中古車購入
更新日:2024.12.03 / 掲載日:2021.02.08
マツダ フレアワゴンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
マツダ フレアワゴンの歴史
マツダ フレアワゴンは、2008年に生産終了した「スピアーノ」の後継として登場した軽トールワゴンです。車名の「フレア」は、「才能」「ひらめき」「おしゃれ」などの意味を持つ英語「Flair」に由来しています。2012年6月26日、初代フレアワゴン「MM21S型」を発売。このフレアワゴンはスズキが生産する軽トールワゴン「パレット」のOEM供給を受けており、車両基本構成はスズキ パレットをベースとしています。
そのため、フレアワゴンもパレットと同様に、広々とした頭上空間と、後部座席でもリラックスできるゆとりある室内長を採用し、大人4人が快適に過ごせる室内空間を確保しました。また、後部座席の背もたれは簡単に格納できる仕様になっており、収納スペースの使いやすさを向上。さらに、両側スライドドアや低めのリアステップを採用し、高い乗降性を実現しました。
メカニズム面では、スズキのロングセラーであるK6A型3気筒VVTエンジンと、副変速機構付きCVTを組み合わせることで、力強い走りと低燃費を両立しています。
2013年3月18日、マツダ フレアワゴンのフルモデルチェンジが行われ、2代目となる「MM32S/42S型」が登場。OEM供給元のスズキがパレットの生産を終了したため、初代からわずか10か月でのフルモデルチェンジとなりました。そのため、2代目マツダ フレアワゴンは、パレットの後継車種であるスズキ スペーシアをベース車両にしています。
2代目マツダ フレアワゴンには新型エンジンR06Aや減速エネルギー回生システムが採用され、さらに燃費性能が向上。安全性能も強化され、レーダーブレーキサポートやアイドリングストップ機能などが加わりました。
2017年12月22日、マツダ フレアワゴンのフルモデルチェンジにより、3代目「MM53S型」が登場。3代目にはマイルドハイブリッドシステムとデュアルセンサーブレーキサポートが搭載され、より一層の燃費改善と安全性能を実現しました。
2023年12月25日、マツダ フレアワゴンのフルモデルチェンジが実施され、4代目「MM54S/94S型」を発売。4代目には、最新のデュアルセンサーブレーキサポートIIとアダプティブクルーズコントロールが採用されています。さらに、R06D型エンジンへの換装とCVTの改良が行われ、燃費効率がさらに向上しました。
フレアワゴン カスタムスタイル XS
スタイリッシュさと快適さを兼ね備えた「フレアワゴン カスタムスタイル XS」
フレアワゴン カスタムスタイル XSのエクステリアには、大型フロントメッキグリルやLEDヘッドランプ、メッキパーツなどを採用し、迫力のある外観に仕上げられています。インテリアはブラック基調で、独自仕様のシートデザインを取り入れており、上質さを演出。安全性能では、デュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能などが標準装備されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2013年式:18万円~98万円
2014年式:27万円~101万円
2015年式:38万円~97万円
2016年式:59万円~99万円
2017年式:84万円~119万円
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
2022年式:流通量希少により算出不可
2023年式:178万円~206万円
2024年式:181万円~244万円
4代目のフレアワゴン カスタムスタイル XSは、発売からまだ1年ほどしか経っていないグレードということもあり、現時点で流通台数は50台以下とやや少なめです。
先代モデルとの比較
第2世代から登場したフレアワゴン カスタムスタイルXSは、スズキのスーパーハイトワゴン「スペーシア カスタム」をベースに開発されたグレードです。
スペーシア カスタムと同様にカスタムスタイルXSもボックス型のデザインとなっており、室内長2215mm×室内幅1320mm×室内高1375mmという広々とした車内空間を実現。後席左側には挟み込み防止機能付きの「ワンアクション電動スライドドア」が装備され、快適性も高めました。
また、スポーティータイプのスペーシア カスタムのデザインを踏襲し、エクステリアには横長のヘッドライトとグリルを採用。インテリアは黒基調で、アクセントにシルバーを取り入れています。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ、最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
第4世代(現行モデル):2023年~
第4世代からラインナップに加わったフレアワゴンカスタムスタイル XSは、減速エネルギー回生技術「エネチャージ」や、13km/h以下に減速するとエンジンが自動で停止する「アイドリングストップシステム」、副変速機構付CVTなどを採用し、燃費性能を大幅に向上しました。
デザイン面では新デザインのアルミホイールや、パール系の専用色を取り入れ、モダンでスタイリッシュな印象を高めています。安全装置では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や、定速走行中に前方車を追従する「アダプティブクルーズコントロール」、手元のスイッチで作動する「電動パーキングブレーキ」などを搭載しました。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
