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更新日:2019.02.18 / 掲載日:2018.12.20
オールシーズンタイヤとは?雪道性能や燃費のメリット、おすすめ商品もご紹介

オールシーズンタイヤとは、1年中履き替え不要で利用できるタイヤのこと。タイヤ交換やタイヤの保管場所が要らないところがメリットです。一方で、凍結した道や雪道でも利用できるのか気になるところです。今回は、オールシーズンタイヤの特徴やメリット、そしておすすめのオールシーズンタイヤをまとめてご紹介します。ぜひ、タイヤ選びの参考にしてみてください。
どんなメリットがある? オールシーズンタイヤの特徴とは。
オールシーズンタイヤにはどのような特徴があるのでしょうか?まずは、オールシーズンタイヤの特徴やメリットをご紹介します。
「オールシーズンタイヤ」とは年中履き替え不要のタイヤ
タイヤには「スタッドレスタイヤ」「サマータイヤ」「オールシーズンタイヤ」の3種類があります。
1年中履き替え不要でオールシーズ使えるのは、「オールシーズンタイヤ」のみ。春夏秋冬使えるので「4シーズンタイヤ」と呼ばれることもあります。夏の暑さや冬の寒さにも対応できるように特殊なゴム素材である「コンパウンド」を使っているところが特徴です。
タイヤの保管場所要らずで低コストなのが最大のメリット
オールシーズンタイヤの最大のメリットは、夏用タイヤと冬用タイヤを使い分ける必要がないことです。
オールシーズンタイヤでない場合の違いは、タイヤ交換を依頼する度にコストがかかります。また、常に2セット必要なので、使わないタイヤの保管場所も確保しなければなりません。このような手間とコストを省けるところが、オールシーズンタイヤの魅力です。
オールシーズンタイヤの平均寿命は約3~4年
オールシーズンタイヤの平均寿命は、3~4年程度だと言われています。タイヤはゴムでできているため、経年劣化は避けられません。タイヤに細かいに亀裂が入ったときや、表面の溝がなくなってきたら買い替え時です。
オールシーズンタイヤとなると1年中着用しているので、サマータイヤよりも寿命が短くなることが一般的です。
オールシーズンタイヤは雪道走行可能?
オールシーズンタイヤを検討する時に気になるのが、雪道や凍結した道での走行ではないでしょうか。そこでここからは、オールシーズンタイヤの雪道や凍結した道での性能をご紹介します。
スタッドレスタイヤ兼用なので雪道走行は可能
オールシーズンタイヤは「サマータイヤ」と「スタッドレスタイヤ」の中間性能を持つタイヤとして利用されています。そのため、浅雪やシャーベット状の雪など、多少の雪道なら走行することが可能です。
しかし、雪が積もってしまった場合や豪雪地帯となる場合は、オールシーズンタイヤでは対応できない場合があります。それは、オールシーズンタイヤが夏から冬の幅広い気温差をカバーし、乾いた道でも快適に走行できるように作られているからです。
スタッドレスタイヤのように雪道や豪雪にも対応できる仕様にはなっていないので、お住まいの地域によっては適していない可能性もあります。
激しく凍結した道には対応していない
オールシーズンタイヤは少々の雪道は走れても、凍結した道やアイスバーン状態の道では使用できません。凍った道を走行するには、スタッドレスタイヤのように氷と接するタイヤの表面に特殊な加工を施し、ブレーキが効くような加工が必要。
しかし、オールシーズンタイヤは乾いた道でも走行できる性能を維持しなければならないので、凍結した道に対応できる性能を兼ね備えていません。
おすすめのオールシーズンタイヤ3選
最後に、おすすめのオールシーズンタイヤを厳選してご紹介します。オールシーズンタイヤの種類を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ピレリ 「SCORPION VERDE ALL SEASON」

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F1にタイヤを供給しているピレリブランドのオールシーズンタイヤです。独自のピッチ配列により、静音と快適な走行を実現。縦方向には幅広の溝を配置しており、地面との接地面積を増やしています。
SUVやクロスオーバー車向けのサイズとなっているので、購入前には適応サイズかどうかチェックしてみてください。
グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid 235/50R18 101H XL

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日本国内生産のオールシーズンタイヤです。独自の「オールウェザーシリカコンパウンド」を採用している点が特徴。どのような天候でも安定した操縦性を実現しました。
また、タイヤのセンターには細い溝を配置して、積雪路面でも高い排水性能を発揮します。ドライな路面とウェットな路面の両方で最適な走行ができるように、計算しつくされているところがポイントです。
ファルケン EUROWINTER HS449 185/60R15 84H

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カローラやヴィッツ、フィットなど普通車に対応しているオールシーズンタイヤ。特製コンパウンド素材を使用することで、路面との接地面のみ柔らかくすることに成功。コンディションに合わせた快適な走りを実現します。
また、中心に太い2本の溝を作ることで排水性能をアップ。雪道や雨天でも優れたブレーキ性能を発揮します。さらに、タイヤの断面図が円を描く「真円プロファイル」構造にすることで、コーナリングも安定し走行しやすくなっています。
今回は、オールシーズンタイヤの特徴やメリット、雪道での走行性能などをまとめてご紹介しました。履き替え不要で使いやすいところがオールシーズンタイヤのメリット。車の利用頻度が低く雪の少ない地域に住んでいる場合には、使いやすいタイヤです。
その一方デメリットもあり、豪雪やアイスバーンには対応していないので、季節や地域によってはチェーンの着用が必須です。車の利用状態に合わせて、安全で快適な走行のできるタイヤ選びをすることが大切です。