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更新日:2021.10.12 / 掲載日:2021.10.12
メルセデス・ベンツ SLS AMGの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
メルセデス・ベンツ SLS AMGの歴史
2009年、SLS AMGの初代が登場します。このSLS AMGは、メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスモデルを手がけるブランドのメルセデスAMG社が開発を担当しました。メルセデスAMG社の40年以上にもおよぶ歴史の中で、初のAMG専用モデルとして登場したSLS AMGは、モータースポーツで培ったレーシングカーテクノロジーと、メルセデス・ベンツの最先端技術を結集して開発されたスーパースポーツカーとして設定されます。
2010年、ようやく日本に導入されました。導入当初は、6.3L V型8気筒エンジンを搭載する「SLS AMG ベースグレード」の1グレードのみが設定されています。
2011年、SLS AMGのオープントップモデルである6.3L V型8気筒エンジンを搭載する「SLS AMG ロードスター」が新たに設定されました。ファブリックフトトップはわずか11秒で開閉することができ、走行中も50kmまでであれば操作することが可能です。
さらに、このときSLS AMGが発売してから1周年を記念した特別仕様車の「SLS AMG マットブラックエディション」が期間限定で登場します。
2012年、前年モデルよりも動力やハンドリングの性能をバージョンアップさせた「SLS AMG GT」と「SLS AMG GTロードスター」を設定。エンジンはいずれのグレードも6.3L V型8気筒エンジンを搭載しており、その最高出力はGT専用チューニングにより、591馬力に達しています。
2013年、メルセデスAMG社のブランドスローガン「ドライビングパフォーマンス」を体現したスペシャルチューニングモデルとして「SLS AMG ブラックシリーズ」が設定されます。少量限定生産モデルとなっており、日本では25台限定で発売されました。エンジンはSLS AMGの他のグレードと同じ6.3L V型8気筒エンジンですが、専用チューニングが施されているため、最高出力は631馬力にも及びます。
2014年には生産終了することがアナウンスされ、SLS AMGは一度もフルモデルチェンジされることなく幕を閉じました。
メルセデス・ベンツ SLS AMGの中古車を探す
SLS AMG GT

GT専用チューニングを施したクーペモデル「SLS AMG GT」
SLS AMG GTは、初代の2012年11月に設定されたグレードです。エンジンには、メルセデスAMG社が独自で開発を行った6.3L V型8気筒エンジンを搭載しました。そこにGT専用チューニングを施しているため、最高出力は591馬力を発揮します。
また、SLS AMG専用トランスミッションとしてAMGスピードシフトDCTを採用。GT専用制御とすることで変速時間が短縮し、よりダイレクトな変速感を味わうことができます。
中古で購入する際の目安となる予算
SLS AMG GTを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。登場から10年近い年月が経過しており、さらに2014年には生産を終了しています。そのため、このグレードが今後も中古車市場に流通する可能性は低いでしょう。どうしてもSLS AMG GTを購入したいのであれば、流通するまで地道に待つしかないかもしれません。
先代モデルとの比較
初代:2012年~2014年SLS AMG GTは、初代の終盤に設定されました。
エクステリアには、ダークティンテッドヘッドライト&リアコンビネーションランプ、レッドペイント仕上げのAMGレッドブレーキキャリパーなどのGT専用装備が随所に採用されています。
インテリアでは、ブラックを基調としたシートバックに加え、シート中央部分にはアルカンターラ素材を使用したスポーツシートを取り入れています。
フルオートエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを標準装備するほか、20インチアルミホイールを搭載しています。
このグレードの中古車は、現時点の中古車には1台も流通していません。すでに販売を終了している車種ということもあり、今後も流通が増える可能性は極めて低いでしょう。そのため、SLS AMG GTの中古車を手にいれるのは難しいかもしれません。
エンジンは6.3L V型8気筒ターボ最高出力591ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1940mm×全高1265mmです。
人気のあるカラー
SLS AMG GTのボディカラーは、下記の8色が設定されています。・オブシディアンブラック(M)
・イリジウムシルバー(M)
・デジーノミスティックホワイト2(M)
・デジーノマグノアラナイトグレー(マット)
・AMGマグノモンツァグレー(マット)
・AMGイモラグレー(M)
・AMGアルビームシルバー(M)
・AMGルマンレッド(M)
この中では、光沢感のある白色の「デジーノミスティックホワイト2(M)」が人気です。
※(M)とはメタリックペイントを意味し、(マット)とはマットペイントを意味します。
SLS AMG GTロードスター

コンバーチブルモデルとして設定された「SLS AMG GTロードスター」
SLS AMG GTロードスターは、初代の2012年11月に設定されたグレードです。エンジンやトランスミッションなどは、同時期に発売されたSLS AMG GTと同じ6.3L V型8気筒エンジンとAMGスピードシフトDCTが採用されています。
その他の装備に関しても、SLS AMG GTと大きな変更点はなく、エクステリアとインテリアに採用された装備なども同じものが搭載されました。ただし、ボディカラーのみSLS AMG GTには設定されていないAMGセパンブラウン(M)が設定されています。
中古で購入する際の目安となる予算
SLS AMG GTロードスターの中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。SLS AMG GTロードスターも、SLS AMG GTと同じ時期に設定されたグレードで、登場から10年近い年数が経過しています。すでに生産も終了していることから、中古車市場への流通はあまり期待できないでしょう。
先代モデルとの比較
初代:2012年~2014年SLS AMG GTロードスターは、初代の終盤に設定されました。
エクステリアでは、SLS AMG GTと同じくダークティンテッドヘッドライト&リアコンビネーションランプ、レッドペイント仕上げのAMGレッドブレーキキャリパーを採用しています。
インテリアは、ブラックを基調としていますが、シートやセンターコンソール、さらにドアパネルライニングのコントラストステッチやシートベルト、フロアマットのトリムなどにはレッドのカラーコーディネートを施しました。
安全装備では、ABSやブレーキアシスト、盗難防止システムなどを標準装備しています。
SLS AMG GTロードスターは、現時点の中古車市場には1台も流通していない状況です。そのため、このグレードの中古車を手に入れることは難しいでしょう。SLS AMG GTロードスターほどの走行性能は見込めないものの、ベース車両である「SLS AMG ロードスター」であれば数台流通しているのでこちらを検討してみるのもいいかもしれません。
エンジンは6.3L V型8気筒ターボ最高出力591ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1940mm×全高1265mmです。
人気のあるカラー
SLS AMG GTロードスターのボディカラーは、下記の9色が設定されています。・オブシディアンブラック(M)
・イリジウムシルバー(M)
・デジーノミスティックホワイト2(M)
・AMGセパンブラウン(M)
・デジーノマグノアラナイトグレー(マット)
・AMGマグノモンツァグレー(マット)
・AMGイモラグレー(M)
・AMGアルビームシルバー(M)
・AMGルマンレッド(M)
この中では、光沢感のある白色の「デジーノミスティックホワイト2(M)」が人気です。
※本記事は、2021年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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