人気のあるカラー
・ピュアホワイトパール
・スチールシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
・インディゴブルーメタリック2
・ピュアホワイトパール2トーンカラー(ブラックルーフ)
・スチールシルバーメタリック2トーンカラー(ブラックルーフ)
中でも、上品で高級感がある「ピュアホワイトパール」が人気です。
フレアワゴン カスタムスタイル XT
洗練された究極の軽トールワゴン「フレアワゴン カスタムスタイル XT」
基本的な装備はカスタムスタイル XSと同等ですが、カスタムスタイル XTならではの安全装備として「全方位モニター用メモリーナビゲーション」を搭載。快適装備では両側後席に「電動スライドドア」、荷物の落下防止やオットマンとしても活用できる「マルチユースフラップ」などが採用されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2013年式:18万円~98万円
2014年式:27万円~101万円
2015年式:38万円~97万円
2016年式:59万円~99万円
2017年式:84万円~119万円
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
2022年式:流通量希少により算出不可
2023年式:178万円~206万円
2024年式:181万円~244万円
現時点で中古車市場に出ているフレアワゴン カスタムスタイル XTのほとんどが2代目で、4代目にあたる2023年式以降はわずか10台以下でした。
先代モデルとの比較
第2世代で登場したカスタムスタイル XTは、走行性能を高めたスポーティなグレードです。カスタムスタイル XSはノンターボでしたが、カスタムスタイル XTには新たに開発されたR06A型ターボエンジンと、7速MT付CVTを採用しています。
さらに、「アイドリングストップ」や、減速時のエネルギーで発電するシステム「エネチャージ」なども搭載し、燃費性能も強化。2017年には安全装備が強化され、「防眩ルームミラー」や「バックアイカメラ」が追加されました。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブICターボ、最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
第4世代(現行モデル):2023年~
フレアワゴン カスタムスタイル XTは、ターボエンジンによる力強い走りと、7速マニュアルモード付CVTおよびマイルドハイブリッドシステムによる低燃費を両立。実燃費に近い測定方法である「JC08モード」での燃費は23km/Lにも達し、ノンターボのカスタムスタイル XSの25km/Lと比較しても遜色ありません。
また、カスタムスタイル XSと同様に、「デュアルセンサーブレーキサポートII」や「アダプティブクルーズコントロール」も標準搭載されています。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブICターボ+モーター、最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
人気のあるカラー
・ピュアホワイトパール
・モスグレーメタリック
・オフブルーメタリック2トーンカラー(ガンメタリックルーフ)
・ミモザイエローパールメタリック2トーンカラー(ガンメタリックルーフ)
・ソフトベージュメタリック2トーンカラー(ガンメタリックルーフ)
・クールカーキパールメタリック2トーンカラー(ガンメタリックルーフ)
この中では、「ピュアホワイトパール」が人気です。
フレアワゴン タフスタイル XS
街をタフに駆け抜ける「フレアワゴン タフスタイル XS」
都市と自然どちらのシーンにも溶け込むSUVライクなエクステリアが特徴で、シンプルながらタフな雰囲気を演出し、様々なライフスタイルにマッチします。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2019年式:80万円〜181万円
2020年式:118万円〜170万円
2021年式:145万円〜192万円
2022年式:127万円〜177万円
2023年式:163万円〜184万円
先代モデルとの比較
3代目フレアワゴン タフスタイルXSは、当時「タフスタイル ハイブリッド XS」という名称で販売されました。その名の通り、マイルドハイブリッドシステムを搭載しています。
フレアワゴン タフスタイルの特徴は、SUVテイストを取り入れたデザイン。メッキブロックのフロントグリルやガンメタリック塗装のバンパーで力強さを、専用の丸目LEDヘッドランプで遊び心を現しています。インテリアは「工具箱」をイメージしており、ブラック基調にオレンジでアクセントを付けています。
また、予防安全技術にも力が入れられており、前方衝突被害軽減ブレーキには「デュアルカメラブレーキサポート」を採用。さらに、「全車速追従機能付きクルーズコントロール」や「SRSエアバッグシステム」が標準装備されています。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mmです。
