中古車購入
更新日:2025.01.08 / 掲載日:2021.05.25
日産 デイズルークスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

2014年から2020年まで販売されていた日産 デイズルークスに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
日産 デイズルークスの歴史
2014年、日産から快適で広い室内空間や全員が乗り降りしやすい乗降性、優れた燃費性能を実現した軽トールワゴンのデイズルークスの初代が登場します。日産は三菱自動車との軽自動車製造に関わる合弁会社「NMKV」で商品企画および開発を行っており、このデイズルークスでは初めて日産が初期段階から協業に参画しました。デイズルークスは兄弟車である三菱のeKスペースと同じく、三菱自動車にて製造が行われており、日産ブランドに向けた細部の最適化を施した上で販売されています。
トールワゴン軽クラストップレベルの室内高1400mmを実現し、子どもが着替えをできるほどの天井の高さや大人の男性でもゆったりの後席空間を確保しました。また、広々とした空間を上質さとスポーティーさでコーディネートし、乗り降りに便利なリモコンオートスライドドアなど、くつろぎと使いやすさを両立しています。
搭載するエンジンは、三菱自動車が開発した3B20型水冷直列3気筒DOHC12バルブおよびインタークーラーターボを採用しました。このエンジンは軽量コンパクトかつ作動抵抗を低減した設計であり、可変バルブタイミング機構を備えることで街中での多様な走行シーンに適合し、優れた使いやすさを実現しています。
誕生当初は以下のグレードを設定しました。
・デイズルークス S
・デイズルークス X
・デイズルークス ハイウェイスター S
・デイズルークス ハイウェイスター X
・デイズルークス ハイウェイスター X Gパッケージ
・デイズルークス ハイウェイスター ターボ
2015年、デイズルークス ハイウェイスター Xをベースに開発された特別仕様車「デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクション」が設定されています。
2016年、マイナーチェンジが行われ、インタークーラーターボを搭載する「デイズルークス ハイウェイスター Gターボ」を設定。また、同時期にはデイズルークス Xをベースに開発された特別仕様車「デイズルークス ボレロ」も設定されました。
2020年、ルークスが3代目にフルモデルチェンジされたことにより、デイズルークスの生産を終了しています。
デイズルークス ボレロ

上質でエレガントなデザインの特別仕様車「デイズルークス ボレロ」
日産の特装車やカスタムカーを手掛けるオーテックジャパンによって、上質感を追求したメッキ装飾が施されたフロントグリルや専用アルミホイール、レザー調シートなどが装備されました。
ボディカラーには、特別感を演出する専用の2トーンカラーを含む全12色が設定されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2016年式:流通量希少のため算出不可
2017年式:49.9万円~151.4万円
2018年式:78万円~149.8万円
2019年式:60万円~150.1万円
2020年式:120.3万円~162万円
デイズルークス ボレロは現時点の中古車市場においても、豊富な流通台数を誇っているため、予算に応じた車両を選ぶことができるでしょう。
先代モデルとの比較
デイズルークス ボレロは、2016年に行われたマイナーチェンジで追加されたグレードです。
1980年代から日産の特装車を手掛けてきたオーテックジャパンが、その蓄積されたノウハウと創造性を最大限に生かし、ベースとなる車のデザインや質感を高めたカスタムカーとして開発しました。
エクステリアでは大小の粒が輝くメッキ加飾を施したフロントグリル、またフロントバンパーにはメッキ加飾したフィニッシャーを採用し、エレガントな印象に仕上げているのが特徴です。さらに専用デザインの14インチアルミホイールを装備し、きらびやかなデザインと上質なハンドリング特性を手に入れています。
インテリアには、ブラックとマルサラレッドでカラーコーディネートしたレザー調シートを採用。さらに運手席ヒーターつきシートやPTC素子ヒーター、リアヒーターダクトを標準装備しました。
特別仕様車として誕生したデイズルークス ボレロですが、2016年以降毎年設定されているグレードのため、中古車の流通量は多いです。そのため、条件に合った車両を探しやすいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・ブロッサムピンクメタリック
・アイスブルーチタンメタリック
・スパークリングレッドメタリック
・スターリングシルバーメタリック
・ピンクゴールドメタリック
・ホワイトパール3コートパール
・プレミアムパープルパール
・プレミアムサンシャインオレンジ4コートメタリック
・アッシュブラウンメタリック
・ブラックパール
2トーン
・ホワイトパール3コートパール×ピンクゴールドメタリック
・アッシュブラウンメタリック×ピンクゴールドメタリック
・プレミアムオリーブメタリック×アッシュブラウンメタリック
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール3コートパール」と、薄いピンク色のピンクゴールドメタリックを組み合わせた「ホワイトパール3コートパール×ピンクゴールドメタリック」が人気です。
デイズルークス ハイウェイスター ターボ

