カー用品・パーツ
更新日:2020.02.06 / 掲載日:2019.10.23
チャイルドシートの洗い方・手順・方法
グーネット編集チーム
子供の食べこぼしや飲みこぼし、汗やよだれで汚れてしまったチャイルドシート。チャイルドシートは、子供が利用するものなので、衛生面を考えて少しでも清潔な状態を保ちたいと思う方も多いと思います。
そこで、そもそもチャイルドシートは洗うことができるのかという疑問や、チャイルドシートを洗う際にはどのように洗ったらよいのかを知りたいという方も多いでしょう。
ここでは、チャイルドシートは洗うことができるのかどうかをはじめ、チャイルドシートの洗い方や手順など、その方法について、初めての人でもわかりやすいようにご紹介します。
そもそもチャイルドシートは洗えるのか?
基本的に、チャイルドシートは洗えるような設計になっています。パーツごとに分解でき、カバーや保護マットなどについては、洗濯機または手で洗うことができるようになっているものがほとんどです。
チャイルドシートは、子供が利用するため、どうしても汚してしまうことが多くなります。食べこぼし、飲みこぼしなどの他に、よだれや鼻水がついた手で、子供がシートを触ることもあると思います。また、子供は汗かきなので、カバーなどにその汗がしみ込んでしまいます。赤ちゃんなら、おむつの汚れも付いているかもしれません。
さらに、車内は通常利用していても砂やホコリで汚れやすいものですが、チャイルドシートも同じように汚れてしまうことが考えられます。
汚れたチャイルドシートをそのままにしておくと、ダニなどが発生することもあり不衛生です。チャイルドシートを清潔に保つためにも、定期的に洗うことが望ましいでしょう。
チャイルドシートを洗う前の下準備
チャイルドシートを洗う前に、「洗うための道具を揃える」、「チャイルドシートを分解する」という、2つの下準備が必要になります。
洗うための道具を揃える
チャイルドシートを洗うために、以下の道具を揃えましょう。
・中性洗剤:中性洗剤を使うことで、洗う際のカバーや保護マットなどに対するダメージを軽減することができます。
・使い古しの歯ブラシまたは洗濯用のブラシ:カバーなどにこびり付いた汚れをこすり落とすために利用します。
・洗濯ネット:部品によっては洗濯機で洗うことが可能です。洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れることがベターです。
・たらい:手洗いをする場合に利用します。
チャイルドシートを分解する
チャイルドシートを洗う際には、チャイルドシートのパーツをすべて分解します。
パーツには、以下のようなものがあります。
・カバー
・保護マット
・クッション(スポンジ)
・ベルト(分解できるものとできないものとがある)
・本体
分解の方法はチャイルドシートの取扱説明書に書いてあるので、説明書を見ながら分解をしましょう。
また、チャイルドシートをパーツに分解する際には、分解したパーツを組み立てるときに困らないよう、何をどのような順番で外したのかメモに残したり、分解の工程を写真に撮っておくとよいでしょう。
チャイルドシートを洗い方・手順
グーネット編集チーム
チャイルドシートの洗い方・手順を、分解したパーツごとに解説します。
カバーと保護マット
カバーと保護マットには、食べこぼし・飲みこぼしなどの汚れがこびり付いてしまっていることがあります。これらの汚れは、いきなり洗っても落ちにくいため、まず、つけおき洗いや、つまみ洗いの予洗いなどをしておきます。
予洗いの際、使い古しの歯ブラシや洗濯用のブラシを使用して、汚れをこすり取るのもよいでしょう。
そのあとに本洗いをすることとなりますが、洗濯機で洗えるのか、それとも手洗いをするのかは、洗濯表示または取扱説明書を確認しましょう。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを使用すると生地が傷みにくくなります。また、洗剤の成分が残っていると子供の肌に悪影響を与えてしまう可能性があるため、すすぎはしっかりと行います。脱水は、あまり長時間だとカバーがシワになりやすいため、通常より短めにしておきましょう。
手洗いをする場合には、ぬるま湯と中性洗剤をたらいに入れ、優しく押し洗いをします。予洗いをしてあれば、汚れは比較的すぐに落ちます。
洗ったあとは、3回以上はお湯を換えて念入りにすすぎます。最後に、洗濯機で3分ほど脱水します。
洗濯が終わったら、風通しのよい日陰に干して、しっかりと乾かします。
クッション(スポンジ)
クッション部分のスポンジは、劣化して裂けたり、ボロボロになったりすることがあります。そのため、固く絞ったタオルなどを使って優しく拭いて汚れを落としましょう。
ホコリや子供の髪の毛などの汚れは、粘着シートのコロコロや掃除機などでていねいに取ります。そのあと除菌スプレーをして日陰に干せば、それで十分きれいになります。
汚れがひどく、水洗いをする場合には、洗濯機を使うのは避け、優しく手洗いをしましょう。
ベルト
ベルトが取り外せる場合には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きして洗います。こびり付いた汚れについては、使い古しの歯ブラシなどでこすり落としましょう。洗ったら、お湯を何度か替えてよくすすぎ、水気をふき取った上で日陰に干します。
ベルトが取り外せない場合には、うすめた中性洗剤をしみ込ませた布で汚れをふき取ります。汚れが落ちにくければ、やはり使い古しの歯ブラシにうすめた洗剤をつけ、こすり落としてもよいでしょう。最後によく水拭きし、洗剤をしっかりと落とします。
本体
チャイルドシートの本体部分は、水洗いはできません。ゴミやホコリを掃除機で吸い取って、そのあとは水拭きします。
洗ったパーツが乾いたら、分解する際に作成したメモや撮影した写真を見ながら組み立てを行えば、チャイルドシートのお手入れは完成です。
また、チャイルドシートを取り外したあとのクルマのシートは、チャイルドシートと同じように汚れています。掃除機などでシートの汚れを落としてから、チャイルドシートを設置しましょう。
チャイルドシートに付いた汚れは、水洗いと拭き掃除で汚れをきれいに落とすことができます。チャイルドシートのメーカーや商品によって洗い方が異なる場合がありますので、取扱説明書を確認するようにしてください。
子供の肌に直接触れるチャイルドシート。定期的に洗って、清潔を保ちましょう。