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更新日:2023.06.05 / 掲載日:2020.06.29
チャイルドシート・ジュニアシートは何歳までが対象?シート着用の注意点も解説!

子供を連れて車で出かける際、チャイルドシートやジュニアシートは必需品です。それぞれ対象年齢がありますが、どちらが自分の子供に適しているのかわからない方も多いでしょう。
今回は、子供に適したチャイルドシート・ジュニアシートを選べるように、それぞれの対象年齢と、シートを設置する際の注意点について解説します。
チャイルドシート・ジュニアシートは何歳まで使えるの?
チャイルドシートやジュニアシートにはそれぞれ対象年齢があり、子供の成長に合わせて交換する必要があります。チャイルドシートやジュニアシートが何歳まで使えるのか、具体的な交換時期も含めて見ていきましょう。

4歳頃までがチャイルドシート。10歳頃までがジュニアシート
実は、チャイルドシートよりもさらに小さい「ベビーシート」というものもあります。ベビーシートの対象年齢は0~1歳の新生児です。そして、1~4歳頃まではチャイルドシートを、4~10歳頃まではジュニアシートを使用するのが一般的です。
6歳未満の乳幼児はチャイルドシート・ジュニアシートの着用が義務づけられていますが、6歳を過ぎた子供でもまだ体が小さいため、通常のシートベルトでは安全に体を固定できません。そのため、義務ではありませんが、体が十分に成長するまではジュニアシートを使用するのがよいでしょう。
チャイルドシートやジュニアシートは身長と体重も目安の1つ
年齢以外にも、身長や体重を目安に交換時期を判断することができます。種類によって多少の違いはありますが、基本的には「身長135cm以下、体重15kg以上」がジュニアシートの使用目安とされています。対象年齢に満たなくても、チャイルドシートが窮屈そうに感じる場合は、子供の身長、体重に応じたジュニアシートに交換することも考えてみましょう。
ジュニアシートでは、子供の体の固定に車のシートベルトを使用します。そのため、シートベルトがかかる位置が適切かどうかを確認してから取り付けるのが重要です。可能であれば、実店舗や周りの知人からジュニアシートを借り、実際に子供を乗せて確認するとよいでしょう。
チャイルドシート・ジュニアシートを着用しない場合の罰則
ここまで、チャイルドシート・ジュニアシートの使用時期について解説してきましたが、着用しない場合、罰則はあるのでしょうか?以下の項目で詳しく見ていきましょう。
6歳未満はチャイルドシートやジュニアシートを着用しないと義務違反
2000年4月以降、道路交通法改正により「幼児用補助装置使用義務違反」が適用され、6歳未満の乳幼児はチャイルドシート・ジュニアシートなどの幼児用補助装置の着用が義務化されています。
「安全を考えて着用」ではなく「法律上で着用が義務化」ですので、子供が6歳の誕生日を迎えるまでは必ずチャイルドシートやジュニアシートを着用させましょう。
罰則は1点で反則金はない
「幼児用補助装置使用義務違反」が確認された場合、反則金は科されませんが罰則が1点加算されます。罰則内容はそこまで重くはありませんが、幼い子供の命を守るために、着用を忘れてはいけません。
チャイルドシート・ジュニアシートの助手席での利用はNGなのか?

多くの車の助手席にはエアバッグが備えられていますが、これはあくまでも大人が事故にあったときに衝撃を最小限に抑えるためのものです。そのため、子供がチャイルドシートやジュニアシートに座っているときに作動すると、かえって危険な場合があります。
2シーターの車など、助手席にしか設置できない場合を除いて、チャイルドシートやジュニアシートは後部座席に設置するのが理想です。やむを得ず、助手席にチャイルドシートやジュニアシートを設置する場合はエアバッグが膨らんだ場合を想定し、座席シートは可能な限り後ろに下げておきましょう。
まとめ
今回は、チャイルドシート・ジュニアシートの対象年齢や、シートを設置する際の注意点について解説してきました。子供が3~4歳頃になったらジュニアシートにするのが一般的ですが、子供の成長に合わせてチャイルドシートからの交換時期を判断するのがおすすめです。
現在は、6歳未満の乳幼児はチャイルドシート・ジュニアシートの着用が義務づけられており、違反すると罰則が科せられます。大切な子供の命を守るため、チャイルドシート・ジュニアシートを必ず設置し、着用させましょう。
チャイルドシートは何歳まで使うべき?
1~4歳頃まではチャイルドシートを使用するのが一般的です。身長65~100cm、体重9~18kgが使用目安とされています。
何歳からジュニアシートを使用するべき?
4歳頃からジュニアシートを使用するのが一般的です。身長135cm以下、体重15kg以上がジュニアシートの使用目安とされていますので、子どもの成長に合わせて使用しましょう。
チャイルドシートは何歳まで使用が義務付けられている?
6歳未満の乳幼児はチャイルドシート・ジュニアシートなどの幼児用補助装置の着用が義務化されていますので、6歳の誕生日を迎えるまでは必ず使用しましょう。