スバル レガシィツーリングワゴンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

1989年、日本にステーションワゴンを根付かせた立役者であるレガシィツーリングワゴンの初代がスバルから登場します。セダンと同レベル以上の走行性能と高級装備を与えられたレガシィツーリングワゴンは、ステーションワゴンという新たな世界観を提供しました。強力なエンジンと高度な電子制御による4輪駆動システムを備え、優れた全天候走破性能を持っていたことで人気を博します。

1993年、シリーズ最大のヒット作となった2代目が登場。よりスタイリッシュになった外観と充実した室内装備、2.0Lの排気量において初めて280psを達成したパワフルなエンジンを与えられたことで、他メーカーのワゴン車には無いプレミアム性を備えました。

1996年のマイナーチェンジでは、スポーツグレードにビルシュタイン社製の倒立ショックアブソーバーを装備し、上質な乗り心地と高い走行性能の両立が図られています。

1998年、3代目が登場しました。この世代では、全車4WD化され、新たに「B4」というブランドネームが与えられています。さらに、リアサスペンションがマルチリンク方式へと変更され、走行性能の向上とラゲッジルームの拡大が図られました。また、この世代から、官公庁での公用車として使用されることが多くなっています。

2003年、4代目が登場。ボディを3ナンバーサイズまで拡大したことによって、高速走行での安定性が向上しています。また、グレードによるものの、アルミニウム素材などを一部パーツに採用したことによって、先代よりも100kg近い軽量化に成功し、ボディ剛性も向上しました。

2009年に登場した5代目は、北米市場の要望を受けてボディサイズが大幅に拡大されています。また、エンジンも2.0Lを廃止して、2.5Lに変更となりました。より豪華になった装備に加え、スバルの誇る先進運転支援システム「EyeSight（ver.2）」を搭載し始めるなど、安全性能の向上を図っています。

2014年には、後継車となるレヴォーグがデビューしたことにより、レガシィツーリングワゴンは惜しまれながら国内販売を終了しました。

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レガシィツーリングワゴン 2.5iは、4代目の終盤である2008年に追加設定されたグレードです。

搭載される2.5L水平対向4気筒SOHCエンジンは、豊かなトルクによって余裕のある走りをもたらします。そのため、ターボエンジン車とはまた違ったテイストを楽しめるグレードです。

4代目では、クルーズコントロールや本革巻きステアリングなどの充実した装備が特徴でした。しかし、5代目ではベーシックグレードとしてラインナップされていたため、4代目にあった多くの装備が取り除かれています。

レガシィツーリングワゴン 2.5iを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2008年式：34万円～44万円
2009年式：29万円～79万円
2010年式：46万円～49万円
2011年式：38万円～90万円
2012年式：39万円～56万円
2013年式：流通量希少のため算出不可
2014年式：流通量希少のため算出不可

レガシィツーリングワゴン 2.5iは新車販売台数が少数であったことから、中古車の流通台数は稀少となっています。しかし、価格はこなれてきているものが多いので、お得に手に入れられるでしょう。

4代目：2008年～2009年
レガシィツーリングワゴン 2.5iは、4代目の終盤である2008年に追加で設定されたグレードです。

燃費性能に優れるEJ25型2.5Lエンジンを搭載しており、装備面もクルーズコントロールや本革巻きステアリングなどを装備するなど充実しています。

この世代は上述したとおり4代目の末期に設定されたため、わずか1年ほどしか販売されていないこともあり、中古車はたった2台しか流通していませんでした。また、登場から10年以上経過しているので、価格はかなりこなれてきています。

エンジンは2.5L水平対向4気筒バルブ最高出力177ps。ボディサイズは全長4680mm×全幅1730mm×全高1470mmです。

5代目：2009年～2014年
この世代のレガシィツーリングワゴン 2.5iは、5代目誕生と同時に設定されました。先代同様、EJ25型2.5Lエンジンを採用し、高効率のCVTを組み合わせることで、経済性能や環境性能にも配慮した設計となっています。

