カー用品・パーツ
更新日:2021.12.09 / 掲載日:2021.12.09
横浜ゴム ブルーアースシリーズにミニバン&軽ハイト専用タイヤ
横浜ゴムは12月9日、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」より、ミニバン専用タイヤ「BluEarth-RV RV03」とコンパクトミニバン・軽ハイトワゴン専用タイヤ「BluEarth-RV RV03CK」を発表した。両モデルとも2022年2月より、「BluEarth-RV RV03」は日本およびアジアにて、「BluEarth-RV RV03CK」は日本国内にて展開。両商品を合わせ、発売サイズは245/40R20 99W XL~145/80R13 75Sの全40サイズで、価格はオープンプライス。
横浜ゴムのグローバル低燃費タイヤ「BluEarth」シリーズとは
「BluEarth」シリーズは2010年に誕生、「環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい」をテーマとした、横浜ゴムのグローバル低燃費タイヤブランド。乗用車用ではミニバン専用タイヤを含めてクロスオーバーSUV専用タイヤ、グランドツーリングタイヤ、スタンダードタイヤ、オールシーズンタイヤなど9商品をラインアップしている。
同社のミニバン専用タイヤとして7年ぶりの新商品

「BluEarth-RV RV03」はミニバン専用の低燃費タイヤで、同社のミニバン専用タイヤとしては7年ぶりの新商品投入。従来品「BluEarth RV-02」の特長となっている国内タイヤラベリング制度のウェットグリップ性能最高グレード「a」と転がり抵抗性能「A」に加え、優れた耐ふらつき性能や耐偏摩耗性能を踏襲。さらに、新たな付加価値として「さらに長持ち、ますます快適なミニバン専用タイヤ」をコンセプトに耐摩耗性能と静粛性を向上させた。
トレッドパターンは従来品の非対称パターンをベースに、グルーブとサイプの溝面積比やプロファイルを細かく最適化。さらに同社の最先端ゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を採用し、路面追従性を高めた専用コンパウンドを採用した。これらにより従来品に比べて耐摩耗性能が20%向上、ロードノイズを低減させ運転席だけではなく2列目・3列目シートでの静粛性向上も図られた。
「RV03CK」は従来品から5年ぶりのグレードアップ

いっぽうの「BluEarth-RV RV03CK」はコンパクトミニバン・軽ハイトワゴン専用の低燃費タイヤで、従来品「BluEarth RV-02CK」の発売から5年ぶりの新商品。「BluEarth-RV RV03」同様の性能を追求しつつ、全サイズにおいて従来品のウェットグリップ性能「b」を「a」にグレードアップ。転がり抵抗性能は「A」を獲得している。
車内の快適性向上に寄与する技術の採用
両商品には、静粛性の向上および走行中のふらつきや偏摩耗を抑制するための技術を採用。
内輪部には“パワーインサイドショルダー”を採用し、高いブロック剛性で偏摩耗を抑制するとともに、高剛性ショルダーによって優れた操縦安定性を発揮する。また、2本の幅広リブを設け、操縦安定性のさらなる向上を図った。
外輪部には高剛性の“3次元サイプ”と通常サイプを交互に配置し、剛性差で周波数を分散、ノイズを抑制するとともに耐偏摩耗性も発揮する。
また、従来品に比べてコンパウンドを柔らかくし、トレッド部のゴムを分厚くするなど設計を改善することで、静粛性が高められた。
雨に強く、摩耗寿命のさらなる向上
耐摩耗性能を向上すべく、両商品では溝の面積比を減らし、溝の深さを維持。さらに従来品に比べて設置面積を大きくして摩耗寿命を向上している。
また、優れた排水性を発揮する斜めのカットグルーブとストレートグルーブを組み合わせ、高い排水性やウェット性能を実現。ストレートグルーブは、優れた耐ハイドロプレーニング性や直進安定性にも寄与する。
発売サイズ
◆BluEarth-RV RV03:15~20インチ
◆BluEarth-RV RV03CK:13~16インチ