走りを楽しめる高性能なグレード「デイズルークス ハイウェイスター ターボ」
低回転域から素早く湧きあがる力強いトルクと高回転域まで持続するパワーの伸びにより、走りを楽しめる高性能を手に入れることが可能です。フロントとリアにはエアロバンパーとルーフスポイラーを装備し、足回りには15インチアルミホイールが与えられています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2014年式:7.8万円~146.5万円
2015年式:38.9万円~135.1万円
2016年式:44.8万円~134万円
2017年式:49.6万円
デイズルークス ハイウェイスター ターボは販売当時、非常に多くの台数を売り上げた人気グレードであったことから、中古車市場においてもかなりの台数が流通しています。特に初期年式のものは、お得に手に入れることが可能です。
先代モデルとの比較
デイズルークス ハイウェイスター ターボは、デイズルークスが販売された当初に設定されました。
強力な出力を誇るインタークーラーつきのターボエンジンを搭載し、高速道路走行においても余裕のある走行性能と多数の豊富な装備類を特徴としています。
室内高は27インチの自転車も収納可能なクラストップの1400mmを実現し、チャイルドシートへの乗せ降ろしや高さのある荷物の積み下ろしなど、日常のさまざまなシーンでの利便性を高めているのが特徴です。室内のルーフに設置されたリヤシーリングファンは、エアサーキュレーターとして空間容積の大きいハイトワゴンの空気を循環させ、快適性の向上と省エネに寄与しています。
安全面でも、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)やエマージェンシーブレーキシステムが装備されており、高い予防安全性能を誇っているのが特徴です。
デイズルークス ハイウェイスター ターボは初期にしか設定されていませんが、販売当時非常に人気のあったグレードのため、かなりの流通台数を誇ります。また、車両状態による価格差も幅広いので、条件に合った車両を探すのも難しくはないでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・チタニウムグレーメタリック
・ピンクゴールドメタリック
・クールシルバーメタリック
・ブラックパール
・スパークリングレッドメタリック
・プレミアムパープルパール
・ホワイトパール3パールコート
・モカブラウンパール
2トーン
・スパークリングレッドメタリック×ブラックパール
・ホワイトパール3パールコート×ブラックパール
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール3パールコート」が人気です。
デイズルークス ハイウェイスター Gターボ

