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更新日:2021.09.15 / 掲載日:2021.09.15
メルセデス・ベンツ GLBの燃費や税金など気になる維持費を紹介

2019年6月に7人乗りコンパクトSUVとして登場したメルセデス・ベンツ GLBの気になるポイントを紹介していきます。
「燃費やボディサイズは?」「税金や車検代などの維持費はいくらかかる?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
GLBについて
GLBはすでにメルセデス・ベンツから販売されていた「GLA」と「GLC」の中間サイズに位置し、7人乗りコンパクトSUVとして2019年6月に登場しました。
Gクラスの持つ高い走破性を引き継ぎいだ本格SUVでありながら、7人乗りを可能にした居住性と都市部の路地や狭い道路でも取り回しの良いボディサイズが特徴です。
ヨーロッパでは2019年6月に登場しているものの、日本に導入されたのはおよそ1年後の2020年6月でした。そんな日本市場に設定されているグレードは、以下の4つです。
・GLB180
・GLB200d
・GLB200d 4マチック
・GLB250 4マチック スポーツ
各グレードに搭載されているエンジンは以下になります。
GLB180
1.4L直列4気筒DOHCターボ最高出力136psの「M282」
GLB200d
2.0L直列4気筒クリーンディーゼルターボ最高出力150psの「OM654」
GLB200d 4マチック
2.0L 直列4気筒クリーンディーゼルターボ最高出力150psの「OM654q」
GLB250 4マチック スポーツ
2.0L直列4気筒ターボエンジン最高出力224psの「M260」
いずれのエンジンも低回転域からトルクフルな加速が可能なので、SUVの最高峰として位置づけられているGLSクラスにも引けを取らない力強い走りが魅力となっています。
また、GLBに備わっているダイナミックセレクトは、FFをベースにクラッチを介して後軸に駆動力を伝達するシステムです。このシステムには「エコモード」「コンフォートモード」「スポーツモード」「オフロードモード」「インディビデュアルモード」の5種類が設定されています。
そのため、選んだモードに応じて、エンジンやトランスミッション、ステアリングなどの設定を制御することが可能です。
GLBのボディサイズ
まだ登場したばかりでフルモデルチェンジが行われていない1世代のみのGLBは、比較する対象がありません。
ここでは、GLB200dのボディサイズを確認しておきましょう。
<世代:グレード:ボディサイズ>
初代
GLB200d
全長4634mm×全幅1834mm×全高1706mm
2020年6月に日本に登場したばかりのGLBのボディサイズは、日本で乗るには少し大きめのサイズ感となっています。
GLBが登場する1年前に登場した電気自動車の「EQC」と比べて若干小さめに作られているものの、それでも1845mmという全幅なので狭い道などでは乗りにくさを感じる可能性はあるでしょう。
都内や都市部のコインパーキングでは、長さ4800mm~5000mm×幅2400mm~2500mm程度のところが多いです。そのため、全幅の広いGLBは駐車してドアを開ける際に少し注意したほうがいいでしょう。
また、立体駐車場の場合ですが、日本はほとんどが全高1550mmまでしか対応していないので、1700mmを超えるGLBは駐車できません。
GLBの安全装備
GLBは、世界中で重要が高まるSUV市場で、メルセデス・ベンツがさらに顧客のニーズに応えるべく導入したモデルです。そのため、Gクラスの持つ高い悪路走破性と抜群の居住性を備えており、安全性能もSクラスと同等の最新の安全運転支援システムを採用しています。
「レーダーセーフティパッケージ」を全車に装備しており、その内容は以下のとおりです。
・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)
・アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
・PRE-SAFE
・PRE-SAFEプラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
・PRE-SAFEサウンド
・緊急回避補助システム
・渋滞時緊急ブレーキ機能
・アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付)
・アクティブレーンキーピングアシスト
・アクティブステアリングアシスト
ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーが周囲の状況を的確に判断することで、安全性能がより向上しています。
また、他にもドライバーを支援するシステムとして、障害物のある方向へギアを選択した場合に誤操作の警告する「ドライブアウェイアシスト」、車両周辺を真上から確認できる「360°カメラシステム 」、走行状況に合わせてヘッドライトを制御する「マルチビームLEDヘッドライト」が備わっているので安心してドライブができるでしょう。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
GLBのトランクルームの広さをご紹介します。
<世代:容量>
初代
570L
現行モデルとなる初代GLBは、シートを格納することでフラットな床面にすることが可能です。そのため、3列目シートを格納することでおよそ570Lのラゲッジスペースを確保し、ゴルフバッグであれば2個まで積載することができます。
さらに、2列目シートを格納すると大容量の1805Lにまで増えます。このシートを格納した状態では、ゴルフバッグを4個まで積載することが可能です。
また、オプションにはなりますが、2列目シートには140mmの前後スライド機能を搭載することが可能です。この場合、3列目シートの足元を広げることで、車中泊用のマットレスを敷くことができるようになります。
