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更新日:2019.01.24 / 掲載日:2018.08.30
【性能徹底比較】エコタイヤ(低燃費タイヤ)おすすめランキング

低燃費で環境に優しいことで知られるエコタイヤですが、いざ購入を検討してみるとどれにするかなかなか悩むものです。そんな方に、編集部でエコタイヤのおすすめランキングを用意しました。エコタイヤの購入に悩む人から「エコタイヤって何?」という人まで、参考にしていただける内容です。
エコタイヤとは? 低燃費タイヤとの違いは?
エコタイヤとは、燃費性能と安全性に優れたタイヤのことです。2010年にJATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が「グレーディングシステム(等級制度)」を定め、エコタイヤの基準が統一されました。エコタイヤの中でも、JATMA基準値をクリアしているものは「低燃費タイヤ」と呼ばれます。ただし現在は、エコタイヤと低燃費タイヤを同じ意味で使っている人がほとんどです。
エコタイヤの比較ポイント
エコタイヤを比較するときは、JATMAがグレーディングシステムで定めた「転がり抵抗係数」と「ウェットグリップ性能」を見るようにしましょう。
転がり抵抗係数とは、車を走らせるとタイヤに生じるエネルギー抵抗を係数で表したものです。「AAA・AA・A・B・C」の5段階に分かれていますが、このうちBとCはJATMAの定める低燃費タイヤに当てはまりません。したがって、転がり抵抗係数を見るときは「AAA~A」かどうかを確認しましょう。
ウェットグリップ性能とは、濡れた路面上におけるタイヤのグリップ力です。グレードは、ウェットグリップ性能のパーセンテージごとに「a・b・c・d」の4段階で表します。最も低いグレードdの最低値は110%で、110%未満は低燃費タイヤではありません。
JATMAの基準に適合するエコタイヤには、グレードの表示とともに低燃費タイヤのラベルがついています。
エコタイヤQ&A
ここでは、エコタイヤに関する疑問点やよくある質問をまとめました。
Q1.エコタイヤのメリットとデメリットは?
メリットは「燃費性能の向上」と「環境に優しいこと」です。燃費が良くなれば排出ガスも減るため、環境への負荷も下がります。逆にデメリットは「濡れた路面におけるグリップ力の弱さ」です。安全性を考えると、極力グリップ力の高いタイヤを選ぶようにしましょう。
Q2.燃費はどのくらい向上する?
JATMAのデータを確認したところ「転がり抵抗が20%下がると燃費は2%向上する」とのことでした。この数値は、走行速度や空気圧により変わってきます。
Q3.エコタイヤの寿命は?
通常のタイヤより転がり抵抗が低い分、同じメーカーのタイヤならエコタイヤの方が寿命は長めです。エコタイヤの寿命は人によって違いますが、走行距離40,000km以上が交換の目安です。
編集部おすすめのエコタイヤ
【5位】GOODYEAR(グッドイヤー)EAGLE LS EXE

https://www.amazon.co.jp/GOODYEAR-%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC-%E4%BD%8E%E
スポーティなイメージが強いグッドイヤーのエコタイヤ「EAGLE LS EXE(イーグル エルエス エグゼ)」です。ラバーに「エグゼ専用特殊防振ゴム」と「合成素材e-Hybridポリマー」を採用し、シャープな走りと高い安全性を持つタイヤへと進化させました。
転がり抵抗係数:A
ウェットグリップ性能:b
【4位】ダンロップ(DUNLOP) ENASAVE EC204

https://www.amazon.co.jp/DUNLOP-%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97-%E3%82%A8%E3%83%8A%E3%
環境問題にも積極的に取り組むダンロップから登場したのが「ENASAVE EC204(エナセーブイーシーニーマルヨン)」です。前身のEC203から耐偏摩耗性能も4%向上し、安全快適に長く使えるお得なタイヤとなりました。価格と性能のバランスも良いことから、コスパを重視する人にも好まれています。
転がり抵抗係数:AA
ウェットグリップ性能:c
【3位】ブリヂストン(BRIDGESTONE) NEXTRY

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%82%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3-BRIDGESTONE-%E4%BD%8
3位はブリヂストンのブランド「NEXTRY(ネクストリー)」です。ブリヂストン開発による「ナノプロ・テック」を採用。先進技術の力でエネルギーロスを低減し、燃費性能を向上させています。サイズ展開は大変幅広く、全部で71サイズあります。
転がり抵抗係数:A
ウェットグリップ性能:c
【2位】ミシュラン(MICHELIN) ENERGY SAVER +

おすすめエコタイヤ2位は、ミシュランが展開する「ENERGY SAVER +(エネルギーセーバー プラス)」です。幅広い設置面と安定した設置圧を採用することで、転がり抵抗係数はそのままに、安全で快適な走りをもたらしました。転がり抵抗係数AAは4種類。燃費と安全性に加え、静かで安定した走りを求める人向きです。
転がり抵抗係数:AA / A
ウェットグリップ性能:b
【1位】ヨコハマ(YOKOHAMA) BluEarth-A

編集部おすすめエコタイヤ1位は、ヨコハマタイヤの「BluEarth-A(ブルーアース エース)」です。トータルバランスの良さが魅力的な一品です。「ウェットグリップ性能a」も65サイズ中47サイズで達成しています。「エコタイヤに変えたいけど安全面で不安」という人には、特におすすめです。
転がり抵抗係数:A
ウェットグリップ性能:a / b
市場に出回っているタイヤのうちすでに7割以上がエコタイヤ。従来は、低燃費を実現するためにグリップ力を犠牲にしていた面もあったエコタイヤですが、近年は高いグレードでバランスの取れたタイヤが増えてきました。世界的に環境問題への関心が寄せられている今、タイヤの買い替え時には、エコタイヤの導入を積極的に検討したいものです。