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更新日:2024.12.16 / 掲載日:2021.05.24

スバル ステラの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

スバル ステラ

 

2006年に誕生した軽ハイトワゴンのスバル ステラに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

スバル ステラの歴史

2006年6月、スバルからステラの初代が登場します。その当時、すでに販売されていたプレオの後継車的な存在として誕生しますが、ステラ発売後しばらくの間はプレオも並行して販売されていました。車名のステラは、イタリア語で「星」を意味しています。

ステラは、メインターゲットを女性にシフトチェンジした車として有名です。1,000人以上の女性客からアンケートをとり、「ベビーカーの乗せやすさ」や「後席への乗りやすさ」などに重点を置き、乗り心地の向上に努めた上で開発されました。

親しみやすいデザインのスタンダードモデルと、スタイリッシュでスポーティーなカスタムモデルが用意され、発売から1週間で月間販売目標台数の5,000台を超える受注を記録しています。

そして、誕生時は以下のグレードを設定しました。

<スタンダードモデル>
・ステラ L
・ステラ LX

<カスタムモデル>
・ステラ カスタムR
・ステラ カスタムRS

2011年5月、ステラの2代目が登場。先代では自社生産で発売されていたステラですが、この世代よりダイハツのムーヴからOEM供給を受ける形で発売されるようになります。室内長と室内幅が大幅に拡大されたことにより、室内空間が飛躍的に拡大しました。

2代目の誕生当初は以下のグレードを設定。

<スタンダードモデル>
・ステラ L
・ステラ Lリミテッド アイドリングストップ

<カスタムモデル>
・ステラ カスタムR
・ステラ カスタムR リミテッドS
・ステラ カスタムRリミテッド アイドリングストップ

2012年12月には、軽自動車では初めてとなるOEM供給先のダイハツの衝突回避支援システム・スマートアシストを採用しています。

2014年12月には、現行モデルとなる3代目が登場。ベース車である「ムーヴ」のフルモデルチェンジに合わせる形で誕生しました。

3代目誕生時には以下のグレードを設定します。

<スタンダードモデル>
・ステラ L
・ステラ L スマートアシスト
・ステラ G
・ステラ G スマートアシスト
・ステラ GS

<カスタムモデル>
・ステラ カスタムR
・ステラ カスタムR スマートアシスト
・ステラ カスタムRS スマートアシスト

2020年8月に行われた一部改良では、全グレードにスマートアシストIIIを標準装備させました。また、このときグレードが整理され、以下のスマートアシストのみに集約されています。

・ステラ L スマートアシスト
・ステラ G スマートアシスト
・ステラ カスタムR スマートアシスト

2023年4月、ダイハツの認証試験不正問題を受けて、OEM供給元であったムーヴの生産が終了。同年6月に、スバルもステラの生産・販売を発表します。同年7月に7代目ムーヴの登場に合わせるかたちで、4代目ステラへのフルモデルチェンジが予定されていましたが、ムーヴのフルモデルチェンジが無期延期となり、新型ステラの販売も見送られました。

ステラ カスタムRS

ステラ カスタムRS

 

ステラのスポーティーグレードとして誕生した「ステラ カスタムRS」

ステラ カスタムRSは、ステラが誕生した当初から設定されていたグレードです。

初代では、スーパーチャージャーを搭載したスポーティーグレードとして位置づけられていましたが、2代目ではターボエンジンを搭載したスポーティーグレードに変更されています。

運転席には、収納ポケットつきのセンターアームレストが装備されているのが特徴です。その他、フルオートエアコンやAM/FMラジオ付きMDプレイヤーといった装備が搭載されています。

中古で購入する際の目安となる予算

ステラ カスタムRSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2006年式:13.8万円~37万円
2007年式:4万円~48万円
2008年式:17.6万円~61.2万円
2009年式:36.9万円~59万円
2010年式:25.9万円~44万円
2011年式:19万円~68万円
2012年式:20万円~69.3万円
2013年式:10.2万円~60万円
2014年式:63.8万円
2015年式:55.8万円~85.9万円
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:108.8万円

ステラ カスタムRSの中古車の流通量は、他のグレードに比べると少ないものの、それなりの量は流通しています。全体的にどの年式の車両もこなれてきているので、幅広い選択肢の中から条件に合った車両を見つけられるでしょう。

先代モデルとの比較

初代:2006年~2011年
ステラ カスタムRSは、初代の誕生と同時に設定されました。装備面では、パワーウィンドウや集中ドアロックなどが標準装備されています。

この世代の中古車は登場から15年ほどの時間が経過していることもあり、価格はこなれているものが多いです。

エンジンは直列0.6L直列4気筒チャージャー最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1645mmです。

2代目:2011年~2014年
2代目でも引き続き設定されたステラ カスタムRSは、この世代よりターボエンジンを搭載したモデルとなりました。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ、最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1620mmです。

