カー用品・パーツ
更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.01.18
【グーパーツ】最新カスタムカーをまるごと紹介! GT-R

言わずと知れた日産が誇るスーパーカー「GT-R」。初期型であればだいぶ中古価格もこなれてきたのでオーナーも増えてきたのではないだろうか。今回は老舗ペントルーフのデモカーを参考に、カスタムのポイントを探っていこう。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年3月号の内容です)
今回のターゲットはNISSAN GT-R
The Roots of GT-R
日産の人気車種スカイラインGT-Rの後継機として2007年にデビューした6代目GT-R(R35型)。ノーマルでも570馬力(2017年モデル)という圧倒的なパワーは、チューニングを施すことでより強力なものとなる。NISMOモデルでは600馬力を誇る。
個性的でありながら実用性も両立させた
国産車トップクラスのハイパフォーマンスカー「GT-R」。その速さは世界のスーパーカーと呼ばれるクルマたちと肩を並べるほどで、サーキット走行に関して言えば、もはや最強レベルの高性能ぶりを発揮する。
GT-Rはノーマルのままでも十分すぎるほどパフォーマンスは高いが、チューニングによって、さらにその性能を引き上げることができる。その点も、GT-Rの魅力と言えるだろう。 そんなGT-Rをトータルでカスタマイズしたのが「ペントルーフ」。2009年式をベースに、エンジン、サスペンション、ボディなどにオリジナルのモディファイを加えた仕様。まずエクステリアではアブフラッグのワイドボディキットを装着する。フロントバンパー&アンダーディフューザー、リヤバンパー&アンダーディフュー
ザー、サイドスカート、オーバーフェンダー、リヤアッパースポイラー、そしてカーボンルーフからなるこのキットの装着により、アグレッシブでワイド&ローなスタイリングに仕上げている。リヤフェンダーは、片側50mmのワイド化を実現。
GT-Rのチューニングではエンジンやブレーキの冷却性能アップ、タイヤサイズや車高などのシャシーのセットアップが重要になる。エアロパーツには空力性能だけでなく、こうした機能面での性能も求められるが、アブフラッグのエアロキットはこれらを両立させながら個性的なスタイリングを実現している。またワイドボディに合わせて、ホイールはフロントに9.5J(+30mm)、リヤに11.5J(-33mm)と、インセットを大きくしているが、前後のタイヤサイズは、4WDである点を考慮し、ノーマル同等のバランスを維持。それに合わせて車高やアライメントなどをセッティングしている。
GT-Rのエクステリアカスタマイズでは、ノーマルのスタイリングを重視し、あまり手を加えないというユーザーは多いが、アブフラッグのエアロキットのように、機能・性能を高めることができるのでオススメだ。
スペシャルなモデルには
フルキットで凄みを利かせる
エクステリアはアブフラッグのエアロキット(SPEC ALOOF 01-R ver.02)でまとめる。前後バンパー&ディフューザー、サイドスカート、リヤワイドフェンダー(片側50mmアップ)、リヤアッパースポイラー、ドライカーボンのルーフパネルも含まれたフルキットだ。2007から2010年式モデルに対応し、価格は153万3000円。
純正セットアップスイッチ対応のサスペンションキット
ペントルーフオリジナルの車高調キットは、純正ダンプトロニックサスペンションのモード(R/STD/COMFORT)に対応し、減衰力を電動で変更できる。COMFORTモードではノーマルよりも乗り心地がいいというセッティング。価格は46万2240円。

[SPECIFICATIONS]
EXTERIOR
Abflug Aloof01-R ver.2 Body kit/フロントバンパー/フロントアンダーディフューザー/サイドスカート/リヤオーバーフェンダー/リヤバンパー/リヤアンダーディフューザーリヤアッパースポイラー/カーボンルーフ/Abflug Prism III/9.5J×20+30:11.5J×20-33ピレリ・P-Zero NERO(255/35:295/30)/PentRoof・35GTR Black Series /Suspension kitPentRoof STAGE-01
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HKS Premium Suction 9万7200円
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手軽さを求めるなら
純正交換タイプがオススメ
エンジンのフィーリングアップに効果的なお手軽パーツがエアクリーナー。純正交換タイプとダイレクトフロータイプがあり、インテークパイプも同時に交換すれば、エンジンルームのドレスアップ効果も期待できる。
実用的で高級感のある車内に

スポーツユースはもちろん高級感も取り入れたい
GT-Rはハイパフォーマンスが自慢のスポーツカーだ。だから、インテリアのカスタマイズにおいても、ただドレスアップするだけではなく、操作系パーツの変更など、機能性を高める方向性のセットアップを心がけたい。ステアリング、シフトノブ、パドルレバー、ペダルの交換、さらにはバケットタイプのシートの装着など、スポーツ性を高めるというものだ。
ステアリングに関しては、エアバッグおよびノーマルのスイッチパネルを活かすという前提ではアフターパーツの選択肢は限られるが、小径タイプ、グリップのカラーリングや素材(本革、アルカンターラ、カーボンなど)を変更するタイプなどもある。ステアリングは現行モデル(2016年7月以降)ではパドルレバーがステアリングと同調して回転するタイプだが、これを、コラム固定式のそれ以前のモデルに装着するためのコンバージョンキットもある。また、パドルレバーそのものをカーボン製に交換したり、サイズが大きいエクステンションタイプに交換することも可能だ。
シートに関しては、純正でもホールド性と快適性を両立させたものとして評判が高いが、やはりスポーツユースならばリクライニングバケットなどに交換したい。スペックVなどの2シーターモデルやサーキットを本格的に走るクルマなら、フルバケットシートという選択もありだろう。
このように「スパルタン」にカスタマイズしたいGT-Rのインテリアだが、一方で国産のスーパーカーらしい高級感も欲しいところ。交換するパーツの質感や素材感にもこだわりたい。とくにデザインが一新された2016年以降のモデルでは、純正でもブラックだけでなくレッド、タンといったカラーが設定されていることもあり、アフターパーツを選ぶ際もインテリアとのカラーコーディネイトを考慮したい。装着するシートやステアリングの色を合わせたり、レザートリムやカーボン調、メタル調のデコレーションパネルなどを組み合わせて、自分仕様のインテリアに仕上げよう。
カーボンをあしらってよりスポーティに
スポーティな雰囲気をプラスするにはカーボンパーツがオススメ。インテリアであれば装着もそんなに難しくもなく、車内の雰囲気を一新させるのに最適だ。ニスモのミラーカバーは装着も簡単でなおかつイメージもガラリと変化させることができるので人気の高いアイテムとなっている。
アイテムを統一し
プレミアム感を向上させる
シートやステアリングは機能パーツだが、各素材の質感やカラーリングをシックなインテリアにマッチさせることで、スーパースポーツカーとしてのプレミアム感を表現することもできる。
PentRoof
東京都大田区大森東2-28-2 TEL.03-5493-0840 http://pentroof.co.jp/
カスタムはもちろん日常点検や板金修理なども行うペントルーフ。R35 GT-Rスペシャルメニューが用意されており、ブーストアップやミッションアップグレード、専用サスペンションキットなど好みに応じて選ぶことが可能。初心者にオススメのショップ。