カー用品・パーツ
更新日:2021.03.31 / 掲載日:2019.04.08
自動車内でもWi-Fiを使いたい方必見!その方法とおすすめグッズ

自動車の中でも音楽アプリややナビアプリなどさまざまなスマートフォンアプリをフル活用できれば便利ですが、通常の携帯電話の契約ではデータ通信量が増えると通信費用がかさむ上、毎月のスマホの利用容量を超えてしまう可能性があります。そんな時、車内でも自宅のようにWi-Fiを使えれば問題は解決します。
今回は、自動車内のインターネット環境を整えるための方法やおすすめ商品をご紹介します。
自動車内でWi-Fiを利用する方法
自動車内でも、自宅と同じようにWi-Fiを利用する方法がいくつかあります。
テザリング
テザリングとは、データ通信機能を持つスマートフォンやタブレット端末を通して、他の機器をインターネットに接続する機能です。この場合、端末がWi-Fiルーターの代わりになり、回線を契約していない機器もインターネットに繋げます。
スマートフォンが親機になりますが、スマートフォン本体にインストールしたアプリはテザリング中も使用できます。
ただしこの場合は親機の通信量を使うため容量オーバーになってしまう可能性があります。
モバイルWi-Fiルーター
最近は屋外でも公共のWi-Fiを利用できる場所が増えていますが、より安定した電波を使うために自分専用のモバイルWi-Fiルーターを持ち歩いている人も少なくありません。そんなモバイルルーターは、もちろん車内でも利用できます。
モバイルWi-Fiルーター経由でスマートフォンを利用できるので、制限なしのプランであればデータ通信量を気にせずアプリなどを使えます。
車載専用ルーター
最近は、自動車の中専用でWi-Fi電波を飛ばす車載専用ルーターが販売されています。別途回線の契約が必要になりますが、シガーソケットに差しむだけで車内にネット環境が作れます。
それぞれのメリット・デメリット
車内でWi-Fiが利用できるようになるという非常に便利な機能ですが、それぞれメリットとデメリットがあります。しっかりと理解して、自分に合ったツールを選びましょう。
テザリング
すでに持っている回線契約付きのスマートフォンやタブレットを親機としてテザリングし、他の端末をインターネットに接続するため、追加の費用は不要です。スマートフォンを契約している会社によっては別途月額料金が発生する場合もありますが、500円程度なので新しくルーターを購入して新規契約するよりも安く済みます。また、普段使っているスマートフォンやタブレット端末さえあれば、いつでもどこでもWi-Fiを利用することができるのも利点です。国内の電波が届く場所であれば、Wi-Fiの親機として使えます。
一方、テザリング機能を利用する最大のデメリットは、データ通信量が大きくなってしまうことです。テザリング中は、スマートフォンやタブレット端末本体でインターネットを利用するのと同じようにデータ容量を消費します。データ容量の上限が決まっている場合は、上限に達してしまうと、その後スマートフォンやタブレット端末の通信速度も遅くなってしまうため注意が必要です。
それに伴い、バッテリー消費が激しいのも問題点の一つです。車内で充電しながらテザリング機能を使うこともできますが、本体が発熱して故障や劣化に繋がる可能性もあるため、長時間の使用はおすすめできません。
モバイルWi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーター最大のメリットは、場所を選ばず「ネット環境を持ち運べる」という点です。車内はもちろん、自動車から降りた後も環境を変えずに安定したWi-Fi回線を利用できます。また、最近のモバイルWi-Fiルーターは非常に小型・薄型になっているため、持ち運びが簡単です。
デメリットとしては、バッテリーの消費が挙げられます。モバイルWi-Fiルーターはバッテリー内蔵タイプが一般的ですが、機器本体が小さい分バッテリー容量も大きくありません。車内で充電しながら使用することもできますが、スマートフォン同様、発熱による故障や劣化のリスクがあります。また、車内で使用する場合は電波が不安定になることがあります。容量の少ない音楽アプリなどであれば問題なく利用できるレベルですが、ナビアプリなど常にデータ通信が必要な場合は注意が必要です。
車載専用ルーター
車載専用ルーターは小型で接続が非常に簡単なのが特徴です。機器本体をシガーソケットに差し込み、中央にあるボタンを押すだけで車内にネット環境が整います。また、あらかじめ車内で使用することを想定して作られているため、車内温度を気にせず保管できるというのも大きなメリットです。温度が高くなる夏場や零下になる冬場にも対応できるよう、推奨保管温度は-20~70℃に設定されています。
おすすめ車内用Wi-Fiグッズ
Car Wi-Fi 404HW

www.amazon.co.jp/dp/B0173HKFTS
シガーソケットに差し込むだけで、車内にネット環境が整います。他機器充電用のUSBポートも内蔵しています。エンジン連動型でバッテリー切れの心配もなく、最大同時接続10台まで接続が可能です。
ピクセラ PIX-MT100

www.amazon.co.jp/dp/B01DEZXGYO
車内のUSBポートに接続すれば、最大8台までWi-Fi接続が可能です。SIMフリーなのが特徴で、基本的にdocomo回線を利用しているため、docomo系の格安SIMを契約すれば安価で安定したネット環境が手に入ります。
自動車内でWi-Fiを利用する方法とグッズをご紹介しました。テザリング・モバイルWi-Fiルーター・車載専用ルーターいずれも、手軽に車内のネット環境を整えられますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の目的や用途に合ったツールを選んで、快適なドライブを楽しみましょう。