メルセデス・ベンツ GLEの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ GLEのグレード紹介 あなたはどこまで知っている？

Mクラスの後継車として2015年に誕生したメルセデス・ベンツ GLEに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの？」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい？」など、購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ GLEの歴史

2015年1月、GLEの初代が登場します。この世代のGLEは1997年から発売されていたMクラスを引き継ぐ形で、高級SUVとして販売が開始されました。

メルセデス・ベンツが開発した最新の9速オートマティックトランスミッション「9G‐TRONIC」を装備しており、滑らかなシフトチェンジを実現しているのが特徴です。

2015念10月、ようやく日本に導入されます。導入当初は、3.0L V型6気筒BlueTECエンジン搭載のクリーンディーゼルモデルである以下の3つのグレードが設定されました。
・GLE 350d 4マチック
・GLE 350d 4マチック（本革仕様）
・GLE 350d 4マチック スポーツ

安全装備が充実しているのが特徴で、レーダーセーフティパッケージのほか、安全運転支援システムであるインテリジェントドライブを全グレードに搭載しています。

2018年9月、GLE初のフルモデルチェンジが行われ、2代目が登場。この世代はプレミアムSUVとして、エクステリアとインテリアのデザインを大きく変えるだけでなく、次世代技術と装備を搭載しているのが特徴です。

代表的な装備として、対話型インフォテインメントシステムの「MBUX」と安全装備の「アクティブブレーキアシスト （歩行者／飛び出し／右折時対向車検知機能付）」が全車に装備されています。

2019年6月、本国での登場から遅れること10か月後にようやく2代目が日本に導入されました。このとき設定されたのは以下の2種類です。
・3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載した「GLE 400d 4マチック スポーツ」
・3.0L直列6気筒ガソリンエンジンとISG（インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター）を搭載した「GLE 450 4マチック スポーツ」

2019年10月には、2.0L直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「GLE 300d 4マチック」を追加します。

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GLE 300d 4マチック

環境にやさしいクリーンディーゼルエンジンを搭載する「GLE 300d 4マチック」

GLE 300d 4マチックは、2代目の2019年10月に設定されたグレードです。

エンジンは2.0Lの直列4気筒で、環境にやさしいクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。そのため、燃料は比較的低価格の軽油を利用でき、経済的にもやさしい車となっているのが特徴です。

トランスミッションは、9G‐TRONICオートマティックトランスミッションを採用しており、変速ショックがほとんどない極上の乗り心地を実現しています。

中古で購入する際の目安となる予算

GLE 300d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2019年式：流通量希少のため算出不可
2020年式：920万円〜980万円
2021年式：流通量希少のため算出不可

GLE 300d 4マチックは2年ほど前に設定されたグレードのため、中古車の流通量が少なく、現時点では2台ほどしか流通していません。いずれも新車価格の950万円とほとんど変わらないので、価格が落ちてから購入することをおすすめします。

先代モデルとの比較

2代目（現行モデル）：2019年～
GLE 300d 4マチックは、2代目の登場から遅れること4か月後に設定されました。

ディーゼルエンジンを搭載しているため、静かでスムーズな走行が可能です。

最新型ということもあり、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を装備しています。AI機能が搭載されているため、「はい、メルセデス」と声をかければ、ドライバーの音声を感知して、エアコンやナビ、オーディオなど設定を行ってくれるのが特徴です。

また、国内初の導入となるアクティブブレーキアシスト（歩行者／飛び出し／右折時対向車検知機能付）」などを採用するなど、安全装備も充実しています。

GLE 300d 4マチックはGLEの中では一番新車価格が安く、唯一1000万円以下という価格で購入できるグレードです。現在、流通している2台のGLE 300d 4マチックの中古車は、新車価格とほとんど変わらない価格になっているので、今はまだこのグレードを中古車で購入するメリットはないかもしれません。

エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力245ps。ボディサイズは全長4930mm×全幅1950mm×全高1770mmです。

人気のあるカラー

GLE 300d 4マチックのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・オブシディアンブラック（M）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・エメラルドグリーン（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト（M）」が人気です。

