カーライフ
更新日:2022.07.28 / 掲載日:2022.07.28
ハイブリッド車とは?意味と定義

最近、注目度が高まっているハイブリッド車。エコで環境に良いというイメージがあるものの、ハイブリッド車の意味や定義を知らない方も少なくありません。
ハイブリッド車の種類や特徴などと併せてご紹介します。
ハイブリッド車とは?
ハイブリッド車とは、エンジンと電気モーターなどの、2つ以上の動力源を持っている自動車のことを指します。「ハイブリッド」の日本語訳は「2つのものを掛け合わせる」という意味です。
電気で動くモーターを上手に使用するため、使用するガソリンの量が減らせます。
ハイブリッド車の定義
内燃機関(エンジン)と電動機(モーター)を動力源としているハイブリッド車は、車種によって異なりますが、運転状況により、エンジンのみで走行、モーターのみで走行、エンジンとモーターを同時使用で走行するものがあります。
日本では、エンジンの回転を直接動力として活用することに加え、発電機を回転させるために利用されるタイプのハイブリッド車も多く存在しています。
ハイブリッド車と定義されているものは、発電機の主体動力源はエンジンであり、二次電池や回生ブレーキは補助的に用いられています。
ハイブリッド車の種類と特徴

ハイブリッド車は3種類に大別され、「シリーズ方式」、「パラレル方式」、「スプリット方式」があります。
シリーズ方式はエンジンで発電機を回し、その電力でモーターを回して走行する方式で、ダイハツ・ロッキーの「e-SMART HYBRID」などが代表。
一方のパラレル方式はエンジンとモーターの両方を走行に使います。スバル・XVの「e-BOXER」、ホンダ・フリードの「SPORT HYBRID i-DCD」などが例として挙げられます。
スプリット方式は「シリーズ・パラレル方式」とも呼ばれ、両方のシステムを併用する方式。トヨタ・プリウスの「THS II」がこのシステムを採用しています。
また、電気モーターのみで走行可能なハイブリッド車を「ストロングハイブリッド」、発進のアシストなどエンジンの補助としてモーターを使うハイブリッド車を「マイルドハイブリッド」と呼ぶこともあります。
ハイブリッド車のメリット
前述したように、ハイブリッド車は動力源に電気モーターがあるので、ガソリンの使用が抑えられてエンジンのみの自動車より燃費が良く、走行音も静かです。
また、普通の自動車より排気ガスの排出も少ないので、環境面にも優しいです。
ハイブリッド車は、特にアイドリング時間が長くなる渋滞の多い都市部では、メリットが大きいと言えるでしょう。
現在では、中古車市場でもハイブリッド車が多く存在しています。
車選びのひとつとして、このハイブリッド車をチェックしてみてはいかがでしょうか。