3代目:2014年~2016年
3代目のステラ カスタムRSも、先代と同じくターボエンジンを搭載したモデルとして設定されています。同時期にスマートアシストを搭載したグレードが発売されているため、ステラ カスタムRS は2016年をもって販売終了となりました。

この世代のものは比較的新しいので、まだ高値で取引されているものが多いです。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmです。

人気のあるカラー

ステラ カスタムRSのボディカラーは、下記のモノトーン8色、2トーン5色が設定されています。

モノトーン
・ブラック・マイカメタリック
・ナイトシャドーパープルクリスタル・メタリック
・メテオライトグレーイリュージョナル・パール
・ブライトシルバー・メタリック
・ファイアークォーツレッド・メタリック
・ディープブルークリスタル・マイカ
・パール・ホワイトIII
・トニコオレンジ・メタリック

2トーン
・ブラック×ブライトシルバー・メタリック
・ブラック×ファイアークォーツレッド・メタリック
・ブラック×ディープブルークリスタル・マイカ
・ブラック×パール・ホワイトIII
・ブラック×トニコオレンジ・メタリック

この中では、漆黒の「ブラック・マイカメタリック」と、パール塗装が施された白色の「パール・ホワイトIII」が人気です。

ステラ L

ステラ L

エントリーグレードながらも装備が充実した「ステラ L」

ステラ Lは、ステラが誕生した当初から設定されていたグレードです。

初代では、エントリーグレードとして位置づけられています。エントリーグレードといえども装備は充実しており、ステラに設定されたグレードの中でも人気の高いグレードのひとつです。

3代目では、急なハンドル操作や滑りやすい路面でのコーナリング時にエンジン出力やブレーキを自動制御し、車両安定性を確保するVDC(ビークルダイナミクスコントロール)も標準装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

ステラ Lを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2006年式:7万円~23万円
2007年式:1.5万円~25.5万円
2008年式:8万円~38.3万円
2009年式:9万円~55万円
2010年式:10万円~43.5万円
2011年式:9.6万円~44.2万円
2012年式:10万円~49.6万円
2013年式:15.9万円~63万円
2014年式:10万円~95万円
2015年式:24.9万円~88万円
2016年式:31.9万円~85.8万円
2017年式:47万円~69.6万円
2018年式:59.8万円
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
2022年式:89.5万円~126万円
2023年式:114.9万円~131万円

ステラ Lの中古車の流通量は、ステラの中でも多いです。そのため、状態のよい中古車を見つけることもそれほど難しくはないでしょう。

先代モデルとの比較

初代:2006年~2011年
ステラ Lは、初代の誕生と同時に設定されました。ステラに設定されたスタンダードモデルの中では、エントリーグレードという位置づけとなっており、ステラの全グレードの中でも最も安い価格となっています。

エントリーグレードということもあり、この世代の中古車はかなり安くなってきました。そのため、数万円で手に入れられる車両もあります。

エンジンは0.6L直列4気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1645mmです。

2代目:2011年~2014年
2代目のステラ Lも、エントリーグレードとして設定されます。この世代では、OEM供給で同等の位置づけであったムーヴ Lではオプション装備できなかったナノイーのディフューザーもオプション装備することができました。

中古車の流通量は他の世代と比べて、圧倒的に多いです。そのため、豊富な選択肢の中から選ぶことができるでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1635mmです。

3代目:2014年~2020年
3代目でも設定されたステラ Lには、大きく見やすい大型メーターにタコメーターが標準装備されています。

この世代は昨年まで販売されていたグレードなので、高値で取引されているものが多いです。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmです。

人気のあるカラー

ステラ Lのボディカラーは、下記の9色が設定されています。

・ブラック・マイカメタリック
・プラムブラウンクリスタル・マイカ
・ライトローズ・マイカメタリック
・ブライトシルバー・メタリック
・ファイアークォーツレッド・メタリック
・スカイブルー・メタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン
・シャイニングホワイト・パール
・ダークエメラルドマイカ

この中では、漆黒の「ブラック・マイカメタリック」が人気です。

ステラ カスタムR

ステラ カスタムR

カスタムモデルのエントリーグレード「ステラ カスタムR」

ステラ カスタムRは、ステラが誕生した当初から設定されていたグレードです。

ステラのカスタムモデルのエントリーグレードとして位置づけられています。そのため、専用のグリルやバンパー、さらに4灯式のプロジェクターヘッドライトなどが採用されているのが特徴です。

装備面では、マニュアルエアコンやパワーウィンドウ、UVカットガラスなどが標準装備されています。登場時はオプションでしか装備できなかった14インチアルミホイールは、2007年より標準装備できるようになりました。

