カー用品・パーツ
更新日:2019.06.12 / 掲載日:2019.06.12
【グー連載コラム】PARTS COLLECTION (2019年6月)

連日報道される自動車による死傷事故。いつ何時自分が加害者側になるかわからないので、常日頃から注意と対策を怠らないように心がけよう。今回は、事故の予防として簡単かつ効果的なアイテム「LED」を紹介しよう。
(掲載されている内容はグー本誌2019年5月号の内容です)
凄惨な自動車事故が相次ぐ今 積極的に導入したいLEDパーツ
バックランプのLED化は一石二鳥!
凄惨な自動車事故が相次ぐ昨今。自動車の安全装備が整ってきているとは言え、いつどんなことがきっかけで加害者側になるかわからない。「自分は大丈夫だ」などと過信はせず、常に「かもしれない運転」を心がけることが大切だ。
死傷事故や煽り運転などの報道を受け、事件・事故の記録を残したり、煽り運転の抑止に役立つ「ドライブレコーダー」の需要が高まっているのはご存じかと思う。自己防衛という点において、現在最も効果的なアイテムであることは言わずもがな。筆者的には装着を義務化してもいいと思うほど重要だと思っている。
ただドライブレコーダーだけでは事故を防ぐことはできない。事故を起こさないためにはドライバーの安全意識の向上はもちろんだが、自車の存在を歩行者に知ってもらうということもポイントだ。
では知ってもらうためにはどうすればいいのか。一番効果的なのは爆音マフラーを装着すれば嫌でも存在感を主張できるのだが、いろいろと問題があるので当然却下である。となると候補に挙がるのが、人の目に付きやすい“光”だ。最近の新型車には前照灯などを点灯させて事故防止を図る「デイライト」と呼ばれる昼間点灯装置が装備されていることが多い。効果のほどは定かではないが、クルマの存在感という意味では非点灯車よりもあるので、事故防止につながっている可能性はある。
光の効果がもっとも発揮されるシチュエーションといえば夜間。とくに後退時は死角も多く、人を認識するまでにかなりのタイムロスが生じる。そのため、バックモニターなどの装備が必須となる。とはいっても歩行者が予期せぬ動きをする可能性もあるので、「これからクルマが後退しますよ」とクルマ側のアピールも重要となる。
クルマには、バックギアに入れた際に点灯するバックランプというものがある。ノーマルであれば、いわゆるハロゲンと呼ばれる比較的オレンジ色に近い色を放つものが採用されていることが多いが、最近ではこれをLED化するユーザーが増えてきている。その理由として、単純にドレスアップ目的もあるが、一番の目的としては後方視界の確保、さらにハロゲンに比べて光量が大きく存在感も高まるため、歩行者へのアピールにも大きく貢献する。そうすることで歩行者側も「クルマがバックしてくるかも」と認識し、事故を未然に防ぐことができるのだ。
必ずしも事故を防げるワケではないが、少しでも防げる可能性があるのなら装着する意義は大いにあると思う。事故を起こして罪に問われるくらいなら、数千から数万円を出して事故予防ができるアイテムを導入するべきだ。
IPF LEDバックランプバルブ
6500円から
IPF LEDバックランプバルブ
バルブサイズはT16・T20・S25とがあり、最近のクルマには消費電力の少ないT16が採用されていることが多い。基本的に取り付けも純正交換なので自分で換えられるが、輸入車などに関しては省電力化に伴い球切れ警告灯が点灯するので、キャンセラー内蔵の製品を選ぼう。
問◎IPF TEL.027-346-3316 https://www.ipf.co.jp

LED化により、後方確認がしやすくなると同時に歩行者へのアピールにもつながる。最近ではバックモニターの装着率も上がりハロゲンでも後方確認がしやすくなったが、カメラが感度を上げて明るく見せているため、ノイズが入り映像も荒い。LED化することで映像もより鮮明に映すことが可能だ。