中古車購入
更新日:2021.07.29 / 掲載日:2021.07.29
メルセデス・ベンツ CLSクラスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介
クーペを創造させるエレガントかつスポーティーなスタイリングに4ドアを組み合わせたメルセデス・ベンツ CLSクラスに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
メルセデス・ベンツ CLSクラスの歴史
2005年、CLクラスとSクラスを掛け合わせたモデルのCLSクラスの初代が登場します。CLSクラスはセダンでありながら、クーペのようなエクステリアが特徴です。EクラスセダンのW211型(3代目)の派生車種として登場しており、シャシーなどの基本部分は同じものが採用されました。
2006年には、CLSクラス初のマイナーチェンジが行われます。誕生当初設定されていた「CLSクラス CLS500」、「CLSクラス CLS55 AMG」などのグレードが廃止され、新たに「CLSクラス CLS550」、「CLSクラス CLS63 AMG」がラインナップされました。また、全モデルが7速AT(7G-TRONIC)を採用しています。
2010年、初のフルモデルチェンジが行われ、2代目が登場。この世代は、日本では2011年から発売を開始しています。今回のフルモデルチェンジでCLSクラスは大幅な改良がなされており、ECOスタートストップ機能やアイドリングストップ機能を採用することで、かなりの燃費が向上しています。このとき、「CLSクラス CLS350 ブルーエフィシェンシー」、「CLSクラス CLS350 ブルーエフィシェンシー AMGスポーツパッケージ」、「CLSクラス CLS63 AMG」が設定されました。
2015年には、追加で「CLSクラス CLS400」が設定されています。
2018年、約7年ぶりとなるフルモデルチェンジが発表され、現行の3代目が登場しました。さらに、CLSクラスのクーペとしては初めて5人乗り仕様となり、後部座席の乗降性が向上しています。この世代では、「CLSクラス CLS220d スポーツ」、「CLSクラス CLS220d スポーツ エクスクルーシブパッケージ」、「CLSクラス CLS450 4マチック スポーツ」の3つのグレードが設定されました。
2020年、一部改良が行われました。最先端のシステムとして運転手の声に反応し、車内の設定を変更してくれる機能の対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を新たに標準装備しています。
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CLSクラス CLS220d スポーツ
最先端のクリーンディーゼルエンジンを搭載した「CLSクラス CLS220d スポーツ」
CLSクラス CLS220d スポーツは、3代目が誕生した当初の2018年6月から設定されているグレードです。
2.0L直列4気筒BlueTECエンジンを搭載しており、最高出力は194馬力を誇ります。
装備面では、フルオートエアコンや19インチアルミホイール、パワーウィンドウ、クルーズコントロールなどを標準装備しました。2020年9月に行われた一部改良では、対話型インフォテインメントシステムの「MBUX」を新たに装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
CLSクラス CLS220d スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2018年式:643万円
2019年式:流通量希少のため算出不可
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可
CLSクラス CLS220d スポーツの中古車は、現時点ではたった1台しか流通していませんでした。登場してからまだ数年しか経過していないこともあり、流通量は少ない上に価格はかなり高額です。
先代モデルとの比較
3代目(現行モデル):2018年~
CLSクラス CLS220d スポーツは、3代目の誕生と同時に設定されました。
このグレードにはハイブリッド車のように回生ブレーキによって発電を行い、1kWh相当の容量をもったリチウムイオンバッテリーに充電するシステムが採用されています。これにより、高効率性とパワフルで力強い加速を実現しているのが特徴です。
エクステリアでは、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭などメルセデス・ベンツの新しいデザインとして高級感と美しさを兼ね備えました。
インテリアでは、上質で高級感のある素材を使用するだけでなく、きめ細かな工夫や配慮がなされたデザインが採用されています。
CLSクラス CLS220d スポーツの中古車は、現時点の中古車市場にはたった1台しか流通していませんでした。登場してからまだ数年しか経過していないこともあり、まだこのグレードを手放すユーザーが少ないのでしょう。そのため、もう少し流通量が増えるまで様子を見たほうがいいかもしれません。
エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力194ps。ボディサイズは全長4996×全幅1896mm×全高1436mmです。
人気のあるカラー
