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更新日:2021.09.16 / 掲載日:2021.09.16
メルセデス・ベンツ GLBの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

2019年に発売を開始した高級SUVのメルセデス・ベンツ GLBに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
メルセデス・ベンツ GLBの歴史
2019年6月、メルセデス・ベンツからGLBの初代が登場します。コンセプトモデルは、同年のオート上海で発表されました。
この車種には、2列シートの5人乗りモデルと3列シートの7人乗りモデルが用意されています。ヨーロッパ市場では4グレードが発表され、2種類のガソリンエンジンと1種類のディーゼルエンジンのモデルが設定されました。
2020年6月、日本仕様となるGLBが登場します。日本仕様は以下の2つが導入されました。
・ディーゼルターボエンジンモデルの「GLB 200d」
・ターボエンジンの四輪駆動モデルの「GLB 250 4マチック スポーツ」
発売当初のモデルは全車トランスミッションが8速DCTになっており、7人乗りのみが用意されています。さらに全車に、液晶メーターとナビの役割を果たすタッチパネル式のワイドディスプレイが標準装備されました。
安全装備には以下の内容を備えています。
・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック
・アクティブステアリングアシスト
・アクティブレーンチェンジングアシスト
・アクティブブラインドスポットアシスト など
また、Sクラスと同等の安全性能を誇るレーダーセーフティパッケージも全車に標準装備。
メルセデス・ベンツの他の車種にも搭載されている対話型システムの「MBUX」も装備されています。これにより、カーナビの目的地の設定やエアコンの温度調節などを音声で調整することが可能になりました。
同年7月、GLBの日本での発売を記念して、日本を代表するアニメのひとつであるドラえもんの「映画ドラえもん のび太の新恐竜」とのタイアップキャンペーンを実施。ドラえもんと一緒に、メルセデス・ベンツの魅力や先進技術をわかりやすく紹介するスペシャルサイトも公開されました。
2021年4月、以下のグレードを追加しています。
・ガソリンエンジン搭載のエントリーモデル「GLB 180」
・ディーゼルモデルに四輪駆動システムを搭載したモデル「GLB 200d 4マチック」
メルセデス・ベンツ GLBの中古車を探す
GLB 180

GLBのエントリーグレード「GLB 180」
GLB 180は、初代の2021年4月に追加設定されたグレードです。GLBの中では、エントリーグレードとして位置づけられています。
ガソリンターボエンジンを搭載し、誕生当初に設定されていた「GLB 200d」の代わりのグレードとして導入されました。小型軽量となっているため高い静寂性を実現しており、街乗りでも取り回しがよいのが特徴。トランスミッションは7速ATの7G-DCT、駆動方式はFFです。
エントリーグレーとして登場したので、GLBに設定されたグレードの中では一番新車価格が安くなっています。
中古で購入する際の目安となる予算
GLB 180を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。
そもそもGLB 180は、2021年4月に設定されたばかりのグレードです。そのため、まだ新車として購入するケースがほとんどで、中古車として手放すユーザーは少なくなっています。このことから、GLB 180の中古車を手に入れるにはまだ数年ほど待つ必要があるでしょう。
先代モデルとの比較
初代(現行モデル):2021年~
GLB 180は、2021年4月に設定されたばかりの新しいグレードです。
エンジンには、オールアルミニウムのガソリンターボエンジンである「M282」を搭載しています。アルミニウムを使用したことによって、車両の小型化と軽量化を果たしました。ホイールには、18インチアルミホイールが採用されています。また、車の状況やスピードメーターを表示するワイドディスプレイを運転席のダッシュボード部分に配置しました。
対話型の音声認識システムである「MBUX」も搭載しています。これは、「ハイ、メルセデス」と話しかけるとシステムが起動し、音声でエアコンの調整やインフォメーションディスプレイ、カーナビなどの操作ができるシステムです。
GLB 180はまだ登場から数か月しか経過していないので、中古車としては1台も流通していません。そのため、このグレードの中古車を手に入れるには、まだ数年かかるでしょう。仮に流通したとしても、新車と変わらない価格で取引される可能性があります。
エンジンは1.4L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4636mm×全幅1834mm×全高1706mmです。
人気のあるカラー
GLB 180のボディカラーは、下記の7色が設定されています。
・ポーラーホワイト(S)
・デジタルホワイト(M)
・コスモスブラック(M)
・デニムブルー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・マウンテングレー(M)
・ギャラクシーブルー(M)
この中では、純白の「ポーラーホワイト(S)」が人気です。
※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味します。
GLB 200d 4マチック