強力なターボエンジンを搭載する上級グレード「デイズルークス ハイウェイスター Gターボ」
エクステリアには新たなデザインを採用し、日産車共通のモチーフであるVモーショングリルと大胆な開口デザインのバンパーを装備、プレミアム感と存在感を強調させました。
ボディカラーには新色の追加を含め、多彩なボディカラーバリエーションが用意されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2016年式:109.8万円
2017年式:62.7万円~143万円
2018年式:64.7万円~149.5万円
2019年式:59万円~159.5万円
2020年式:78.3万円~149.4万円
デイズルークス ハイウェイスター Gターボは高い人気を集めたグレードだったこともあり、現時点の中古車市場においても豊富な流通数を誇っています。選択肢が豊富なので、予算に応じた中古車を選びやすいでしょう。
先代モデルとの比較
デイズルークス ハイウェイスター Gターボは、2016年に行われたマイナーチェンジで追加されたグレードです。
強力なインタークーラーつきターボエンジンを搭載しています。このエンジンは、軽量コンパクトな設計ながら高い出力を発揮し、余裕のある走りを見せるのが特徴です。また、高速道路走行の際に疲労を軽減するクルーズコントロールも標準装備されています。
さらに、ナノイー搭載のリヤシーリングファンとスピード消臭シートを採用。また高性能エアコンフィルター(花粉・黄砂・PM2.5対応タイプ)を搭載し、車内全体にきれいな空気を循環させることが可能です。
また、先行車や対向車のライトを認識し、ハイビームとロービームの切り替えを自動で行うハイビームアシストも新たに採用しました。
誕生後、圧倒的な人気を誇っていたこのグレードは、現時点の中古車市場に460台以上も流通しています。登場から5年ほどしか経過していないこともあり、まだ価格は高めのようです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mです。
人気のあるカラー
モノトーン
・プレミアムサンシャインオレンジメタリック
・オーシャンブルーパール
・プレミアムオリーブメタリック
・ホワイトパール3コートパール
・スターリングシルバーメタリック
・チタニウムグレーメタリック
・ブラックパール
・スパークリングレッドメタリック
・アッシュブラウンメタリック
・ピンクゴールドメタリック
・プレミアムパープルパール
2トーン
・エアグレーパールメタリック×レモンライム
・スパークリングレッドメタリック×ブラックパール
3トーン
・プレミアムオリーブメタリック×ホワイト×アッシュブラウン
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール3コートパール」と、パール塗装が施された黒色の「ブラックパール」が人気です。
デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクション

充実した装備がふんだんに搭載された特別仕様車「デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクション」
ベースとなる「デイズルークス ハイウェイスター X」に、充実した装備が施されています。
両側リモコンオートスライドドア、赤外線(IR)によるジリジリ感を抑制するIRカットガラス、さらに15インチのアルミホイールなど、人気の機能と質感の高いエクステリアやインテリアを専用装備として採用しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2015年式:39万円~129.7万円
2016年式:35万円~129.9万円
2017年式:59万円~148.3万円
2018年式:69.8万円~133.1万円
2019年式:69万円~150.2万円
2020年式:88.9万円~158.9万円
デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクションの中古車は、現時点で350台以上が流通しています。非常に選択肢が豊富なので、予算に応じた中古車を選べるでしょう。
先代モデルとの比較
デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクションは、2015年に設定された充実装備の特別仕様車です。
力強いデザインが特徴のデイズルークス ハイウェイスター Xをベースに、両側リモコンオートスライドドアやIRカットガラス、15インチアルミホイールなどを装備しました。
また、2017年のマイナーチェンジ後にも再び設定され、新たにプレミアムグラデーションインテリアなどの質感の高いエクステリア・インテリアを採用し、さらに魅力を高めています。
エンジンの負荷を低減し、高い経済性を実現した新技術のバッテリーアシストシステムを採用しているのが特徴です。減速の際にオルタネータで発電した電力をニッケル水素電池に充電し、燃費向上に寄与します。
後席にはエアコンの空気を循環させるリヤシーリングファンや後席用ロールサンシェードを用意しているため、気温の高い日でも快適な車内空間を実現することが可能です。
デイズルークス ハイウェイスター X Vセレクションは、デイズルークスの中でも豊富な中古車が流通しています。価格的にもこなれてきた車両が増えつつあるので、条件に合ったものを探しやすいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
モノトーン
・ホワイトパール3コートパール
・ブラックパール
・アッシュブラウンメタリック
・ピンクゴールドメタリック
・レモンライム
・プレミアムサンシャインオレンジメタリック
・スターリングシルバーメタリック
・スパークリングレッドメタリック
・プレミアムパープルメタリック
・アイスブルーチタンメタリック
・ブロッサムピンクメタリック
・プレミアムオリーブメタリック
2トーン
・エアグレーパールメタリック×ブロッサムピンクメタリック
・アイスブルーチタンメタリック×ホワイト
3トーン
・プレミアムオリーブ×ホワイト×アッシュブラウンメタリック
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール3コートパール」が人気です。
※本記事は、2024年12月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。