カー用品・パーツ
更新日:2018.10.01 / 掲載日:2018.10.01
車で海に行く時に気をつけたい塩害によるサビ対策
夏の楽しみの一つは海やキャンプなど、この季節ならではのレジャーです。
特に海水浴は限られた期間しか行けないため、シーズン中は何度も車に乗って出かけたくなるものです。
しかし車で海に行く場合、適切な対策をしないと塩害によって愛車を傷めてしまう可能性があります。塩害は車を腐食させやすくしてしまうことですが、ボディーだけでなく、下回りがサビてしまうと、最悪の場合、部品交換が必要となり高額な修理になることもあります。
海に行くと車はサビやすくなる?
金属にとってサビは大敵の一つです。金属でできている車は表面が塗装されているとはいえ、小さな傷からサビが広がることがあります。通常、金属は時間とともに空気中の酸素や水分と反応してゆっくり酸化していきます。長い間乗っているうちにある程度サビてきてしまうことは避けられません。
しかし、海の近くに住んでいる人や頻繁に海に行く人は、塩害の影響から通常より早いスピードで車を痛めてしまいます。海に行くと潮風を浴びることで車に塩分が付着し、金属の腐食を進行させます。
そのままにしておくと、いつの間にか愛車がひどく痛んでしまったということになりかねず、対策が必要となります。
塩害対策は小まめな洗車が効果的
塩害対策で最も効果的かつ簡単にできるのが洗車です。
海に行ったあとは必ず洗車をして、塩分を落とすようにしましょう。
ホースで水をかけるだけでは十分に落とすのは難しいので高圧洗浄機などを使うのが望ましいです。
また、ボディに目が行きやすく見落としがちですが、重要なのは下回りです。下回りとは、車の底の裏側部分で、普段は見えない部分です。下回りは、通常見えない部分のため損傷度合いにも気が付きにくく、いつの間にか錆び付いていたということも。自分で洗うのは難しいので、下回りまで対応している洗車サービスを利用しましょう。
また、洗車しても落としきれないのがドアやボンネットの隙間です。海から帰ってきたら洗車と同時に水が届かないところは拭き取るようにしましょう。
コーティングで塩害を予防する
塩害予防という点では、コーティングが最も確実です。コーティングをしておけば直接塩分が付着することはありません。
また、コーティングしておけば洗車した時も簡単に塩分を落とすことができます。
特に下回りは自分で洗い流すことも難しいので、アンダーコートをしておくと安心です。ディーラーやガソリンスタンドでそれぞれサービスがあります。
塩害予防に特化したものや、サビ防止全般のものなど店舗によって様々です。
持続効果も半年から2年などサービスによって異なり、当然価格も異なります。いくつか検討して自分に合ったサービスを探してみましょう。
また、市販の防サビ剤を自分で塗布する方法もあります。
塩害対策に使えるグッズ
もしもサビてしまった場合、自分でも簡単にサビを落とすことができるグッズ3点を紹介します。
なお、サビ落としは商品によって気温などの制限があるため、使用する場合は必ず注意事項を確認しましょう。
サビとりクリーム
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落としたいサビに直接クリームを塗ります。10分程度置いてクリームを塗った部分が茶色く変色してきたら布で拭き取ります。
サビが残っている場合はこれを繰り返します。クリームでサビを落とした後にそのままにしておくと、すぐにサビてしまうため別売りのサビ防止剤となる塗布剤を塗ります。
サビ防止剤
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サビとりクリームを使ったあと、ボディーカラーにあった塗布剤を塗ってサビを予防します。サビを落としてから防止剤を塗るまでが一連の流れです。
サビ落としセット
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ネジやボルトなどの塗装がない部分のサビ落としはこれ一つで完了です。
付属の刷毛を使ってサビ落とし液を落としたいサビに塗って10分放置して、乾いた布で拭きます。
一度で落ちない場合、この作業を繰り返せば綺麗に落ちます。サビが落ちたら最後にサビ止め油を塗って完了です。
海水浴や沿岸部のドライブなど、海へのお出かけはとても楽しく気持ちが良いものです。海の近くに行ったあとはすぐに洗車し、塩分をしっかり洗い流しましょう。また、サビがないか定期的に確認し、見つかった場合は広がる前にサビを落とすようにします。塩害から愛車を守って長く乗り続けられるようにしましょう。