中古で購入する際の目安となる予算

ステラ カスタムRを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2006年式:9.8万円~45万円
2007年式:7.8万円~34.8万円
2008年式:16.8万円~33万円
2009年式:9.5万円~54.7万円
2010年式:19万円~26万円
2011年式:19.1万円~95万円
2012年式:10万円~59.8万円
2013年式:19.8万円~89.8万円
2014年式:29万円~68万円
2015年式:69.8万円~89万円
2016年式:43.8万円~130万円

ステラ カスタムRの中古車の流通量は、非常に豊富です。流通している中古車の価格も手ごろなものが多いので、条件に合った車両も見つけやすいでしょう。

先代モデルとの比較

初代:2006年~2011年
ステラ カスタムRは、初代の誕生と同時に設定されました。マニュアルエアコンやAM/FMラジオ/CDプレイヤーなどを装備しています。

この世代は、登場から15年以上経過しているので、価格は安いものが多いです。

エンジンは0.6L直列4気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1645mmです。

2代目:2011年~2014年
この世代のステラ カスタムRでは、世代に比べて室内長と室内幅を大幅に拡大したことにより、飛躍的に室内空間が拡大しています。

登場から10年以上経過している世代なので、価格はこなれてきました。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1635mmです。

3代目:2014年~2016年
3代目でも設定されたステラ カスタムRは、大きな開口部を持つアグレッシブなエアロバンパーフロントグリルと一体になったフロントヘッドライト、リアスポイラー、ディフューザー形状の専用リアバンパーなどを採用しています。

比較的新しい世代なので、車両状態がよいものが多く、なかには走行距離が5万kmにも満たない個体も多く見られています。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmです。

人気のあるカラー

ステラ カスタムRのボディカラーは、下記のモノトーン6色、2トーン5色が設定されています。

モノトーン
・シャイニングホワイト・パール
・ブライトシルバー・メタリック
・ブラック・マイカメタリック
・スプラッシュブルー・メタリック
・ファイアークォーツレッド・メタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン

2トーン
・ブラック×ブライトシルバー・メタリック
・ブラック×ファイアークォーツレッド・メタリック
・ブラック×スプラッシュブルー・メタリック
・ブラック×シャイニングホワイト・パール
・ブラック×レーザーブルークリスタルシャイン

この中では、パール塗装が施された白色の「シャイニングホワイト・パール」が人気です。

ステラ G スマートアシスト

ステラ G スマートアシスト

厳選した装備にスマートアシストを搭載した「ステラ G スマートアシスト」

ステラ G スマートアシストは、3代目が誕生した当初から設定されているグレードです。

もともと2014年5月に発売された2代目の特別仕様車であるステラ G スマートアシストαとして登場していましたが、3代目で昇格し、カタロググレードとして車名を変えて新たに設定されました。

グレード名が示すとおり、厳選した装備を搭載して価格を抑えたステラ Gをベースに開発し、さらにスマートアシストを装備しているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

ステラ G スマートアシストを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2014年式:91万円
2015年式:39.8万円~92.4万円
2016年式:50万円~89.9万円
2017年式:37.9万円~62.5万円
2018年式:42万円~108万円
2019年式:69万円~120万円
2020年式:80.6万円~88.9万円
2021年式:109.8万円
2022年式:115.5万円~133.7万円

ステラ G スマートアシストは3代目から発売されたグレードなので、比較的高値で取引きされています。そのため、手ごろな価格の中古車を見つけるのはまだ少し難しいかもしれません。

先代モデルとの比較

3代目(現行モデル):2014年~
ステラ G スマートアシストは、3代目の誕生と同時に設定されました。もともと、先代で設定されていたグレードが、カタロググレードに昇格して登場しています。同時期に設定されているステラ Gとは、スマートアシストが標準装備されているか、いないかの違いです。

その名のとおり、スマートアシストが標準装備されているのはもちろん、チルトステアリングやキーレスアクセス&プッシュスタート、フルオートエアコンが標準装備されるなど、魅力的な装備を備えた充実した内容となっています。その他には、運転席の高さを調節することができる運転席シートリフターなども装備しました。

ステラ G スマートアシストの中古車市場の流通量は、発売されたのが比較的最近ということもあり、それほど多くはありません。しかし、それでもある程度の台数は流通しています。また、価格は比較的高めですが、なかには手頃な価格の車両も流通しているので、価格的にも手を出しやすいでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmです。

人気のあるカラー

ステラ G スマートアシストのボディカラーは、下記の9色が設定されています。

・シャイニングホワイト・パール
・ブライトシルバー・メタリック
・ブラック・マイカメタリック
・スカイブルー・メタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン
・ファイアークォーツレッド・メタリック
・プラムブラウンクリスタル・マイカ
・ライトローズ・マイカメタリック
・ダークエメラルドマイカ

この中では、明るいシルバー色の「ブライトシルバー・メタリック」が人気です。

※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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