車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2024.07.30 / 掲載日:2024.07.30

日産・エクストレイル「ここがピカイチ!」

今回は新車購入に際して「コレを選べば間違いない!」とオススメできるモデルを“鉄板モデル”としてセレクト。いずれも弱点が少なく平均点の高いモデルが揃う車種について、平均点を超える“ピカイチ”な部分にフォーカスしてその魅力を紹介していこう。

NISSAN エクストレイル (SUV)

●価格:360万1400〜475万2000円
●発表年月:’22年7月(’23年4月)
【1.5ℓハイブリッド FF/4WD

独自のメカニズムで最先端の電動走行を

エクストレイルはSUVの中心的な存在だ。初代モデルは00年に発売され、現行型は22年に発売された4代目になる。
全長が4660㎜、全幅が1840㎜のボディによって車内は広い。身長170㎝の大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ半の余裕がある。さらにグレードによっては、荷室にコンパクトな3列目のシートを装着した7人乗りも選択できる。


現行エクストレイルでは、ノーマルタイプのガソリンエンジンは用意されない。ハイブリッドのeパワーのみだ。しかも発電用の直列3気筒エンジンには、圧縮比を変化させる機能が備わり、ターボも装着した。巡航中は発電量も抑えられるため、圧縮比を14まで高めて燃費性能を向上させる。登り坂などでモーターの駆動力を高める時は、発電量も増やす必要があるため、圧縮比を8付近まで下げてターボも作動させる。

WLTCモード燃費は、後輪をモーターで駆動する4WDを備えたX・e‐4ORCEが18・4㎞/ℓだ。動力性能に余裕を持たせて走行安定性も向上させながら、燃料消費量も抑えている。高機能で運転が楽しく、車内も広いからファミリーカーにも適する。

《ココがピカイチ》ボディの重さを感じない一体感を伴う走り

モーターはアクセル操作に対する反応が素早く、特にエクストレイはパワフルだ。4WDのe-4ORCEには、後輪側に専用のモーターが搭載され、4輪の駆動力制御を綿密に行う。前後輪を別々のモーターで駆動するから、後輪側の駆動力を前輪に比べて高めることも可能だ。ブレーキも4輪独立で制御され、旋回軌跡が拡大しそうな時は、進行方向を積極的に内側へ向けることも可能だ。推奨グレードのX・e-4ORCEは、車両重量が1800kgを超えるが、運転しているとボディの重さを意識させない。一体感のある走りを味わえる。

可変圧縮比機構を備えるVCターボで発電してモーターで走行。電動化にいち早く取り組む日産は、モーター制御などに一日の長がある。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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