中古車購入
更新日:2024.12.03 / 掲載日:2021.03.10
マツダ キャロルの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

スズキ アルトからOEM供給を受けて販売されているマツダ キャロルに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
マツダ キャロルの歴史
1962年、マツダは初代キャロルを発表します。このモデルは360ccの軽自動車で、日本初の4ドアセダンタイプとして注目を集めました。当時、2ドアと4ドアのデラックス仕様があり、スバル360と共に軽自動車市場の拡大を牽引していきます。初代モデルの生産は1970年まで行われていましたが、マツダが自社でキャロルの生産を手がけていたのはこの初代のみです。その後、19年のブランクを経て、1989年に2代目キャロルが復活します。復活当時のモデルはスズキ・アルトをベースにしたOEMモデルで、マツダ独自のデザインを組み合わせて販売されました。2代目からはマツダの新ブランド「オートザム」からの販売となり、軽自動車市場で一定の人気を獲得しました。
1995年には3代目キャロルが登場します。このモデルもアルトをベースとし、丸みを帯びたデザインが特徴です。ショートノッチバック風のスタイルを採用したものの、先代ほどの人気は得られず、マツダ独自の開発はこの世代で終了しました。
1998年には軽自動車の新規格に対応した4代目キャロルが登場。このモデルから完全にスズキ・アルトのOEM供給を受ける形となり、ハッチバックスタイルの3ドアと5ドアをラインアップに加えました。2004年にはアルトのフルモデルチェンジに伴い、5代目キャロルが登場。K6A型エンジンを搭載し、さらに安全性や快適性を向上させています。
2009年には6代目キャロルが登場。燃費性能を重視し、VVT(可変バルブタイミング)エンジンを搭載し、全車が「環境対応車普及促進税制」に適合しました。先進のエコ技術を取り入れることで、燃費性能の向上と低排出ガス化を実現しています。
2014年に登場した7代目キャロルは、シンプルかつスタイリッシュなデザインに刷新されます。ベース車となるアルトのモデルチェンジに合わせ、プラットフォームも一新され、車両重量の軽量化を実現。これにより、燃費性能もさらに向上し、ユーザーからの評価も高まりました。
2022年1月にフルモデルチェンジが行われ、8代目キャロルが登場。アルトをベースにしつつも、マイルドハイブリッドシステムを搭載し、より高い燃費性能と環境性能を実現しています。また、全グレードで衝突被害軽減ブレーキや6つのエアバッグを標準装備するなど、安全性能も大きく強化。デザイン面では先代よりも全高を50mm高め、箱型に近い外観となりました。さらに、室内高は先代よりも45mm高く、室内幅は25mm広く取られており、空間の広さや利便性も向上しています。
現在設定されているグレードは以下の3つです。
・ガソリン車の「GL」
・既存グレード「GS」をハイブリッド化した「ハイブリッド GS」
・既存グレード「GX」をハイブリッド化した「ハイブリッド GX」
なお、7代目まで設定されていた5MT専用グレード「GF」は、このフルモデルチェンジで廃止されました。
キャロル ハイブリッド GS
先進のエコ性能を備えたスマートグレード「キャロル ハイブリッド GS」
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2022年式:98.2万円~126.5万円
2023年式:109.8万円~118.9万円
2024年式:123万円~135万円
現時点での中古市場では10台以下しか流通していません。発売から2年ほどしか経過していないため、手放すユーザーがまだ少ないとも考えられます。そのため、中古車市場に出ている個体は、低走行距離の良好なコンィションです。
先代モデルとの比較
キャロル ハイブリッド GSは、キャロルで初めてマイルドハイブリッドシステムを搭載したグレードです。既存グレード「GS」をベースに、R06D型エンジンとモーター機能付き発電機ISGを搭載し、さらにトランスミッションをCVTへ変更して燃費性能を高めました。エコドライブを支援するデュアルカメラブレーキサポートを搭載し、安全性も向上させています。
外装では、全高1,525mmのボディが室内空間のゆとりを確保し、カラーリングやインテリアも現代のライフスタイルに合わせて最適化されました。
エンジンは0.6L 水冷直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力は49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmです。
人気のあるカラー
・ダスクブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ホワイト
・ダスクブルーメタリック2トーンカラー(ホワイトルーフ)
中でも、落ち着きと洗練を感じさせる「ダスクブルーメタリック」が人気です。
キャロル ハイブリッド GX
上質な都市型ハイブリッド「キャロル ハイブリッド GX」
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2022年式:104.3万円前後
2023年式:109.8万円~118.9万円
2024年式:123万円〜139万円
キャロル ハイブリッド GXもGSと同様に市場での流通が少なく、現時点の中古車市場では10台以下しか見つけられませんでした。
先代モデルとの比較
キャロル ハイブリッド GXのパワートレインはGSと同じですが、GSにはない快適装備が追加されました。例えば、キーからドアやエンジンの操作を行える「アドバンスドキーレスエントリー」や「キーレスプッシュボタンスタートシステム」、角度が調節できる「チルトステアリング」、フルオートエアコンなどが挙げられます。