CLSクラス CLS220d スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。
・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)
・ヒヤシンスレッド(M)
この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。
※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味し、(マット)とはマットペイントを意味します。
CLSクラス CLS450 4マチック スポーツ
新技術のISGを搭載した「CLSクラス CLS450 4マチック スポーツ」
CLSクラス CLS450 4マチック スポーツは、3代目が誕生した当初の2018年6月から設定されているグレードです。
新型のM256エンジンに加え、さらにCLSクラスでは初めてISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)などの新技術を搭載したグレードでもあります。
また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」も標準装備しました。その他には、フルオートエアコンや19インチアルミホイールを装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
CLSクラス CLS450 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2018年式:538万円~875万円
2019年式:695万円~869万円
2020年式:819万円
2021年式:流通量希少のため算出不可
このグレードの中古車は、現時点で40台以上が流通しています。新車価格が1000万円を超えるグレードであることを考えれば安いかもしれませんが、中古車として購入するには気軽に手を出せない金額のものばかりです。
先代モデルとの比較
3代目(現行モデル):2018年~
CLSクラス CLS450 4マチック スポーツは、3代目の誕生と同時に設定されました。
このグレードには、最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する電気モーターのISGが装備されています。動力性能が優れており、安全装備も充実しているため、走行中にドライバーが気を失うなどの万が一の場合を想定した、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速や停止をするアクティブエマージェンシーストップアシストなどの高スペックな装備が採用されました。
装備面では、パワーウィンドウや集中ドアロック、クルーズコントロールなどを装備しています。
CLSクラス CLS450 4マチック スポーツは3代目より設定されているグレードで比較的新しいモデルですが、中古車は40台以上が流通していました。流通量こそ多いものの、全体的に中古車価格は高めなので、最も安くても500万円以上はかかります。中古車として購入するにはなかなかハードルの高い価格なので、今の時点で購入するのは、あまりおすすめできません。
エンジンは3.0L直列6気筒ターボ+モーター最高出力367ps。ボディサイズは全長5000mm×全幅1895mm×全高1425mmです。
人気のあるカラー
CLSクラス CLS450 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。
・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)
・ヒヤシンスレッド(M)
この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。
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CLSクラス CLS400
AMGラインを標準装備している「CLSクラス CLS400」
CLSクラス CLS400は、2代目の中盤である2015年2月に設定されたグレードです。
3.5L V6直噴ツインターボエンジンを搭載しており、最大出力は333馬力という力強い加速性を誇っています。
さらに装備面では、足回りの印象を引き締める19インチAMGマルチスポークアルミホイールなどCLSクラスの個性を強調するAMGラインを標準装備しているのが特徴です。また、タイヤ振動特性を実現するAIRMATICサスペンションを装備しており、スポーティーな乗り心地を体感できます。
中古で購入する際の目安となる予算
CLSクラス CLS400を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2015年式:277万円~328万円
2016年式:349万円~398万円
わずか1年程度しか設定されていないCLSクラス CLS400の中古車は、現時点では5台しか流通していませんでした。登場してから5年以上経過していることもあり、他のグレードよりは価格も落ち着きつつあるようです。とはいえ、中古車として購入するにはやはり高いのでよく考えてから購入するようにしましょう。
先代モデルとの比較
2代目:2015年~2016年
CLSクラス CLS400は、2015年2月に登場しました。