ディーゼルエンジン搭載の四輪駆動モデル「GLB 200d 4マチック」
GLB 200d 4マチックは、初代の2021年4に追加設定されたグレードです。
ディーゼルエンジン搭載の四輪駆動モデルとなっており、7人乗りながらも広い車内空間を実現しています。四輪駆動システムの「4マチック」を搭載しているため、エンジンも静寂性があり、低振動なのが特徴です。
また、このグレードはドライブモードを選択すると、前輪と後輪のトルク配分を変えることができるため、路面状況に応じて安定した走行が可能となっています。
中古で購入する際の目安となる予算
GLB 200d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2021年式:629万円
GLB 200d 4マチックは登場したのが2021年4月と、発売からあまり時期が経っていないために中古車価格は高めです。
また、このグレードは新車価格が550万円ほどなのですが、オプション装備が充実していることもあり、それよりも高い価格となっています。そのため、あまり中古車として購入するメリットはないでしょう。
先代モデルとの比較
初代(現行モデル):2021年~
GLB 200d 4マチックは、2021年4月に設定されたばかりの新しいグレードです。
クリーンディーゼルターボエンジンを搭載するグレードで、シリンダーブロックにはアルミニウムを使用し、エンジンの軽量化を行いました。
GLB誕生当初に設定されていた「GLB 200d」に、四輪駆動システムを搭載したグレードです。グレード名に「4マチック」という名前がついているように、駆動方式はフルタイム4WDとなっています。
装備面では、マルチビームLEDヘッドライトが搭載されているので、明るくて広範囲な視界を確保することが可能です。ホイールは、18インチアルミホイールを採用しています。
安全装備も充実しており、ステアリングアシストや自動再発進、車線逸脱防止、車間維持などの機能のある「インテリジェントドライブシステム」も装備されました。
登場から数か月しか経っていないですが、中古車市場には1台が流通しています。しかし、この1台は新車価格よりも高額なので、あまり手に入れるメリットはなさそうです。
エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4634mm×全幅1834mm×全高1706mmです。
人気のあるカラー
GLB 200d 4マチックのボディカラーは、下記の7色が設定されています。
・ポーラーホワイト(S)
・デジタルホワイト(M)
・コスモスブラック(M)
・デニムブルー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・マウンテングレー(M)
・ギャラクシーブルー(M)
この中では、メタリック系の黒色の「コスモスブラック(M)」が人気です。
GLB 250 4マチック スポーツ

GLBの高性能モデル「GLB 250 4マチック スポーツ」
GLB 250 4マチック スポーツは、初代誕生した当初の2020年6月に設定されたグレードです。
GLBの高性能モデルとして位置づけられており、エンジンにはガソリンターボエンジンを搭載しています。新開発の8速ATの「8G-DCT」を備えているため、スムーズで素早いギアチェンジが可能です。また、前輪と後輪のトルク配分を変えられる四輪駆動システム「4マチック」を搭載しています。
ホイールには20インチアルミホイールが採用されていますが、オプションでスポーツコンフォートタイヤを選ぶことが可能です。
中古で購入する際の目安となる予算
GLB 250 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2020年式:648~728万円
2021年式:698~738万円
2020年に日本に導入されたGLB 250 4マチック スポーツの中古車は、現時点で13台が流通していました。
それなりの台数が流通しているので選択肢はいくらかありますが、いずれも新車価格の690万円と大差ない価格となっているのでこのグレードも現時点で中古車として購入するメリットはなさそうです。
先代モデルとの比較
初代(現行モデル):2020年~
GLB 250 4マチック スポーツは、初代の誕生と同時に設定されました。
フロントデザインはクローム仕上げのアンダーガードと、2本のパワードームを備え、SUVらしい見た目になっているのが特徴です。
大型ラジエターグリルにはツインルーバーがあり、中央部分にメルセデス・ベンツを象徴するエンブレムのスリーポインテッドスターを配置しました。
インテリアはブラックレザーとカーボン調のトリムで仕上げられており、オプションで赤やウッドトリムも選択することができます。ダッシュボード中央にはワイドディスプレイを配置し、5つのエアコンの吹き出し口が装備されました。
他のグレードと同じく、対話型の音声認識システムの「MBUX」を備えています。また、レーダーとカメラを組み合わせた運転支援システムが標準装備されました。
登場から2年ほどしか経過していませんが、それでも中古車は10台以上が流通しています。とはいえ、価格的には新車とあまり変わらないのでよく考えてから購入したほうがよいでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力224ps。ボディサイズは全長4650mm×全幅1845mm×全高1700mmです。
人気のあるカラー
GLB 250 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の2色が設定されています。
・デジタルホワイト(M)
・ギャラクシーブルー(M)
この中では、少し青みがかった白色の「デジタルホワイト(M)」が人気です。
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※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。