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更新日:2020.02.06 / 掲載日:2019.11.11
チャイルドシートにサンシェードを付ける必要性とは?サンシェードの選び方・作り方

グーネット編集チーム
夏が近づくと、駐車場の多くのクルマはサンシェードを付け始めます。近年の夏の暑さを考えると、クルマのサンシェードはもう必需品と言っても良いかもしれません。実際、多くの方がフロントガラスにサンシェードを付けているかと思います。
ところで小さなお子様がいらっしゃる方は、チャイルドシートを利用してクルマに乗るときチャイルドシートにもサンシェードを付けていますか?夏場の車内は急激に室温が上がるため、体の弱いお子様を守るためには、チャイルドシートにもサンシェードが必要です。
本記事ではチャイルドシートのサンシェードについて必要性や種類、選び方を詳しく解説します。手作りする方法も紹介していますので、「チャイルドシートのサンシェードはどうしよう?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
チャイルドシートにサンシェードを付けるメリット・必要性
先で触れたように小さなお子様がいらっしゃる方は、通常のサンシェードだけでなく、チャイルドシートにもサンシェードを付けることをおすすめします。なぜ必要なのか、メリットと必要性をご紹介します。
熱中症のリスクを低減
チャイルドシートが義務付けられているような小さなお子様は、まだ体温調節をするための機能が十分に発達していません。そのため、大人が思っている以上に周囲の外気温の影響により短時間で簡単に体温が上昇してしまうのです。
熱中症になるリスクを低減させるためにも、サンシェードが有効です。
日焼けを予防
小さなお子様の皮膚はとても薄く、バリア機能もまだ十分ではありません。日焼けをして赤みを帯びた肌は、見ていてもつらくなりますよね。小さい頃の日焼けは、将来的にもシワ・シミ・免疫力の低下などのトラブルを招く可能性があります。チャイルドシートにサンシェードを付けることによって、直射日光が当たるのを防ぎ、日焼けを予防できるメリットがあります。
あせもの予防
小さなお子様は、たくさん汗をかきます。特にチャイルドシートと直接触れる首・背中・お尻は、汗の量が多い部位です。汗をかいてそのままにしておくと、あせもなどの肌トラブルの原因になってしまいます。肌がデリケートな子供であれば、なおさら肌トラブルの原因になってしまうため注意しましょう。発汗を少しでも抑えるためにも、サンシェードで直射日光を防いであげることが大切です。
日差しを見てしまうのを防ぐ
小さいお子様は目の機能も未熟で、光に反応して直接太陽光を見てしまうことがあります。直射日光が目に入ると目のトラブルを起こしかねません。日差しを見ないようにするためにもサンシェードが役立ちます。
赤ちゃんは日差しを自分で避けられない
日差しが強くて目や肌に刺激を感じても、ある程度の年齢であれば、自分で日差しを避けられますが、残念ながら赤ちゃんにはそれができません。チャイルドシートに座っているお子さんが赤ちゃんである場合は、これを防ぐためにも、サンシェードの活用が大切です。
エアコンの風よけ
赤ちゃんは体温を調節する機能が未発達の上に、暑さ・寒さを言葉で訴えることができません。そのため、エアコンの冷気で体調不良を引き起こしてしまうリスクがあります。クルマの窓に付けるサンシェードではなく、チャイルドシートに装着するタイプ、あるいは、サンシェードの付いたチャイルドシートを使うと、エアコンの冷風が赤ちゃんに直接当たることを防いでくれます。
サンシェードの付いたチャイルドシートは、直射日光だけではなく、エアコンの冷たい風からも赤ちゃんを守ってくれます。
チャイルドシートのサンシェードの種類
チャイルドシートのサンシェードには、大きく分けて、シートに直接付けるタイプと窓に付けるタイプの2種類があります。それぞれの特徴について解説します。
チャイルドシートに直接付けるタイプ