このグレードは、優れたロードノイズ特性、タイヤ振動特性を実現しているエアマティックサスペンションを搭載したことにより、快適かつスポーティーな乗り心地を提供しているのが特徴です。
装備面も充実しており、デュアルエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシート、ウッドパネルなどを標準装備しています。その他にも、ヘッドライトの照射範囲を最大化してくれる高解像度かつ高精度のマルチビーム LEDヘッドライトを標準装備しました。
CLSクラス CLS400は設定されていた期間が1年ちょっとと短いこともあり、中古車の流通量は他のグレードと比べて、わずか5台と少なめです。新車として販売されていたころに1000万円近い価格がついていたことを考えれば、中古車は200~300万円台と安いでしょう。しかし、それでも中古車として購入するには高めであることを覚悟しておく必要があります。
エンジンは3.5L V型6気筒ツインターボ最高出力は333ps。ボディサイズは全長4955mm×全幅1880mm×全高1415mmです。
人気のあるカラー
CLSクラス CLS400のボディカラーは、下記の11色が設定されています。
・オブシディアンブラック(M)
・マグネタイトブラック(M)
・シトリンブラウン(M)
・テノライトグレー(M)
・セレナイトグレー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・マンガナイトグレー(マット)
この中では、受注生産限定のボディカラーである落ち着いた色合いのグレー色の「マンガナイトグレー(マット)」が人気です。
CLSクラス CLS550
ツインターボエンジン搭載の「CLSクラス CLS550」
CLSクラス CLS550は、初代の2006年9月に行われたマイナーチェンジで設定されたグレードです。
4.7L V8直噴ツインターボエンジンを搭載しており、トランスミッションには当時新開発された9速ATの「9G-TRONIC」を採用しています。1速から9速までの変速比幅を大きくすることで、エンジン回転数が全体的に抑制され、優れたエネルギー効率と快適な走りを実現しました。
装備面も充実しており、デュアルエアコンや19インチアルミホイールを装備しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
CLSクラス CLS550を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2006年式:流通量希少のため算出不可
2007年式:88万円~135万円
2008年式:75万円~198万円
2009年式:99万円~109万円
2010年式:流通量希少のため算出不可
2011年式:流通量希少のため算出不可
2012年式:流通量希少のため算出不可
2013年式:流通量希少のため算出不可
2014年式:385万円~418万円
2015年式:318万円~406万円
2016年式:298万円~395万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:流通量希少のため算出不可
2世代に渡って設定されていたCLSクラス CLS550の中古車は、現時点で10数台が流通しています。初代では価格も落ち着いてきていますが、2代目はまだまだ高いので、購入するなら年式は古くはなりますが初代がおすすめです。
先代モデルとの比較
初代:2006年~2011年
CLSクラス CLS550は、2006年に行われたCLSクラスのマイナーチェンジで登場しました。
誕生した当初は、387馬力を誇る新開発の5.5L V型8気筒エンジンを搭載しています。トランスミッションには、7速ATの「7G-TRONIC」を採用しました。
登場から15年以上が経過していることもあり、この世代はかなり手ごろな価格で取引されているものが多いです。
エンジンは5.5L V型8気筒ターボ最高出力387ps。ボディサイズは全長4915mm×全幅1875mm×全高1415mmです。
2代目:2011年~2018年
先代に引き続き、CLSクラス CLS550は2代目でも設定されました。
この世代では、トランスミッションに新開発の9速AT「9G-TRONIC」を採用しています。また、ドライバーの視界性を最大限確保してくれるアクティブライトシステムも装備されました。
この世代の中古車は、現時点では2014年から2016年までの車両しか流通していません。比較的新しいモデルなので、価格はまだ高めです。
エンジンは4.6L V型8気筒ツインターボで最高出力は408ps。ボディサイズは全長4955mm×全幅1880mm×全高1415mmです。
人気のあるカラー
CLSクラス CLS550のボディカラーは、下記の11色が設定されています。
・オブシディアンブラック(M)
・マグネタイトブラック(M)
・シトリンブラウン(M)
・テノライトグレー(M)
・セレナイトグレー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・マンガナイトグレー(マット)
この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。
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※本記事は、2021年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。