カー用品・パーツ
更新日:2018.10.17 / 掲載日:2018.10.17
【グーパーツ】The next customization[S660・ホイール&タイヤ編]
ボディサイズの小さい軽規格なだけに、ホイールの存在感が際立つ。
前後異径サイズということを考慮したホイール選びを心掛けたい。
(掲載されている内容はグーパーツ2018年12月号の内容です)

ミッドシップならではの前後異径サイズがポイント
スポーツカーの足元を飾るホイールは、そのクルマのアイデンティティを表す。とくにボディサイズの小さい軽自動車では、ホイールのデザインや装着サイズがとても重要になってくる。
S660の純正装着ホイールは、フロントが5.0×15(+45)、リヤが6.5×16(+50)と、ミッドシップ車ならではの前後異径のサイズ設定だ。通常、ホイール交換では純正より1インチ程度直径の大きなものを選び、これに低扁平タイヤを組み合わせる。その法則に従うと、フロントに16インチ、リヤに17インチを装着するのがベストマッチ…となるはずだが、S660の場合、タイヤサイズとホイールサイズのバランスを保ったままで、前後のサイズ比率を変えるのが難しい。前後の組み合わせが可能なホイールサイズが少なく、またタイヤのサイズ設定が、とくにスポーツタイプのタイヤでは少なくなっているからだ。
そのため、純正タイヤ(アドバン・ネオバAD08)をそのまま履き替えられるサイズのホイールを装着しているユーザーも多い。純正と同サイズのまま、インセットをアウター側にセットしたり、リム幅を0.5インチだけ拡げたホイールだ。
そこで、ホイール選びの際はスポーツ走行かドレスアップ重視かといったように、目的に応じたサイズを選択する。スポーツ走行なら、フロントに5.5から6.5×16、リヤに7.0×17あたり、ドレスアップであればそれぞれさらにリム幅を0.5インチ拡げるといったところだ。これらはもちろん、組み合わせるタイヤサイズによるが、ドレスアップ重視なら、インセット設定や車高のセットと合わせてサイズを決めたい。車高調整サスペンションには、キャンバー調整機能が備わっているものが多いので、きっとベストな組み合わせが見つかるはずだ。
S660適合ホイール
軽自動車ということでホイール選びはかなり重要。定番はTE37やMD8といったスポーティなホイール。愛車の方向性などを考慮して、じっくり考えよう!
BEAT BM8

(5.0×16+45)2万円/(7.0×17+42)4万8000円
スポーティなS660にマッチする8クロススポークホイール。ワンサイズ設定ながら、全7色ものバリエーションによりさまざまな組み合わせが楽しめる。
問S660.COM TEL.04-7157-7336 http://www.s660.com
無限 Aluminum Wheel MD8 (5.0×15)3万5000円
(6.0×16)3万2400円
問M-TEC TEL.048-462-3131
http://www.mugen-power.com/BBS RE-L2
(4.5×15から7.0×17)
3万7000円から5万3600円
問BBS TEL.0766-31-8091
https://bbs-japan.co.jp/
YOKOHAMA WHEEL ADVAN Racing RZ2
(5.0×15から7.0×16)
3万1500円から4万1500円
問ワイエフシー TEL.03-3431-9981
http://www.yokohamawheel.jp/RAYZ VOLK RACING TE37 SONIC
(5×15から8×16)
4万2000円から5万3000円
問レイズ TEL.06-6787-0019
https://www.rayswheels.co.jp/
用途に合わせて適切なタイヤを選ぼう
前後異径設定なのでタイヤ選びも注意が必要。とくにリヤタイヤの外径はスピードメーターの誤差や操舵特性にもつながってくるので気を付けよう。

S660のタイヤ選びはリヤタイヤの外径が重要
S660のタイヤ選びは、ホイール選び同様、純正で前後異径サイズが設定されていることがポイントになる。
タイヤサイズ設定では、基本的にはスピードメーター誤差が大きくならないよう外径(直径)を決めるが、S660はミッドシップの2WD車なので、リヤタイヤの外径が重要で、数値だけでいえば、フロントタイヤの外径は無視できるのだ。ただし、前後のタイヤサイズバランスは重量配分や操舵特性にも影響してくるので、まったく無視することはできない。
そこで、ある程度バランスの合ったサイズということになると、フロントが16インチなら、175から185mm幅が妥当なサイズだが、このサイズの16インチはほとんどのスポーツタイヤに設定されていない。そのため、165/45から50R16か195/40から45R16になるが、フロントに195mmサイズは、ホイールのリム幅とインセットの組み合わせのシビアなセットアップが必要になる。
リヤタイヤについては、やはりこちらもスポーツタイプのタイヤ銘柄のサイズバリエーションが限られてしまうため、17インチであれば、195/40から45R17、205から215/40R17あたりだ。タイヤ銘柄を選ばないのであれば、フロントに185/35R17、リヤに205/35R18という前後2インチアップの装着例もあるが、基本的にはS660の場合、前後の組み合わせが可能なタイヤサイズというのは限られると考えた方がいいだろう。また、ミッドシップ車であるS660では、どうしてもフロントタイヤよりリヤタイヤの方が摩耗が早いので、ランニングコストを考慮して、リヤタイヤを15インチに変更するという例もある。その場合、スポーツタイヤの種類が多い185/55R15が選ばれることが多い。こういう例も参考にしたいところだ。
GOOD YEAR EAGLE LS2000 Hybrid 2
独自のハイブリッド技術を採用することで、快適性・静粛性・経済性を高次元でバランスさせたコンフォートタイヤ。GOOD YEAR VECTOR 4 SEASONS HYBRID(155/80R13から235/50R18)
安定した性能をいつでも発揮するオールシーズンタイヤ。ドライでは剛性感のある走りを実現し、ウェット路面では高い排水性を実現。
問日本グッドイヤー TEL.0120-609-188 https://www.goodyear.co.jp/
DUNLOP LE MANS V
(165/55R14から245/40R20)
よりグレードアップした快適性と、定評のある低燃費性、さらに耐偏摩耗をバランスさせたスタイリッシュなコンフォートタイヤ。
問住友ゴム工業
TEL.0120-39-2788
https://tyre.dunlop.co.jp/YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08 R
(165/55R15から305/30R19)
WTCCといった最高峰のモータースポーツタイヤに採用されている技術を取り入れた、走りを追求したアドバン最強のストリートタイヤ。
問横浜ゴム TEL.0120-667-520 https://www.y-yokohama.com