GLBの燃費
GLBは、日本市場に投入されてまだ2年ほどしか経過していないのでフルモデルチェンジは実施されていません。そのため、初代から現行モデルまでボディサイズの変更もしておらず、燃費の変動はありません。
グレードによって、エンジン形式がディーゼルとガソリンのモデルがあります。
<世代:グレード:燃費>
初代
GLB180
13.4km/L(WLTCモード燃費)
初代
GLB200d
17.5km/L(WLTCモード燃費)
初代
GLB200d 4マチック
15.9km/L(WLTCモード燃費)
初代
GLB250 4マチック スポーツ
12km/L(WLTCモード燃費)
GLBは、全てのグレードでカタログ値ながら12km/Lを超えています。信号が多い都市部の街乗りでは、カタログ値より燃費が低下しますが、それでも10km/Lは超えると予想されるので燃費性能は優秀といえるでしょう。
GLBの税金
現在の日本での自動車に関する税金としては、購入時の消費税や自動車税環境割に加えて、毎年納める自動車税、車検の都度支払う自動車重量税などがあります。このうち自動車税は排気量ごとに額が決まっていますが、初回登録から13年経過すると、税額が15%程度割増になります。
GLBの自動車税は、以下の価格となるようです。
<世代:グレード:年額>
初代
GLB180
34,500円(1332cc)
初代
GLB200d
39,500円(1,950cc)
また、13年を超えた場合に税額が増税されますが、GLBの場合はまだ10年以上先のことなので今はまだ気にする必要はないでしょう。
続いてGLBの重量税ですが、2021年モデルを新車で購入する場合、エコカー減税対象車に該当するため重量税は免税となります。
また、2020年10月以降、新たに自動車税環境割が車両購入時に適応され、自動車取得税を廃止しました。燃費基準値達成度などの環境負荷軽減に応じて、税率が4段階に区分されます。これは、新車と中古車で税率の算出方法が異なるため、中古車の購入を検討しているのであればしっかりと税率を確認しましょう。
他にも、車を購入する際には、10%の消費税も課税されることになります。そのため、自動車税や重量だけではなく、消費税などの税金のことも考慮しておくことが大切です。
自賠責保険や任意保険料
続いてGLBの、自賠責保険や任意保険料の額をご紹介します。
自賠責保険料は車種による違いはなく、白ナンバーの登録車の場合24か月分20,010円で、車検時に2年分まとめて支払うことになります。
任意保険は「保険会社」「運転者の年齢」「補償内容」などで金額が大きく変動するため、正確な相場を出すことは難しいです。そこで、その保険料を算定する目安となるのが「型式別料率クラス」です。ここで算出された数字が低いほど、保険料は安くなります。
ここでは、損害保険料算出機構のホームページで確認できた料率クラスを確認しておきましょう。
※いずれも保険始期2021年1月1日~12月31日の場合です。
初代
GLB200d
対人賠償責任保険7・対物賠償責任保険7・搭乗者傷害保険7・車両保険12
※料率クラスは損害保険料算出機構のサイトで算出しました。
GLBの車検代
GLBの車検時にかかる経費としては、大きく分けて法定費用と整備点検費用があります。法定費用は国産車と輸入車による違いはなく、排気量や車重で決められているのです。
初代の「GLB200d」で見た場合、以下の費用がかかります。
重量税・・・2年分で10,000円
自賠責保険料・・24か月で20,010円
印紙代・・・1,200円
また、他モデルと同様に、輸入車は国産車よりも整備費用が高く設定されています。整備の工賃が割高の場合もありますが、多くの場合はパーツ代の価格が国産車より高額です。
これには輸入車特有の理由があります。現地からパーツを取り寄せる必要があり、パーツ代金に輸送費が上乗せされてしまうためです。
GLBの維持費
前述した項目を含め、GLBの中古車を購入した場合の維持費についてまとめてみましょう。
使用場所や目的による差もありますが、年額に換算したおおよその目安として、初代のGLB200dの年間維持費は以下のとおりです。
・自動車税・・・39,500円
・重量税・・・10,000円(2年分÷2)
・自賠責保険・・・20,010円(24か月分÷2)
・任意保険・・・約50,000円
・ガソリン代(年間1万km走行)・・・100,000円
・駐車場代・・・約96,000円(全国平均)
上記で挙げた以外にも、消耗部品などのメンテナンス費用を見ておく必要があるでしょう。
ちなみにメルセデス・ベンツには、初年度登録から3年間の走行距離無制限の無料保証「メルセデス・ケア」、メルセデス・ケアが終了したタイミングで利用できる保証プラン「メンテナンス プラス ライト」などが用意されています。これらの保障プランを利用すれば、高額なメンテナンス費用も少しは安く抑えられるでしょう。
輸入車は国産車と比較して修理費が高額です。加入期間に期限があるので、加入希望の方や特に年間走行距離が多い方は早めに申し込みをおすすめします。
ディーゼルエンジンの特徴
GLBには燃費性能に優れたディーゼルエンジン搭載モデルがラインナップされています。現行モデルでは、「GLB200d」と「GLB200d 4マチック」が該当します。
ディーゼルエンジンは使用する燃料が軽油のため、ガソリンと比べて燃料代を抑えることができます。年間の走行距離が多い方に適しているでしょう。
低速域でも力強い走りを発揮するのが特徴です。そのため、都市部などの停車や発進が繰り返される場面でもストレス無く、スムーズなドライブが期待できるでしょう。
一般道からカーブなどが続くワインディングロードまで、幅広く対応できます。さらに最大トルクがガソリンエンジン搭載モデルよりも低い回転域で発揮することもあり、高速道路などで追い越しをする際にもパワー不足を感じることは少ないでしょう。
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※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。