エンジンは0.6L 水冷直列3気筒DOHC12バルブ+モーター、最高出力は49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmです。
人気のあるカラー
・ダスクブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・ソフトベージュメタリック
・ピュアホワイトパール
・ダスクブルーメタリック2トーンカラー(ホワイトルーフ)
中でも都市的でシックな「ダスクブルーメタリック」が好評を得ています。
キャロル X

5代目の上級グレード「キャロル X」
このグレードには、標準グレードであるキャロル Gには装備されていないダークティンテッドガラスやチルトステアリング、運転席バニティミラー、リアシートヘッドレストなどが標準装備されています。その他には、マニュアルエアコンやAM/FMラジオ/CDプレーヤー、分割可倒式リアシートなどの機能を搭載しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2004年式:16万円前後
2005年式:30万円前後
2006年式:39万円前後
2008年式:15万円~34.9万円
2013年式:34万円~49.8万円
2014年式:24万円~66万円
キャロル Xは、現時点の中古車市場では19台が流通していました。決して多い流通数とは言えないものの、年式が古いだけあってどの年式もかなり安い価格で手に入れられるでしょう。
先代モデルとの比較
キャロル Xは、5代目である2004年に設定されていたグレードです。5代目の中では、上級グレードとして位置づけられています。
エンジンはアルトのOEM供給を受けていることもあり、アルトと同じK6A型エンジンが搭載されました。上級グレードらしく、ダークティンテッドガラスやチルトステアリングを装備するなど、搭載されている装備が充実しているのが特徴です。その他、パワーウィンドウや集中ドアロック、UVカットガラスなども標準装備されています。
また、安全装備も充実しており、デュアルエアバッグやブレーキアシスト、衝突安全ボディなども装備されました。
このグレードは5代目のみにしか設定されていないグレードのため、中古車の流通量はあまり多くはなく、現時点で19台程度しか流通していないといった状況です。さらに、登場してからすでに15年以上が経過しているため、現在流通しているほとんどの車両は走行距離が長いものばかりでした。そのため、全体的に安い価格で取引されています。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mmです。
人気のあるカラー
・パールホワイト
・ブライトレッド2
・ミントグリーンメタリック
・ムスクブルーメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・キャッツアイブルーメタリック
・ココナッツベージュメタリック
この中では、水色の「ムスクブルーメタリック」が人気です。
キャロル GL
先進安全機能を追加したグレード「キャロル GL」
7代目のエントリーグレードであるキャロル GFに、先進安全機能を追加したグレードとして誕生しました。そのため、とにかく安全機能が充実しているのが特徴で、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置なども装備されています。
また、不要な燃料消費を抑えるエネチャージや停車時にエンジンを自動停止して燃費を向上させるアイドリングストップ機構なども、標準で装備しました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2014年式:流通量気象により算出不可
2015年式:29.8万円~99.9万円
2016年式:34万円~65.9万円
2017年式:46.2万円~82.1万円
2018年式:49.8万円~79.6万円
2019年式:44.8万円~93万円
2020年式:59万円~103.4万円
2021年式:71.6万円~98.3万円
2022年式:88.3万円~109.9万円
2023年式:93.8万円~128万円
2024年式:114.3万円~135.6万円
現行型であるキャロル GLは、中古車市場でも非常に豊富な流通量を誇ります。高年式のものは高めですが、初期年式であれば手頃な価格で手に入れられる車両も多いです。
先代モデルとの比較
キャロル GLは、現行モデルである7代目の2014年に設定されたグレードです。同時期に設定されたエントリーグレードであるキャロル GFに、先進安全機能を追加したグレードとして誕生しました。
搭載された安全機能は、運転席と助手席のSRSエアバッグシステム、デュアルセンサーブレーキサポート、車線逸脱警報機能、ハイビームアシスト機能などです。
その他の機能では、マニュアルエアコンやAM/FMラジオ/CDプレーヤー、UVカットガラス、運転席ヒートシーターなどが追加されているため、使い勝手も向上しています。
2020年10月に行われた一部改良では、ドアミラーを電動格納リモコン式のものに変更しました。
キャロル GLは現在も販売されているモデルのため、中古車の流通量は非常に豊富です。全体的に年式が新しく、走行距離の短さに加えて状態がよい車両も多いので、条件に合った車両も探しやすいでしょう。また、新車で購入するよりもお得に手に入れられるものがほとんどです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1475mmです。
第8世代(現行モデル):2023年~
2023年に登場した第8世代キャロル GLは、先代の強みを活かしつつ大きく進化しました。エンジンにマイルドハイブリッドシステムを導入し、加速時のモーターアシストで低燃費と滑らかな加速を実現。アイドリングストップやエネチャージも継承し、経済性も向上しています。さらに、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報機能も標準装備し、安全性も強化されました。