第4世代(現行モデル):2024年~
フルモデルチェンジでフレアワゴン タフスタイル XSが4代目となり、名称も「タフスタイル ハイブリッド XS」から「タフスタイル XS」へ変更。4代目には「スペーシア ギア」などに採用された「ハーテクト(HEARTECT)プラットフォーム」を取り入れ、室内空間をさらに拡大させています。
エンジンは新しく開発された「R06D」型に換装され、加速性と走行安定性をより高めました。さらに、マツダ初となる衝突回避「デュアルセンサーブレーキサポートII」を装備し、安全性も強化されています。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mmです。
人気のあるカラー
・ピュアホワイトパール
・インディゴブルーメタリック2
・スチールシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
・ピュアホワイトパール2トーンカラー(ブラックルーフ)
・スチールシルバーメタリック2トーンカラー(ブラックルーフ)
中でも、モダンでスタイリッシュな「スチールシルバーメタリック2トーンカラー(ブラックルーフ)」が人気です。
フレアワゴン タフスタイル XT
軽なのに力強さがあふれる「フレアワゴン タフスタイル XT」
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2019年式:146万円〜184万円
2020年式:149万円〜171万円
2021年式:144万円〜183万円
2022年式:150万円〜184万円
2023年式:177万円
先代モデルとの比較
発売当時のフレアワゴン タフスタイル XTは「タフスタイル ハイブリッド XT」という名称でした。マイルドハイブリッドシステムと最高出力64psを誇るターボエンジンを搭載し、力強い走行性能と低燃費性を両立。2020年の改良でさらに燃費が向上し、「平成27年度燃費基準+10%」を達成しています。
タフスタイル ハイブリッド XSとの違いとしては、タフスタイル XTには「全方位モニター用カメラパッケージ」や「クルーズコントロール」が標準装備されている点が挙げられます。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブICターボ+モーター、最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mmです。
第4世代(現行モデル):2023年~
フルモデルチェンジで4代目が登場し、名称を「フレアワゴン タフスタイル XT」に変更。快適装備として、「ステアリングヒーター」や「シートヒーター」、可動式のフラップ「マルチユースフラップ」が搭載されました。安全装備では、前進・後退時の衝突回避や、交差点での衝突回避などに有効な「デュアルセンサーブレーキサポートII」を新たに採用しています。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブブICターボ+モーター、最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mmです。
人気のあるカラー
・ピュアホワイトパール
・インディゴブルーメタリック2
・スチールシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
・ピュアホワイトパール2トーンカラー(ブラックルーフ)
・スチールシルバーメタリック2トーンカラー(ブラックルーフ)
中でも、アウトドアシーンにもぴったりな「スチールシルバーメタリック2トーンカラー(ブラックルーフ)」が人気を集めています。
フレアワゴン XS

シンプル&スタイリッシュなデザインの上級グレード「フレアワゴン XS」
駆動方式はFFに加えて4WDをラインナップし、寒冷地での走行性能を確保、トランスミッションはCVTを採用したことによって高い燃費性能を誇っているのが特徴です。
室内空間の広さと解放感を感じさせる、親しみやすくシンプル&スタイリッシュなエクステリアデザインが好評を博しています。また、このグレードのみボディカラーに2トーンカラーが設定されました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2012年式:25万円~75万円
2013年式:23万円~97万円
2014年式:29万円~83万円
2015年式:26万円~100万円
2016年式:38万円~90万円
2017年式:43万円~115万円
2018年式:70万円~158万円
2019年式:85万円~160万円
2020年式:63万円~162万円
2021年式:110万円~169万円
2022年式:150万円~173万円
2023年式:135万円~182万円
2024年式:156万円~215万円
フレアワゴン XSは初代の中古車は数台しか流通していませんが、2代目であれば豊富に流通しているため、条件に合った車両を探すことができるでしょう。
先代モデルとの比較
初代フレアワゴンのXSグレードは、充実した装備を備えた上級モデルとして位置付けられています。特に、後席左側には携帯リモコンで開閉可能な電動スライドドアを採用しており、上級モデルならではの便利さが特徴です。
しかし、この世代の販売期間はわずか10か月と短かったため、中古車市場での流通量は少なく、選択肢が限られています。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
