルークス X Vセレクション」

デイズルークス X Vセレクションは2015年12月に登場し、2020年2月の生産終了まで1年ごとに設定された特別仕様車です。デイズルークス Xをベースにして、開発されました。

機能としては、両側パワースライドドアや14インチのアルミホイール、本革巻きステアリングなどを搭載しています。また、継続的に販売されていたわけではなく、あくまで特別仕様車という位置づけのため、年式によって装備されている機能にも違いがあるのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズルークス X Vセレクションを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2015年式:40万円~89.4万円
2016年式:42万円~119.9万円
2017年式:49円~129.8万円
2018年式:46.4万円~134.3万円
2019年式:59.5万円~149.9万円
2020年式:79万円~138.1万円

デイズルークス X Vセレクションは特別仕様車のため、継続的に販売されていないため、流通数が少ない傾向にあります。また、同様の理由で年式によっては装備内容に違いがあるので注意が必要です。

先代モデルとの比較

第1世代:2015年~2020年
2015年12月に登場したデイズルークス X Vセレクションは、デイズルークス Xをベースにして開発されました。

登場した当初は、ワンタッチスライド機能、挟み込み防止機構付きの両側パワースライドドアや14インチのアルミホイール、本革巻きのステアリングなどを標準で装備しています。

インテリアにはエボニー(黒)を採用したことで、さらに魅力を高めているのが特徴です。フロントやフロントドアに採用されていたスーパーUVカット断熱グリーンガラスには「赤外線をカットさせる機能」を追加しています。また、デイズルークスでは、このグレードのみ3トーンのボディカラーが設定されました。

デイズルークス X Vセレクションは通常のグレードではなく、特別仕様車として設定されているため、デイズルークスの他のグレードと比べると中古車の流通量は少なめです。また、発売された年式によっても、搭載している装備に若干の違いがあるので、しっかりと装備内容を確認した上で購入するかどうかを決めることをおすすめします。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。

人気のあるカラー

デイズルークス X Vセレクションのボディカラーは、モノトーン12色、2トーン2色、3トーン1色が設定されています。

モノトーン
・ブラック
・アッシュブラウン
・プレミアムオリーブ
・プレミアムパープル
・チタニウムグレー
・オーシャンブルー
・ブロッサムピンク
・スターリングシルバー
・スパークリングレッド
・ホワイトパール
・ピンクゴールド
・プレミアムサンシャインオレンジ

2トーン
・スパークリングレッドアイスブルー×ブラックホワイト2トーン
・エアグレー×レモンライムブロッサムピンク2トーン
・ブラック×ピンクゴールド

3トーン
・プレミアムオリーブ×ホワイト×アッシュブラウン3トーン

この中では、漆黒の「ブラック」、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」、深い紫色の「プレミアムパープル」、明るくてフェミニンなイメージの「プレミアムサンシャインオレンジ」などが人気です。

デイズルークス S

シンプルな装備で価格を抑えた「デイズルークス S」

デイズルークス Sは2014年2月の発売開始時より設定されるグレードで、2020年にデイズルークスが生産終了するまでの全期間で販売されていました。

デイズルークスに設定されていたグレードの中では、最もベーシックなグレードとして位置づけられています。そのため、全体的にシンプルな装備となっていますが、その分価格が抑えられているのが特徴です。

マニュアルエアコンをはじめとした基本的な装備は標準で装備されています。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズルークス Sを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:29.8万円~88万円
2015年式:16.8万円~95.7万円
2016年式:34万円~108万円
2017年式:39.9万円~111.3万円
2018年式:69.8万円~109.8万円
2019年式:59万円~129.8万円
2020年式:85万円~133.4万円

このグレードは人気があるため、中古車の流通量も多いです。新車価格の安さもあり、中古車においても買いやすい価格となっています。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2020年
デイズルークス Sは、デイズルークスの標準グレードの中ではベーシックグレードとして位置づけられています。先代モデルにあたる初代ルークスのコンセプトを受け継ぎつつ、コンパクトな車体ながら広大な室内空間を確保しているのが特徴です。

