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更新日:2019.11.12 / 掲載日:2019.11.07
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由とは?効果的な対策法と便利グッズ

グーネット編集チーム
赤ちゃんとクルマでお出かけするときは、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるだけでひと苦労だと思います。嫌がる赤ちゃんをどうしたらチャイルドシートに座らせられるのか、悩んでいる親も多いでしょう。
チャイルドシートを赤ちゃんが嫌がることには理由があります。その理由を探り、少しずつ解消していけば、赤ちゃんはチャイルドシートに嫌がらずに座ってくれるようになるはずです。
ここでは、赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由やチャイルドシートに乗せるコツ・注意点、赤ちゃんがおとなしくなる便利グッズなどについてご紹介します。
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由としては、大きく分けると、以下の4種類が考えられます。
チャイルドシート自体が不快
チャイルドシート自体が不快であるのは、その原因として、チャイルドシートが正しく取り付けられていない、赤ちゃんの座らせ方が正しくない、赤ちゃんが成長しチャイルドシートが窮屈になってしまっているなどが考えられます。
車内の環境が不快
車内の環境が不快な原因としては、夏場や冬場の車内の温度調節が適切でない、芳香剤などのニオイがするなどがあります。
車内が退屈
クルマのなかでは、家にいるときとは違い、赤ちゃんはチャイルドシートにじっと座っていなくてはなりません。そのことが退屈で、赤ちゃんが不機嫌になることもあります。
不安・空腹・眠い
親が運転しているために大好きな親の姿が見えずに不安、お腹が空いた、眠いなどの理由により、赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がることもあります。
赤ちゃんが嫌がらずチャイルドシートに乗せるコツ

グーネット編集チーム
前述の理由によってチャイルドシートを嫌がる赤ちゃんをうまく乗せるにはどうすれば良いのでしょうか?赤ちゃんが嫌がらないようにチャイルドシートに乗せるコツについて見てみましょう。
シートを正しく取り付ける
赤ちゃんを嫌がらせずにチャイルドシートに座らせるには、まずチャイルドシートを正しく取り付けることが大切です。チャイルドシートが正しく取り付けられていないと、赤ちゃんが不快を感じ、座るのを嫌がることがあるからです。
チャイルドシートがガタついたり、前倒れになったりしないよう、クルマのシートベルトでしっかりと固定しましょう。また、チャイルドシートの中には、ベルトのないものもあります。
正しい装着方法で座らせる
チャイルドシートを正しく取り付けたら、次は、正しい装着方法で赤ちゃんを座らせることも大切です。差し込み金具にバックルを「カチッ」というまで差し込むこと、子供用のベルトがねじれたり、子供の首に触れたりしないことなどに注意しましょう。
また、お腹のベルトがきつすぎないか、首がきちんと固定されているかについても、しっかりと確認することが大切です。
シートを赤ちゃんの成長に合わせる
赤ちゃんは、びっくりするようなスピードで日々成長しますので、赤ちゃんの成長にチャイルドシートを合わせることが重要です。「ついこの間乗せたばかりだから」と思ってチャイルドシートとの大きさの確認を怠ると、成長した赤ちゃんにとってはシートがきつくなっていることがあります。
チャイルドシートは、赤ちゃんの成長に応じて、ベルトをゆるめたりクッションを取り外したりができる場合もあります。取扱説明書をよく読んで、調整をこまめに行いましょう。
夏・冬の車内の温度調整
赤ちゃんが車内でご機嫌斜めになるのは、車内の温度が赤ちゃんにとって快適でないのが理由となることがあります。春や秋なら、特別なことをしなくても室温は適切に保たれますが、夏と冬には、温度調節をしっかりと行うことが重要です。
夏場には、クーラーを適切に効かせることはもちろんのこと、サンシェードを車内に付け、直射日光を遮ってあげましょう。クーラーは、効かせすぎると寒くなることもありますので注意が必要です。
また、冬場には、レッグウォーマーを履かせる、あるいはブランケットやバスタオルなどをかけるなどの保温対策もしっかりと行いましょう。
車内のニオイを取り除く
赤ちゃんは大人よりもニオイに敏感だといわれています。赤ちゃんがクルマに乗るのを嫌がるのは、車内のニオイが原因となっていることがあります。
芳香剤は、赤ちゃんが不快と感じることがありますので置かない方が良いでしょう。置くのなら、無香料の消臭剤がおすすめです。
