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更新日:2022.10.18 / 掲載日:2022.10.18

あおり運転を防ぐために 回避行動とドライブレコーダー

 ドライブレコーダーは、あおり運転被害の多発により個人ユーザー向け需要が増大した。ユーザーからはドラレコによる抑止効果により、あおり運転減少への期待が大きく、実際に効果が上がっている半面、被害を最小限に抑えるためには、ドラレコに加えて、「回避行動」をとることが重要であることが、チューリッヒ保険会社とファブリカコミュニケーションズが実施した調査結果で分かった。

あおり運転被害は減少するが危険運転がなくなることはない

 まず、チューリッヒ保険が実施した「あおり運転実態調査」の結果を見てみよう。同調査は2018年から実施しており、今回は1週間に1回以上運転している全国のドライバー2230人を対象に6月11~13日まで実施した。
 それによると、あおり運転をされた経験で「ある」と回答したドライバーは51.3%と半数を超えているが、18年の調査開始時には70.4%あり、調査を重ねるごとにその割合は減少している。
 近年、悪質なあおり運転に起因する事件・事故が多発し、社会問題となったことから、20年6月に「あおり運転の厳罰化」を盛り込んだ改正道路交通法が施行された。しかし、今回の調査で改正道交法によって「危険運転が減少すると思う」と回答したドライバーは前年より減って63%となった。危険運転が減少しないと答えたドライバーは「危険な運転をする人の心理や行動は変わらないと思う」(68.9%)という理由を最も多く挙げている。危険な運転をする人に遭遇してしまった時のために、証拠映像を記録できるドラレコは必需品と言っても過言ではないだろう。

被害を防ぐには回避行動と「あおられない運転」が大切

あおり運転を受けた時にとった対処法(チューリッヒ保険会社調べ)
(チューリッヒ保険会社調べ)

 あおり運転で受けた被害は、車体を接近させる挑発行為が多い。具体的には、「自動車に激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」(75.0%)、「車体を接近させて、幅寄せされた」(21.5%)。
 こうした被害を避けるためにとった対処法は、「道を譲った」が43.3%で最も多く、次いで、「何もしなかった」が37.0%、「他の道に逃げた」が
14.5%と続き、やり過ごすことで被害を回避する対応をとったドライバーが多数を占めた。このように被害を回避または最小限に抑えるためには、ドライバー自身の行動も重要だ。
 今回の調査では77 %のドライバーが「あおり運転を受けないよう注意して運転している」と回答しているように、「あおられない運転」を心がけることが大切であり、それがあおり運転自体の抑制にもつながる。

ドラレコ利用者が半数を超える あおり運転減少に大きな期待

あおり運転をされたきっかけ(チューリッヒ保険会社調べ)
(チューリッヒ保険会社調べ)

 今回の調査対象者のドラレコの利用率は54.7%となり、前年より4.8ポイント上昇して半数を超えた。利用者が非利用者を上回るのは調査開始以来初である。
 ドラレコを利用している理由は「事故発生時に自分が不利にならないようにするため」が83.5%で最も多く、「あおり運転に遭わないようにするため」が34.0%と事故・あおり運転対策として装着する回答が多かった。そこで、ドラレコの普及であおり運転が減少すると思うかを聞いたところ、69.6%が「減少すると思う」と回答。大きな期待が寄せられていることが分かった。
 なお、現在利用しているドラレコの購入または買い替えたタイミングを聞いたところ、「3年以内」が43%で最も多く、以下、「5年以上、購入・買替をしていない」が17%、「1年以内」が15%、「5年以内」が15%、「半年以内」が10%となった。3年以上購入または買い替えていない32%のユーザーが今後の買い替え対象となる。

2割がドラレコの効果を実感 前後映像記録機能を最も重視

 ここからはファブリカコミュニケーションズが運営する自動車ニュースWEBマガジン「CarMe」と動画メディア「CARPRIME」が全国の男女300人を対象に6月に実施した「ドライブレコーダーに関するアンケート」の結果を見ていく。
 今回の調査対象者のドラレコ利用率は64.7%だった。その利用者にドラレコを設置した効果を聞いたところ、「効果があった」と答えた人は「あった」9.3%+「ややあった」11.3%の合計で20.6%。「効果はない」と答えた人は「なかった」19.7%+「あまりなかった」4.3%の合計で24.0%となった。また、過半数の人(55.3%)は「どちらとも言えない」と回答している。
 先のチューリッヒ保険の調査では、ドラレコによるあおり運転減少への期待が大きく、実際にファブリカの調査でも効果を実感している人がいる一方で、効果を感じていない人もほぼ同数いることが分かった。あおり運転から我が身を守るためには、ドラレコに加えて、あおられない運転をする、あおられた時には回避行動をとってやり過ごすなど、被害を最小限に抑える行動が重要であることが、この調査結果でも判明した。
 なお、利用者がドラレコ選びで重視したことは「車の前後どちらの映像も撮れるか」が80.4%で最も多く、次いで「カメラの画質」が61.9%となった。前方と後方のどちらも撮影できて、画質が良い方があおり運転被害を受けた時の証拠をしっかりと残せるので、こうした機能が重視されていると思われる。

出典:アフターマーケット 2022 年 9月号

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グーネットピット編集部

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グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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