搭載されている装備については下記のとおり、ベーシックグレードといえどもシンプルでありながら充実した装備となっています。

・マニュアルエアコン
・スーパーUVカット断熱グリーンガラス
・マルチファンクションディスプレイ

また、鍵を使用することなく、車両のドアの施錠・開錠、エンジンの始動ができる機能のリモートコントロールエントリーシステムも標準で装備されています。

デイズルークス Sはデイズルークスの中でも人気があるグレードのため、中古車の流通量は多めです。基本的には車両の状態にもよりますが、他のデイズルークスのグレードと比べても、装備がシンプルになっていることもあり、中古車価格は比較的手の出しやすい価格が多く流通しています。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。

人気のあるカラー

デイズルークス Sのボディカラーは、モノトーン9色、2トーン2色が設定されています。

モノトーン
・ホワイトパール
・シルバー
・ブラック
・アゼリアピンク
・ソーダブループレミアムパープル
・ブロッサムピンクゴールド
・モカアッシュブラウン
・プレミアムサンシャインオレンジシルキーローズ
・フローズンバニラパール

2トーン
・ホワイトパール×モカブラウンセレニティゴールド2トーン
・ホワイトパールフローズンバニラパール×シルキーローズアッシュブラウン2トーン

この中では、漆黒の「ブラック」、かわいいイメージの「シルキーローズ」、渋いイメージの「モカブラウン」などが人気です。

デイズルークス ハイウェイスター X

デイズルークス ハイウェイスター X スパークリングレッド×ブラック2トーン

 

スタイリッシュなデザインの「デイズルークス ハイウェイスター X」

デイズルークス ハイウェイスター Xは、デイズルークス登場の2014年2月より設定され、2020年にデイズルークスが生産終了するまでの全期間で販売されていました。

デイズルークスでは「標準グレード」と「ハイウェイスターグレード」でデザインが異なるのが特徴です。このデイズルークス ハイウェイスター Xも他の日産ハイウェイスターシリーズと同様にスタイリッシュなデザインとなっているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズルークス ハイウェイスター Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:27万円~118.6万円
2015年式:29.8万円~160.1万円
2016年式:57万円~121.3万円
2017年式:45万円~162.4万円
2018年式:52.3万円~149.6万円
2019年式:75.8万円~174.9万円
2020年式:101.9万円~139.8万円

デイズルークス ハイウェイスター Xは、デイズルークスの中では特に人気車種となるため、豊富な中古車から条件に合ったものを見つけやすいでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2014年~2020年
デイズルークスでは、標準車とハイウェイスターでグレード体系が大きく2分されています。デイズルークス ハイウェイスター Xでも他モデルのハイウェイスター同様、スポーティーかつ精悍なデザインが施されているのが特徴です。

エクステリアでは、どっしりとした安定感あるデザインのフロントバンパーに加え、エアロパーツを採用したことでスポーティーな印象が強くなりました。また、メッキパーツを取り入れたことで、上級感も演出されています。

インテリアでは、ブラックをベースとしインパネ周りを中心に、シルバーの金属調パネルとピアノ調ブラックパネルで、プレミアム感のあるクールな印象です。

装備面では、アラウンドビューモニターをはじめ、自動防眩ルームミラーや助手席側リモコンオートスライドドアなどを搭載するなど、基本的にはデイズルークス Xと同様の装備が搭載されました。

このグレードは、どの年式も安定してかなりの台数が流通しています。そのため、豊富な車両の中から条件に合った車両を選ぶことが可能です。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。

人気のあるカラー

デイズルークス ハイウェイスター Xのボディカラーは、モノトーン8色、2トーン3色が設定されています。

モノトーン
・ホワイトパール
・チタニウムグレー
・ブラック
・ピンクゴールドスパークリングレッド
・クールシルバーアトランティックブルー
・モカアッシュブラウン
・スパークリングレッドアメジストパープル
・プレミアムパープルフローズンバニラパール

2トーン
・アメジストパープル×フローズンバニラパール2トーン
・スパークリングレッド×ブラック2トーン
・ホワイトパール××ブラック2トーン

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」と、深い紫色の「プレミアムパープル」と、明るい赤色の「スパークリングレッド」が人気です。

※本記事は、2024年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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