2代目:2013年~2018年
この世代のフレアワゴン XSは、フルモデルチェンジによりベース車両がスズキ パレットからスズキ スペーシアに変更され、「アイドリングストップシステム」や「エネルギー回生システム」が搭載されました。これにより、燃費性能が大幅に向上。また、先進の安全装備も追加され、安全性も強化されました。
このモデルは初代よりも販売期間が長かったため、中古車市場での流通量が豊富です。価格もこなれており、複数のオプションが付いている個体を100万円前後で買える場合があります。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ、最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
3代目:2018年~2023年
3代目モデルは「ハイブリッドXS」というグレード名に変更されました。スズキ スペーシアをベースとしており、デザインを刷新。SUV風の「タフスタイル」も新たに設定されました。
3代目ではマイルドハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能がさらに向上。また、先進安全技術として「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用し、歩行者検知機能も追加されるなど、いっそう安全性能を高めています。さらに、全方位モニターやリアパーキングセンサーなど、運転支援機能も充実させました。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
4代目(現行モデル):2023年~
最新の4代目フレアワゴン XSはさらなる進化を遂げ、「デュアルセンサーブレーキサポートII」や「電動パーキングブレーキ」、「ブレーキホールド機能」を新たに採用。衝突回避支援機能が強化され、交差点での出会い頭の衝突にも対応できるように進化しました。さらに、新型CVTの採用で、燃費性能も向上しています。
エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・ブルーイッシュブラックパール3
・フォレストアクアメタリック
・イノセントピンクパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
2トーン
・フォレストアクアメタリック2トーンカラー
・イノセントピンクパールメタリック2トーンカラー
この中では、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
フレアワゴン ハイブリッドXG
マイルドハイブリッドシステム搭載のベーシックグレード「フレアワゴン ハイブリッドXG」
先代のフレアワゴン XGを継承しつつ、減速の際のエネルギーを利用して発電し、その電力を活用してモーターによるクリープ走行や加速の際にエンジンアシストを可能にするマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。これにより、グレード名にハイブリッドという名称が付け加えられました。
エクステリアデザインも一新され、ボディがより広く、より大きく見える工夫をしながらも、個性や遊び心をも表現したデザインとなっているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2018年式:75万円~125万円
2019年式:114万円~135万円
2020年式:114万円~135万円
2021年式:流通量希少により算出不可
このグレードは従来のフレアワゴン XG同様にベーシックグレードですが、高い燃費性能や安全性能を誇る充実した装備が与えられているため、中古車市場でも人気があります。そのため、全体的に高い価格がつけられているようです。
先代モデルとの比較
フレアワゴン ハイブリッドXGは、3代目から設定されているベーシックグレードです。
エクステリアデザインは先代までのシンプルな造形から脱却し、高いボンネットや角度の立ったフロントガラスでゆとりのある大きさを表現。また、ベルトラインも高くしてボディの厚みを強調しました。さらにデザイン上のアクセントとして、スーツケースをモチーフとした水平ラインをボディサイドや助手席インストルメントパネルに施して、遊び心を演出しています。
先代モデルよりも、スライドドアの開口幅と開口高を拡大して後席の乗降性を向上させ、荷室開口部の天地を伸長することで、大きな荷物の出し入れがしやすくなりました。
また、単眼カメラや赤外線レーザーレーダー、超音波センサーなどによって万一の危険を察知した際にはブレーキが自動的に作動し、衝突回避・被害軽減をサポートしてくれる先進安全装備を搭載しています。
このグレードは登場からまだ3年ほどしか経過していないこともあり、どの年式も高値で取引されています。そして車両状態がよいものが多いです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
人気のあるカラー
・ピュアホワイトパール
・オフブルーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
・シフォンアイボリーメタリック
・シルキーシルバーメタリック
この中では、クリーム色の「シフォンアイボリーメタリック」が人気です。
フレアワゴン LS