また、車内の掃除はマメに行い、赤ちゃんをクルマに乗せる前に10分ほど、窓を開けて換気をするのも良いでしょう。
赤ちゃんの機嫌が良くなることをする
赤ちゃんがチャイルドシートに機嫌よく座ってくれるため、あれこれと工夫をしてみましょう。ベビーミラーや、チャイルドシートに取り付けられるおもちゃ、お気に入りのぬいぐるみやタオル、DVDなどは、多くの親が利用しています。兄弟がいるのなら、家族全員で楽しい雰囲気作りをすることも良いでしょう。
出発前にお腹を空かせない
赤ちゃんは、お腹が空いていると機嫌が悪くなりがちです。出発前にはお腹を空かせないことが大切です。授乳をし、眠りに落ちてからチャイルドシートに乗せるのが効果的なこともあります。
ただし、あまり満腹のときにチャイルドシートに座らせると、ベルトで締め付けられることによって苦しくなり、不機嫌になることがあります。チャイルドシートに乗せるのは、食事や授乳のあと30分くらい置いてからが良いでしょう。
嫌がる赤ちゃんがおとなしくなる便利グッズ
嫌がる赤ちゃんがおとなしくなる、チャイルドシートの便利グッズも、さまざまなものが販売されています。そのいくつかを見てみましょう。
ベビーミラー
チャイルドシートは赤ちゃんの安全を確保するため、後部座席への設置を推奨されています。ただ、そうすると運転者である親と2人でクルマに乗った際は、お互いの姿が見えなくなってしまいがちです。そんな時に役立つのがベビーミラーです。
ベビーミラーは、運転席からでも振り向くことなく、後部座席の赤ちゃんの様子を確認できるように車内に取り付けることができるミラーのことです。
また、親の方から赤ちゃんの確認ができるだけではなく、赤ちゃんからの親の顔を確認できるということもメリットもあります。赤ちゃんの機嫌が悪くなるのは、親の姿が見えなくなるのが原因となることがあります。
ベビーミラーを取り付ければ、親が運転中のときでも、赤ちゃんは親の顔を見ることができます。
チャイルドシート専用グッズ
チャイルドシートを赤ちゃんにとって快適なものとするための、以下のようなさまざまな専用グッズがあります。
・吸水速乾シート:チャイルドシートに敷くことができる吸汗性・速乾性のあるシートで、赤ちゃんの汗を吸い取ります。
・保温保冷シート:夏場に高温になった、あるいは、冬場に冷たくなったチャイルドシートを冷やしたり温めたりできるシートです。
・遮熱カバー:使用しないときにかぶせておくことにより、チャイルドシートが車内で高温・低温になることを防ぎます。
・まくら:長時間ドライブなどの際に赤ちゃんの首をサポートします。
おもちゃ
チャイルドシートに取り付けたおもちゃで、赤ちゃんを遊ばせることもできます。人気キャラクターが付いたものや、男の子なら大好きなクルマのハンドルが付いたものもあります。
家で遊んでいるおもちゃをチャイルドシートに取り付けるためのホルダーストラップも便利です。
DVD
赤ちゃんが好きなDVDを車内で流しておくことも、赤ちゃんを不機嫌にさせないためにはおすすめです。
DVDプレーヤーは、チャイルドシート前の座席背面に取り付けられるものもあります。
嫌がる赤ちゃんをチャイルドシートに乗せる際の注意点
嫌がる赤ちゃんをチャイルドシートに乗せる際の、注意すべき点について見てみましょう。
すぐ抱っこをしない
チャイルドシートに乗せた赤ちゃんが泣き始めても、すぐに抱っこをしないことが大切です。
抱っこをすると、赤ちゃんは「泣けばチャイルドシートからおろしてもらえる」と学習してしまうからです。
赤ちゃんとの根比べとなりますが、できる限り抱っこせずに、赤ちゃんの機嫌を直す方法を考えましょう。
無理にチャイルドシートに乗せようとせずに、まず慣れさせる
初めてチャイルドシートに乗る子供の場合、いきなりクルマの移動時に座らせようとすると、驚いてしまってなかなか慣れないということがあります。そうなってしまった場合、チャイルドシートを一度クルマから取り外し、自宅でも使用することにより、赤ちゃんがチャイルドシートに慣れさせることもおすすめです。
自宅でチャイルドシートに座りながらテレビを見たり、絵本の読み聞かせをしたりすれば、次第にチャイルドシートに座ることも慣れてくるかもしれません。
最終的に抱っこが必要になる場合も
チャイルドシートに座らせた赤ちゃんは、できるだけ抱っこしないのが良いとはいっても、激しく泣きすぎて嘔吐したり、おもちゃを投げてきたりするようになってしまうと、そうもいってはいられません。
最終手段として、どうしても抱っこしなければならない場合もあります。
まとめ
チャイルドシートに座るのを赤ちゃんが嫌がり泣いたりすると、チャイルドシートを外してしまいたくなるかもしれません。しかし、チャイルドシートは、万が一のときに赤ちゃんを守るため必要となるものです。そのため、できる限りチャイルドシートを外さないようにすることをおすすめします。
そうすることで最初は嫌がっていた赤ちゃんも、次第にチャイルドシートに慣れてくるでしょう。
ぜひ、あきらめず、赤ちゃんが嫌がらなくなるまでトライしてみてください。