※（S）とはソリッドペイントを意味し、（M）とはメタリックペイントを意味します。

GLE 400d 4マチック スポーツ

スポーツ仕様の装備を搭載した「GLE 400d 4マチック スポーツ」

GLE 400d 4マチック スポーツは、2代目の2019年6月に設定されたグレードです。

エンジンには、静粛性の高い3.0L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載しています。トランスミッションは、滑らかな変速を実現してくれる9G‐TRONICオートマティックトランスミッションを採用。

グレード名に「スポーツ」という名前が入っているとおり、SUVデザインのラジエターグリルにはスポーツ仕様であることを感じさせるツインルーバーデザインを採用しました。

中古で購入する際の目安となる予算

GLE 400d 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2019年式：898万円～1078万円
2020年式：930万円～1120万円
2021年式：1150万円～1178万円

GLE 400d 4マチック スポーツの中古車は、比較的流通量が多く、現時点では40台以上が流通していました。選択肢は豊富にありますが、価格は総じて高めとなっています。

先代モデルとの比較

2代目（現行モデル）：2019年～
GLE 400d 4マチック スポーツは、2代目の登場と同時に設定されました。

装備面では、他のグレードと同様に対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しているのが特徴です。

前席にはシートベンチレーターを装備。これは夏場などの暑い時期にシートの快適性を向上させるもので、シート内部に内蔵されているファンから風を吹き出し、身体と座面にこもってしまった熱や湿気を除去してくれる装備です。

他にも、センターコンソール付近にある小物入れに、スマホ（Qi規格対応のみ）を置いておくだけで充電ができるワイヤレスチャージングの機能を兼ね備えています。

そんなGLE 400d 4マチック スポーツの中古車は現在、40台以上が流通しています。選択肢はかなり豊富となっていますが、中古車として購入するにはかなり高い価格が設定されています。そのため、現時点でこのグレードの中古車を購入するメリットは少ないといえるでしょう。

エンジンは3.0L直列6気筒ディーゼルターボ最高出力330ps。ボディサイズは全長4940mm×全幅2020mm×全高1780mmです。

人気のあるカラー

GLE 400d 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・オブシディアンブラック（M）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・エメラルドグリーン（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック（M）」が人気です。

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GLE 450 4マチック スポーツ

2代目GLEの最上級グレード「GLE 450 4マチック スポーツ」

GLE 450 4マチック スポーツは、2代目の2019年6月に設定されたグレードです。

エンジンには、ISG（インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター）を組み合わせた3.0L直列6気筒ガソリンエンジンを搭載しています。

インテリアとしては、背もたれの中央部にナッパレザーが採用されるなど、他のグレードよりも高級感を味わえる仕様となっているのが特徴です。ダッシュボードには、12.3インチワイドディスプレイと12.3インチコックピットディスプレイを搭載しています。

中古で購入する際の目安となる予算

GLE 450 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2019年式：845万円～1060万円
2020年式：918万円～1115万円
2021年式：998万円～1153万円

GLE 450 4マチック スポーツの中古車は、25台以上が流通していました。GLEの中でも一番新車価格が高いグレードなので、中古車価格もかなり高くなっています。安くても800万円台なので、もう少し価格が落ち着くまで購入しないほうがよいでしょう。

先代モデルとの比較

2代目（現行モデル）：2019年～
GLE 450 4マチック スポーツは、2代目の登場と同時に設定されました。

このグレードにも、他のグレードと同様に対話型インフォテインメントシステム「MBUX」が搭載されています。

GLE 450 4マチック スポーツの最大の特徴としては、高スペックガソリンエンジンに四輪駆動システムを装備し、さらにエアスプリングと電子制御式可変減衰力ダンパーの組み合わせからなるAIRMATICサスペンションを採用していることです。これにより、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を両立しています。

このグレードの中古車は、現時点の中古車市場には20台以上が流通している状況です。GLEの中でも最上級グレードに位置している上に、登場から2年ほどしか経過していないので、価格は高くなっており1000万円を超えるものがほとんどです。中古車として購入するには非常に高額となっているので、現時点でGLE 450 4マチック スポーツを手に入れることはあまりおすすめできません。

エンジンは3.0L直列6気筒ターボ最高出力367ps。ボディサイズは全長4940mm×全幅2020mm×全高1780mmです。

人気のあるカラー

GLE 450 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・オブシディアンブラック（M）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・エメラルドグリーン（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、鮮やかな青色の「ブリリアントブルー（M）」が人気です。

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※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。