設定期間わずか10か月の「フレアワゴン LS」
エンジンは自然吸気の直列3気筒DOHC12バルブVVT(可変バルブタイミング)を搭載し、十分な動力性能と優れた燃費性能を両立しています。
トールタイプのボディを活かしたゆとりある居住性を持つ室内空間、さらに大きく開口するスライドドアによる後部座席への良好なアクセス性が高い評価を得ました。また、このスライドドアには、半ドア位置から自動的に全閉するスライドドアイージークロージャーを両側に採用しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
フレアワゴン LSが中古車市場に出てこない理由には、初代のみに設定されたグレードであることと、OEM供給のベース車両であるスズキ パレットの生産終了に伴って発売開始からわずか10か月という短い期間しか販売されなかったことが挙げられます。
先代モデルとの比較
フレアワゴン LSは、初代のみで設定されていたベーシックグレードです。
このグレードは使い勝手のよいトールタイプのボディ形状によって、広大な室内空間を実現しており、エクステリアデザインでもゆとりと安定感を感じさせるスタイリッシュなフォルムが採用されました。開口幅580mm×開口高1230mmの大型後席両側スライドドアと、地上高340mmの低いステップによって、あらゆる場面で楽に乗り降りすることが可能です。
インテリアでは、エアコンの冷風を利用する保冷機能付アッパーボックスやシートアンダーボックスなど、使い勝手のよい豊富な収納スペースを装備しました。
設定されていた期間が1年にも満たないフレアワゴン LSの中古車はあまり多くなく、現時点では数台しか確認できません。フレアワゴン誕生初期に設定されていたグレードなので、今後も増えるような状況は見込めないでしょう。そのため、選択肢はあまりないですが、条件に合った車両があるのであれば購入することをおすすめします。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
人気のあるカラー
・ブルーイッシュブラックパール3
・アクアベールブルーパールメタリック
・ブルームピンクメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
フレアワゴン XG

2代目のベーシックグレード「フレアワゴン XG」
減速時のエネルギーを活用する「エネチャージ」や、ブレーキを踏んで時速13km以下に減速するとエンジンが自動停止するアイドリングストップシステムを搭載し、優れた燃費性能を実現しています。
さらに、新しいプラットフォームの採用により、室内長が広がり、軽自動車とは思えないゆとりある快適な空間を提供しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2013年式:21万円~80万円
2014年式:24万円~77万円
2015年式:36万円~125万円
2016年式:38万円~110万円
2017年式:60万円~120万円
2024年式:140万円~190万円
フレアワゴン XGは人気のグレードであったことからも、中古車市場における流通数は豊富です。全体的に、年式や走行距離に応じた価格設定がなされています。
先代モデルとの比較
フレアワゴン XGは、価格と装備が抑えられたベーシックグレードで、初代のフレアワゴン LSを基に開発され、2代目のみで設定されました。
スタイリッシュなハイルーフとロングホイールベースによって、室内高1375mm、室内長2215mmという広々とした空間を確保しつつ、最小回転半径4.2mで扱いやすさも兼ね備えています。後席のスライドドアには、半ドア位置から自動で全閉するスライドドアイージークロージャーが両側に採用され、室内には携帯電話などの小物を収納できるスペースが豊富に用意されました。
2015年のマイナーチェンジでは、フロントデザインが刷新され、グリルのワンポイントメッキを新しいデザインに変更しています。
フレアワゴン XGは、廉価グレードとして人気があり、中古車市場でも流通量が豊富です。比較的新しい年式のものも多いため、車両状態が良好で走行距離が短いものも見つかりやすいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ、最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
4代目(現行モデル):2023年~
2023年に登場した4代目フレアワゴン GXは、マイルドハイブリッドシステムを搭載。燃焼効率を向上させたR06D型NAエンジンと、軽量で高効率な新型CVTを組み合わせて、燃費性能を高めています。
ただし、ベースモデルであるため、「マルチユースフラップ」や「全方位モニター用メモリーナビゲーション」、後席の「パワースライド機能」などが搭載されていません。 エンジンは0.6L直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
人気のあるカラー
・ブルーイッシュブラックパール3
・フォレストアクアメタリック
・イノセントピンクパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、明るいシルバー色の「シルキーシルバーメタリック」が人気です。
※本記事は、2024年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。