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更新日:2022.10.14 / 掲載日:2018.12.30
妊娠中の妊婦さんも安心!シートベルト着用方法とおすすめマタニティシートベルト

つわりや動悸息切れ、お腹の痛みなど、何かとつらい思いをする妊娠中ですが、シートベルトによる圧迫も不安材料のひとつ。しかし実は、妊娠中も原則としてシートベルトの着用義務があることはご存知でしょうか。
今回は、よく誤解をされている妊娠中のシートベルトの着用義務、お腹を圧迫しない着用のコツなど解説しています。マタニティシートベルトって何?という疑問にもお答えしました。
妊婦さんでもシートベルトの着用義務があるって本当?
妊婦さんの多くが、車に乗る際にシートベルトを着用するべきかどうか悩んでいます。お腹を圧迫すると赤ちゃんが心配ですし、かといって着用せずに車に乗って違反で捕まるのは避けたいところ。
結論から言うと、妊娠中でも原則としてシートベルトの着用義務があります。道路交通法施行令26条の3の2の「ただしやむをえないときは着用義務は免除される」との但し書きに続き、「妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない場合」との文言があります。
しかしこれは「妊婦ならシートベルト着用が免除される」という意味ではなく、あくまでもやむをえない時という例外規定です。免除される状況として「医師からの指示」「つわり」「気分が悪い」などが挙げられます。
シートベルトの着用は、母体と胎児を守る大切な手段です。お腹の赤ちゃんのためにも、シートベルトをしっかりと着用するようにしましょう。その場合、シートベルトを着用しても大丈夫かどうか、医師に確認を取るようにしてください。
妊娠中なら知っておきたい、シートベルト着用のコツ
正しいシートベルトの着用方法を知っておくことで、お腹を圧迫することなく事故の衝撃に備えることができます。ここで、シートベルトの着用のコツを身に付けておきましょう。
【ポイント1】前かがみにならないように深く座る
前かがみになると、お腹を圧迫してしまうのでお腹に良くありません。座り方が浅いと前かがみになってしまうので、背中をまっすぐにして自然な姿勢で腰掛けることを意識してください。
【ポイント2】肩から腰にかけてのベルトはしっかり肩にかける
シートベルトは首ではなくしっかり肩にかけ、胸の間を通して腹部の脇に持っていくことがポイントです。首にあたっていると、お腹を圧迫せずに固定することが難しくなってしまいます。
【ポイント3】腰のベルトは下腹部にかけること
腰のベルトは、お腹を圧迫しないためにもふくらみの部分は避け、なるべく下腹部にかけましょう。
なお、ここで紹介した方法は3点方式のシートベルトの着用方法です。2点方式の場合はお腹を圧迫するリスクが高いため推奨されていません。
マタニティシートベルトとは
マタニティシートベルトとは、座席に取り付けるシートベルト型の妊婦専用補助用具です。お腹の下でベルトを通す形から太ももで支える形まで様々なタイプがあります。価格も2,000円~10,000円程度がメインなので、安全を考えると手に取っても良いと思える価格ではないでしょうか。
編集部おすすめのマタニティシートベルト3選
ここからは、編集部が厳選したマタニティシートベルトを3点紹介します。いずれも母体を優しく守ってくれる優れものばかり。マタニティシートベルトの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
Bolso マタニティ シートベルト 妊婦 用 滑り止め シート マット

お手頃価格のシートマットタイプ。お腹の下を支えてくれる作りになっているので、出産直前の妊婦の方でも安心して使用できます。バックルによる簡単固定、スナップボタンを使ったベルト取り外し機能、滑り止め防止シートなど、母体に嬉しい乗り心地の仕様が多く採用されています。ピンク又はブルーのカラーリングも可愛くておしゃれと好評です。
kerata(ケラッタ) Bump Belt マタニティシートベルト すべり止めつき 妊婦用 補助

シートマットタイプの2点目はマタニティ&ベビー用品の人気ブランドケラッタから。こちらもやはり、お腹の下のベルト通しにシートベルトを通して使います。背中のバックルで長さ調節、マットの裏には急ブレーキでも安心の滑り止め防止シート付。締め付け感のないゆったり仕様で運転が楽になったと高い評価を受けています。
妊娠用・妊婦用シートベルト補助具 タミーシールド Tummy Shield

こちらは、オーストラリア生まれの太ももを固定するタイプのシートベルト補助具です。シートベルトを肩にかけ、太ももの間のフックにかけるだけと使い方はとても簡単。ユニークアイデア商品として国際特許も取得し、オーストラリアにおける様々な強度試験にも合格している商品です。
まとめ
妊娠中はつい着用がおっくうになりがちなシートベルト。しかし、自分自身だけではなく大切な赤ちゃんの命を守ることを考えると、やはり身体に負担のかからない範囲で着用しておきたいものです。
「療養上又は健康保持上適当でないとき以外はシートベルトを着用すること」、それが道路交通法上の義務であるとともに、これからママになる人にとって大切な努めだと言えるでしょう。