先代と比べると流通量が若干増えているため、条件に合った車両を探しやすいでしょう。

エンジンは2.5L水平対向4気筒バルブ最高出力170ps。ボディサイズは全長4775mm×全幅1780mm×全高1535mmです。

レガシィツーリングワゴン 2.5iのボディカラーは、下記の4色が設定されています。

・クリスタルブラック・シリカ
・グラファイトグレー・メタリック
・スティールシルバー・メタリック
・サテンホワイト・パール

この中では、漆黒の「クリスタルブラック・シリカ」が人気です。

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レガシィツーリングワゴン 2.5GTは、5代目の2009年に設定されたグレードです。

エンジンには、EJ25型2.5LのDOHCターボエンジンが搭載されており、この世代のスポーツグレードとして位置づけられています。

装備面では、フルオートエアコンや17インチアルミホイール、本革巻きステアリングなどを装備しているのが特徴です。スポーツグレードとして設定されているため、ディスチャージヘッドライトや運転席パワーシートは装備されませんでした。

レガシィツーリングワゴン 2.5iを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2009年式：69万円
2010年式：78万円～86万円
2011年式：流通量希少のため算出不可
2012年式：流通量希少のため算出不可
2013年式：流通量希少のため算出不可
2014年式：流通量希少のため算出不可

レガシィツーリングワゴン 2.5GTの中古車はかなり少なく、現時点では3台しか流通していません。優れた走行性能を誇るグレードでもあるため、他のグレードよりは若干高い価格で取引されているようです。

5代目：2009年～2014年
レガシィツーリングワゴン 2.5GTは、5代目登場と同時に設定されました。

285psという非常に強力なエンジンを搭載したスポーツグレードで、非常に精緻な電子制御フルタイム4WDシステムによって、世界トップクラスの優れた走行性能を誇っているのが特徴です。

装備面では、パワーウィンドウや集中ドアロック、本革巻きステアリングなどを装備しています。

デザイン面では、レガシィの特徴でもあった窓枠のないサッシュレスドアが廃止されるなど、従来の細身でスタイリッシュな印象から一転して、大柄で堂々としたエクステリアへと変化しました。

レガシィツーリングワゴンに設定されたグレードの中では、比較的新しい部類に入るレガシィツーリングワゴン 2.5GTですが、新車販売台数があまり多くなかったため、中古車の流通量は少ないです。現時点の中古車市場に流通していたのは、初期年式のわずか3台のみでした。登場から10年以上が経過している車両しか流通していないので、車両状態をよく確認した上での購入をおすすめします。

エンジンは2.5L水平対向4気筒ターボ最高出力285ps。ボディサイズは全長4775mm×全幅1780mm×全高1535mmです。

レガシィツーリングワゴン 2.5GTのボディカラーは、下記の4色が設定されています。

・クリスタルブラック・シリカ
・グラファイトグレー・メタリック
・スティールシルバー・メタリック
・サテンホワイト・パール

この中では、サテン生地のような光沢感のある白色の「サテンホワイト・パール」が人気です。

レガシィツーリングワゴン 2.0GT DITは、5代目の後半である2012年に行われたマイナーチェンジで追加されたグレードです。

この世代では、最上級グレードとして位置づけられており、スバル特有の走行モード変更システムである「SI-DRIVE」という機能を搭載しています。

エクステリアでは、フロントグリルを中心に新しいスバルデザインモチーフを採用。インテリアでは、インストルメントパネルにダークメタリックの加飾を施しています。

レガシィツーリングワゴン 2.0GT DITを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2012年式：29万円～208万円
2013年式：169万円
2014年式：流通量希少のため算出不可

レガシィツーリングワゴン 2.0GT DITはわずか2年間という短い販売期間であったことから、中古車の流通数はあまり多くありません。しかし、他のグレードと比べれば20台以上が流通しているので、ある程度は豊富な選択肢の中から選ぶことができるでしょう。

