カー用品・パーツ
更新日:2018.12.24 / 掲載日:2018.09.20
車の凍結対策強化へ!フロントガラスの解氷・窓の曇り防止に人気のおすすめグッズ

寒い冬の朝、車に乗ろうとしたら窓ガラスが凍結していて困った経験はありませんか?原因は昼と夜の寒暖差による放射冷却ですが、実は事前に対策をしておけば、ある程度凍結を防止することも可能です。対策方法を知っているだけで朝の準備にかかる時間が違ってくるので、窓ガラスの凍結にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
冬ならではの悩み。フロントガラスや窓ガラスの凍結防止方法
車の凍結防止方法は主に以下の4つですが、いずれもその方法単体で100%凍結を防ぐことができるものではありません。凍結を防止する精度を少しでも上げたいなら、対策方法は複数取るようにしましょう。
屋根つきの場所に駐車する
駐車場に屋根があるのとないのとでは、窓ガラスの凍結の仕方に大きな違いが出ます。屋根が凍結対策に良い理由は、雪や風、昼間の直射日光などを屋根が防いでくれるため、放射冷却でできた霜が窓ガラスに積もらなくなるからです。ただし屋根付きの駐車場は、誰でもすぐとれる対策ではありません。屋根付きの駐車場の利用が難しい場合は、他の対策をとるようにしてください。
カーカバーやフロントガラスカバーをかける
カーカバーやフロントガラスカバーも凍結防止策として有効です。フロントガラスカバーの中には、フロントガラスとサイドガラスを同時にカバーしてくれるタイプもあります。取り付けが手軽なため人気です。カーカバーの場合は着脱の面倒はあるものの、凍結防止効果だけではなく汚れの防止効果や盗難抑止効果も期待できます。
窓ガラスに撥水処理をしておく
凍結防止策の一つに、撥水剤でガラスをコーティング処理しておく手もあります。なぜ撥水処理が凍結防止に繋がるかというと、コーティングをすることで表面が滑らかになり、凍結の原因である水蒸気の付着を防ぐことができるからです。撥水処理をしておくと、雨天時にはフロントガラスの水滴も弾き飛ばしてくれるので便利です。
新聞紙をかけておく
不要になった新聞紙や大判タオルがあれば、それらをフロントガラスにかけておくだけでも凍結の防止に繋がります。フロントガラスカバーがすぐに用意できない場合の緊急用に覚えておくと、いざという時に便利です。新聞紙やタオルを使用する場合は、風に飛ばされないように固定しましょう。
フロントガラスや窓ガラスの凍結・曇りに対する対処方法
次は実際に凍結をしてしまった場合の対処方法を紹介します。事前に凍結対策をしていなかった場合や、対策をしても凍結した場合などに大変役立つ情報です。
デフロスターを使用する
デフロスターとは、送風口から吹き出す温風でフロントガラスの曇りや着氷を防ぎ、ドライバーの視界を良好に保つものです。フロントガラスに曇りが発生した場合は、デフロスターで曇りを取り除くようにしましょう。ただしデフロスターで取り除ける曇りは、フロントガラスの内側からの曇りです。外側からの曇りはデフロスターでは取れないので、車内の温度を上げて外気との差を縮めるようにしてください。
また、デフロスターはフロントガラスの凍結対策にも利用できます。方法は次のとおりです。エアコンを内気循環にする→エアコンの除湿(A/C)をONにする→10分前後待つだけこのようにすることで、車内の空気を効率良く暖められる上にガラスの曇りも防ぐことができます。
解氷スプレーをかける
解氷スプレーなら、ガラスの凍結を一瞬で除去することが可能です。カーショップやネットショップに行けば1,000円以下で手に入ります。銘柄により、噴射力や解氷力、香りなど違いがあるので、好みのタイプを選ぶと良いでしょう。ガラスに撥水加工を施している場合は、薬品の成分で撥水力が損なわれる可能性がある点に注意が必要です。
スクレーパーやアイスカッターで削り落とす
スクレーパーとは、凍結したガラスの氷を削り取るヘラ状のアイテムのことです。「アイススクレーパー」や「アイスカッター」ともいいます。ただしスクレーパーを使用する場合、単体での使用はあまりおすすめしません。その理由は、氷を削り取るまでに時間と労力がかかりすぎるからです。時間と労力のかかり具合は状況によって違いますが、朝の忙しい時間や急ぎのときにはエアコンや解氷剤と併用した方が良いでしょう。金属製のスクレーパーを使うとガラスに傷をつける可能性があるので、プラスチック製のものを使用するようにしてください。
凍結対策や対処時の注意点
凍結への対処方法としてまず絶対にやってはいけないことが『熱湯をかけること』です。冷え切った窓ガラスに熱湯をかけると、ガラスが急激に温められることで膨張に耐え切れず割れてしまう危険があります。30度くらいのぬるま湯なら割れやヒビの入る可能性は下がりますが、ヒビ割れの確率が0になるわけではありません。また、気温が低い場所だとお湯をかけてもすぐに再凍結し始めます。安全を考えると、お湯は避けた方が無難です。
翌朝凍結しそうな場合、前夜にワイパーを立てておくようにしましょう。ワイパーがフロントガラスに設置したままで凍結すると、ワイパーブレードが破損したりモーターに大きな負担がかかったりするからです。
凍結防止グッズその1:KOBWA 車用フロントシェード カーフロントガラスカバー 夏冬兼用

https://www.amazon.co.jp/KOBWA-%E8%BB%8A%E7%94%A8%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82
こちらのフロントガラスカバーは、フロントガラスだけではなくサイドガラスやサイドミラーまで保護可能な点が長所です。カバーについたフックを前後のタイヤに引っ掛けるだけなので、女性でも取り付けは簡単にできます。
サイズ:約190×150(cm)
重さ:0.5kg
凍結防止グッズその2:古河薬品工業(KYK) 解氷スプレートリガー 500ml

https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%A4%E6%B2%B3%E8%96%AC%E5%93%81%E5%B7%A5%E6%A5%AD-KYK-%E8%A7%A3%E6%B0%
万が一の凍結に備え、一本は用意しておきたいアイテムが解氷スプレーです。ガス噴射式ではなくスプレー方式なので、車中に置いたままでも安全。コーティングをしたガラスの上に噴射も可能です。
内容量:500ml
備考:撥水シリコーン入り
凍結防止グッズその3:Hiveseen アイススクレーパー ブラシ付 スノーブラシ

https://www.amazon.co.jp/Hiveseen-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3
アイススクレーパーも、万が一の事態に備えて車に一本積んでおきたいアイテムです。60cmから87cmまで長さの調節も可能な上にスノーブラシも付いているので、車の屋根の除雪にも使えます。スクレーパーの部分はプラスチック樹脂(ABS)製です。
サイズ:約60~87(cm)伸縮性
ブラシ幅:19.5cm
スクレーパー幅:10cm
重さ:約260g
車の窓ガラスの凍結防止策を行うことで、寒い日の朝の負担を少しでも減らすことができます。また、視界不良なまま車を走らせることは、事故の原因にも繋がります。寒い季節やいわゆる「どか雪」や吹雪で「車が凍るのは当たり前」なほど雪が降る豪雪地帯では、ゆとりと安全を確保するためにも窓ガラスの凍結対策は必須です。もっとも、対策を取っていても凍結が起こってしまうことはあり得ます。いざという時にも困らないように、凍結した場合の対処方法も確認しておきましょう。