ベビーカーの屋根のような形になっており、チャイルドシートに直接付けて使用します。このタイプは通気性も考慮されています。なお、チャイルドシートに最初からサンシェードが装着されているものもあります。
クルマの窓に付けるタイプ
クルマの窓にカーテンを取り付け、窓からの日差しを防ぎます。日差しが強くないときは、カーテンを開けて車内を明るくできます。多くのものは、吸盤やマグネットなどで窓に簡単に取り付けが可能で、取り外しも簡単です。日差し対策だけでなく、プライバシー保護にも使えるので、おむつ換えの際にも役立つでしょう。
サンシェードを選ぶポイント

グーネット編集チーム
サンシェードにはいくつかのタイプがあります。どれが良いのか悩んだときは、クルマを使うシーンをいろいろ考え、どんな点を優先したいかチェックすると良いでしょう。
UVカット効果で選ぶ
UVカット効果の高いものは、屋根やカーテンで物理的に紫外線を大幅にカットします。購入するときはUVカット率が何パーセントであるのかなど、機能をしっかり確認しましょう。
外でも使えるかどうかで選ぶ
ベビーカーと兼用できるタイプなら、徒歩でのお出かけのときにも大活躍するでしょう。
取り付けが簡単なものを選ぶ
窓に取り付けるネットタイプのサンシェードは、吸盤やマグネットで簡単に取り付けられます。中には、吸盤等もなしで付けられるタイプもあります。取り外した後コンパクトに折りたためるタイプであれば、収納場所に悩む必要もありません。
チャイルドシートのサンシェードを手作りする方法
実はチャイルドシートのサンシェードは比較的簡単に手作りすることが可能です。ここではその作り方を簡単に解説します。ただし、手作りは失敗する可能性もありますし、期待した通りの効果が得られないケースもあり得ます。慎重を期したい方は、市販のものを上手に利用するようにしましょう。
カーテンタイプのサンシェードの作り方
1.生地を用意する
手芸用品店などで好きな柄・色の生地を入手します。生地は縫いの部分の余裕が必要なので、クルマの窓の幅・長さより長めで用意してください。濃い色の方が紫外線カットの効果が期待できます。好きな色・柄が選べるのが手作りのいいところですね。
2.ゴム紐・吸盤を用意する
生地の幅より長めのゴム紐と、窓に付ける吸盤もカーテン1枚につき2個準備しておきましょう。
3.寸法を採り生地をカットする
取り付ける窓ガラスに合わせ、縫いしろも考慮して生地をカットします。
4.生地を縫ってカーテンを作る
ほつれ防止のため、生地の周囲は1cmほど折り返して縫っておきます。カーテン上部は長めのゴム紐を通すので、3~4cmほど折り返して袋になるように縫い、ゴムが通るようにしておきましょう。
5.ゴム紐と吸盤を取り付ける
生地が縫いあがったらゴム通しの部分にゴム紐を通し、左右に吸盤を付けます。
両端に吸盤を通してゴム紐を結んで完成です。自分や家族好みの色や柄で手作りすると、クルマでのお出かけもますます楽しくなるでしょう。
チャイルドシートに付けるタイプのサンシェードの作り方
百円ショップなどでサンシェードを購入します。これをチャイルドシートに合わせてカットして、子供の動きで外れないようにクリップなどで固定して完成です。
クルマから離れるときなどに利用できるでしょう。
夏の安心なお出かけのためにチャイルドシートにサンシェードは必需品
夏に小さなお子さんとクルマでお出かけする際は、熱中症対策が重要です。また、デリケートな肌や目も紫外線から守ってしっかりケアしてあげる必要があり、チャイルドシートのサンシェードは必需品と言えるでしょう。
チャイルドシート用のサンシェードには、シートに直接付けるタイプと窓に付けるタイプがあります。
サンシェードの使用目的によってどちらを選ぶかは違ってきますが、「紫外線カットがしたい」「クルマ以外でも使いたい」「取り扱いが簡単なことが一番」など、優先したいことと合わせて上手に選びましょう。
また、裁縫がお好きな方であれば、カーテンタイプのサンシェードを手作りするのもおすすめです。比較的簡単に手作りできますので、好きな柄・色の生地でサンシェードを作るのも良いでしょう。