5代目：2012年～2014年
レガシィツーリングワゴン 2.0GT DIT は、5代目の2012年に行われたマイナーチェンジで追加されたグレードです。

エンジンには、新開発のダウンサイジング・ターボエンジンを搭載しており、2.0Lの排気量ながら300psというハイパフォーマンスを誇る最上級グレードとして誕生しました。

グレード名につけられているDITとは「Direct Injection TURBO」の略であり、スバル初の直噴技術を搭載したFA20型エンジンを搭載したことに由来します。ここに組み合わされるトランスミッションの「リニアトロニック」CVTは、高出力に対応した高剛性化やトルク伝達効率の最適化を行い、素早いレスポンスと高燃費を両立しているのが特徴です。

このグレードは5代目の後半に設定されたグレードのため、設定期間は2年程度とあまり長くはありませんでした。中古車市場に流通している台数も特別多いわけではありませんが、2012年式であれば20台弱が流通しているので、条件に合った車両は探しやすいでしょう。

エンジンは2.0L水平対向4気筒ターボ最高出力300ps。ボディサイズは全長4790mm×全幅1780mm×全高1535mmです。

レガシィツーリングワゴン 2.0GT DITのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・クリスタルブラック・シリカ
・ディープシーブルー・パール
・ダークグレー・メタリック
・アイスシルバー・メタリック
・ヴェネチアンレッド・パール
・サテンホワイト・パール

この中では、漆黒の「クリスタルブラック・シリカ」が人気です。

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レガシィツーリングワゴン 2.5i Lパッケージは、5代目の2009年に設定されたグレードです。

この世代では、装備を充実させたグレードとして位置づけられています。さらに、スバル伝統の4気筒水平対向エンジンは2.5Lの排気量を持ち、高度な電子制御による4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」によって優れた走行性能を備えているのが特徴です。

また、居住性向上を狙ってボディサイズを従来型よりも大幅に拡大したことによって、ゆとりある室内空間と大きな容積を持つラゲッジスペースを実現しています。

レガシィツーリングワゴン 2.5i Lパッケージを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2009年式：25万円～77万円
2010年式：29万円～99万円
2011年式：43万円～79万円
2012年式：98万円
2013年式：流通量希少のため算出不可
2014年式：流通量希少のため算出不可

レガシィツーリングワゴン 2.5i Lパッケージは登場から10年以上が経過しているので、中古車価格もこなれてきています。

5代目：2009年～2014年
レガシィツーリングワゴン 2.5i Lパッケージは、5代目登場と同時に設定されました。

5代目のベーシックグレードであるレガシィツーリングワゴン 2.5iをベースに、ウッドパネルなどのラグジュアリーな充実した装備を施したグレードとして誕生しています。

エンジンには、ベースとなったレガシィツーリングワゴン 2.5i同様、燃費性能に優れるEJ25型2.5Lエンジンを搭載しているのが特徴です。

装備面では、フルオートエアコンや本革巻きステアリング、運転席パワーシート、17インチアルミホイール、オートライト&オートワイパー、ヘッドランプウォッシャーなどが標準装備されています。

5代目で設定されたこのグレードの中古車は、あまり多いわけではないものの、ある程度の台数が流通しているといった状況です。また、登場から10年以上が経過しているということもあって、どの年式も価格はこなれてきているので、充実した装備ながらもお得に購入できるグレードといえます。

エンジンは2.5L水平対向4気筒バルブ最高出力170ps。ボディサイズは全長4775mm×全幅1780mm×全高1535mmです。

レガシィツーリングワゴン 2.5i Lパッケージのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・クリスタルブラック・シリカ
・ダークアメジスト・ギャラクシィ
・グラファイトグレー・メタリック
・スティールシルバー・メタリック
・カメリアレッド・パール
・ギャラクシティブルー・シリカ
・サテンホワイト・パール

この中では、サテン生地のような光沢感のある白色の「サテンホワイト・パール」が人気です。

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※本記事は、2021年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。