エンジンは0.6L 水冷直列3気筒DOHC12バルブ、最高出力は46ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmです。
人気のあるカラー
・ダスクブルーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・ソフトベージュメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・ホワイト
この中では、白色の「ホワイト」が人気です。
キャロル GS

車内で快適に過ごせる装備が充実した「キャロル GS」
6代目ではベーシックグレードという位置づけでしたが、7代目では装備が充実したグレードとして位置づけられています。そのため、リヤシートのヘッドレストに加えて、フロント・フロントドア、リア・バッグドアにはUVカットガラスなども追加されるなど、乗る人が車内で快適に過ごすことのできる装備が充実しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2009年式:流通量希少により算出不可
2010年式:15万円~40万円
2011年式:15万円~45.9万円
2012年式:18万円~49.8万円
2013年式:24.8万円~65.8万円
2014年式:29.8万円~67.9万円
2015年式:39.8万円~71.2万円
2016年式:43.9万円~74.9万円
2017年式:45.8万円~81.6万円
2018年式:42万円~58.9万円
2019年式:49.8万円~89.8万円
2020年式:67.9万円~97.5万円
2021年式:83万円~91.1万円
2世代に渡って設定されているキャロル GSの中古車は、非常に豊富です。そのため、条件に合った車両を探しやすいでしょう。
先代モデルとの比較
キャロル GSは、6代目である2009年から設定されているグレードです。この世代では、ベーシックグレードとして位置づけられています。パワーウィンドウや集中ドアロック、UVカットガラスなどを標準装備しているのが特徴です。
この世代のキャロル GSはすでに登場から10年以上が経過しているため、価格も手頃なものが多くなってきました。中古車の流通量も非常に豊富なので、選択肢も豊富です。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1535mmです。
7代目:2014年~2022年
この世代でも、キャロル GSが設定されました。2020年に行われた一部改良では、フルオートエアコン、AM/FMラジオ/CDプレーヤーなどを追加したため、先代よりも快適性が向上しています。
この世代は現行モデルのため、中古車の流通量も非常に豊富です。さらに年式が新しく、状態がよいものが多いので、条件に合った車両も探しやすくなっています。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1475mmです。
人気のあるカラー
・フィズブルーパールメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・シフォンアイボリーメタリック
・ピュアホワイトパール
この中では、パール塗装が施された白色の「ピュアホワイトパール」が人気です。
キャロル XS

6代目の上級グレード「キャロル XS」
安全面では、車両の盗難を防止する装置のセキュリティアラームシステムを採用し、防犯機能が向上しました。上級グレードらしく装備が充実しており、イモビライザーや運転席シートヒーターも標準装備されているのが特徴です。
しかし、2013年の一部改良でキャロルは1グレードのみのモノグレード展開となります。そのため、このグレードは5年ほどしか設定されませんでした。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2009年式:流通量希少により算出不可
2010年式:17万円~53.6万円
2011年式:29.8万円~50.7万円
2012年式:25万円~48.5万円
2013年式:37.2万円前後
このグレードの中古車はあまり多くはなく、現時点では20台ほどしか流通していません。すでに発売から10年以上経過しているため、車両状態をよく確認した上で購入を決めたほうがよいでしょう。
先代モデルとの比較
キャロル XSは、6代目である2009年から2013年まで設定されていたグレードです。この世代では、上級グレードとして位置づけられています。
上級グレードらしく、専用のキー以外ではエンジンを始動させることができない自動車盗難防止システムのイモビライザー、用途に合わせたシートアレンジが可能な分割可倒式リアシートなどの機能を搭載しました。
その他にも、パワーウィンドウや集中ドアロック、UVカットガラスなどを標準装備しています。また、マニュアルエアコンに、AM/FMラジオ/CDプレーヤーなども装備しているのが特徴です。
2013年3月に行われた一部改良で、キャロル GSのみのモノグレード体系になったことにより、このグレードは廃止となりました。
キャロル XSはすでに登場してから10年以上が経過しているため、中古車の流通量はあまり多くはありません。価格も年式相応の手頃なものが多くなってきたので、お得に手に入れることができるでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1535mmです。
人気のあるカラー
・スペリアホワイト
・マルーンブラウンパール
・シャイニーグリーンメタリック
・エアブルーメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・ミルクティーベージュメタリック
この中では、純白の「スペリアホワイト」と、クリーム色の「ミルクティーベージュメタリック」が人気です。
※本記事は、2024年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。