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更新日:2023.07.18 / 掲載日:2023.07.18
【2022年最新!】ふるさと納税利用実態調査 8割以上の人が…?
「ふるさと納税」は2008年からスタートした寄付金税制の一つで、地方と大都市の格差是正、人口減少地域における税収減少対応、地方創生といった課題解決を目的としています。
故郷への恩返しができるといった触れ込みで始まりましたが、近年では地域ごとに趣向を凝らした返礼品が話題になったり、節税テクとして注目を集めたりしています。
何かとお得な側面が目立っていますが、実際の利用状況はどのようになっているのでしょうか。
そこで今回は、2022年のふるさと納税の利用実態や寄付意向に関するアンケートを実施。
来年のふるさと納税利用を考えている方へのお役立ち情報や、車所有者有無による利用傾向の違いなどを調べました。
調査概要
調査方法:Uvoice調べ
調査対象:全国20歳以上の男女
調査期間:2023年2月15日(水)
回収サンプル数:4,933
サンプル属性:
男女比:男性(49.3%)、女性(50.7%)
年代別:20代(18.8%)、30代(20.3%);40代(20.3%)、50代(20.4%)、60代以上(20.3%)
車所有者率:中古車所有者(43.9%)、新車所有者(26.3%)、車持っていない(32.6%)
※車所有率には中古車・新車の両方を所有する人も含まれます。
最新!2022年のふるさと納税利用状況 マイカー所有者との意外な繋がりとは?!

まずは昨年中、ふるさと納税を行なったかどうかを調査。すると、意外にも8割強の方々から「行っていない」という回答を得ました。
一方で利用者の傾向を見てみると、その中心となっているのは30~40代の方々。家庭の経済に最も直面しやすい世代です。
特に車所有者は、ふるさと納税の利用率が高い傾向に。中でも20~40代の新車所有者は、利用者が多いという結果になっています。
また、株式会社ヴァリューズ提供のデータ分析ツール「Dockpit」より、世代年収600万円以上の方は積極的に「節税」「ふるさと納税」などに関する情報を収集している傾向が。
新車所有者における世代年収600万円以上の人の割合は高いため、節税への意識からふるさと納税の利用率増に繋がったものと考えられます。

人気の返礼品は肉&魚!中古車オーナーは別の傾向が?

ふるさと納税で選んだ返礼品のジャンルは、「肉」「魚介・海産物」といった食材系が上位を占めました。
男女別で見ると、男性は「お酒・飲料・ドリンク」「雑貨・日用品」の割合が高く、女性は「米・パン・麺など」の主食系や「果物・フルーツ」「お菓子・スイーツ」といった甘味系を選ぶ傾向に。
また、中古車所有者は「雑貨・日用品」「旅行関連商品」など食べ物以外のアイテムを選ぶ傾向がありました。

総合でTOP3は「肉」「魚介・海産物」「米・パン・麺など」ですが、いずれも20代が選ぶ割合が低くなりました。その代わり、「工芸品」「旅行関連商品」「美容関連商品」など非食物系のジャンルはいずれも20代が突出して高くなっています。他の世代に比べて一人暮らしが多いのがその理由と考えられますが、一方で「お菓子・スイーツ」「野菜」の割合が高くなっているのは興味深い結果です。
ふるさと納税・寄付金の使い道…車所有者の関心が高い使い道は何?

ふるさと納税で納めた寄付金の使い道については、「まちづくり・市民活動」がトップ。次いで「こども・子育て」がランクインし、身近な関心事・領域に寄付する傾向が見られました。
一方で「わからない・覚えていない・選んでいない」が3位に。特に女性でこの回答が多く見られました。ふるさと納税が利用者自身の節税の観点で行われていることも少なくないことから、寄付金の用途にこだわらないという回答に繋がったものと思われます。
車所有者の回答を見てみると、非所有者に比べて「こども・子育て」「教育・人づくり」「環境・衛生・動物」といった領域を選ぶ傾向が表れました。車所有者は既婚率が高い分、家庭に関わる事柄への興味・関心が高く、次世代に繋がる領域への寄付が多かったものと考えられます。
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