カーライフ
更新日:2024.02.29 / 掲載日:2024.02.29

車・ドライブ系動画でみんなが見ているジャンルとは?2位「事故・危険運転」、気になる1位は…

 今やスマホ一つあれば、いつでも見られる動画コンテンツ。特にYouTubeは、現在認知率96.5%を誇る動画配信プラットフォームです。中でも10~30代は利用率が8割を超えるなど、日常に浸透しているサービスと言えるでしょう。

 車やドライブをテーマにした動画も数多く配信されていますが、そのジャンルは様々。車・ドライブ系の動画を見る人はいったいどんなジャンルに興味があり、動画のどんな内容を参考にしているのでしょうか。実際にYouTubeで車・ドライブ系の動画を視聴している人を対象に調査した内容を紹介いたします。

認知率の引用:YouTube認知率96.5% 利用率約7割:投稿は10~20代で1割程度(2023年5月15日)|レポート|NTTドコモ モバイル社会研究所(https://www.moba-ken.jp/project/service/20230515.html)

※本記事、もしくは本記事の画像を引用いただく際には、引用元のurlを必ず掲載してください。

1. 車・ドライブ系動画のジャンルについて

 車・ドライブ系の動画には比較・レビュー系や車の改造など様々なジャンルがあります。本記事では車系のYouTubeのジャンルを下記に大別します。

■車両メーカーの公式配信
■車の試乗・レビュー・比較
■ドライブ・旅行
■車の改造・DIY(キャンピングカー含む)
■車の整備・メンテナンス
■車の運転テクニック
■モータースポーツ・イベント(F1・ラリー)
■ドライブレコーダー系(事故・煽り運転の動画など)

2. アンケートから見る|動画配信サービスでよく見られる車のジャンル・動画の傾向

【データ概要】
調査方法:Uvoice調べ
調査対象:18歳以上の車保有者
調査期間:2024年1月12日~2024年1月24日
回収サンプル数:12,825
サンプル属性:
男女比:男性(49.9%)、女性(50.1%)
年代別:10代(0.5%)、20代(16%)、30代(19%)、40代(24.4%)、50代(21.6%)、60代以上(18.5%)
居住地域:北海道(5.2%)、東北(7.6%)、関東(30.1%)、中部(21.8%)、近畿(15.3%)、中国(6.4%)、四国(3.2%)、九州(10.3%)

 はじめに、「YouTubeで車・ドライブ系の動画を視聴するか」を尋ねたところ、以下の表の通りとなりました。

車・ドライブ系のYouTube動画を見る車・ドライブ系のYouTube動画を見ない
全体37.7%62.3%
男性50.6%49.4%
女性24.9%75.1%

 全体では37.7%が「車・ドライブ系のYouTube動画を見る」と回答。男女別で見ると、男性は「見る」が50.6%で、ほぼ2人に1人が視聴。一方で女性は24.9%にとどまり、4人に1人程度の割合となり、男性の方が車・ドライブ系の動画に興味関心がある層が多いことが分かりました。

2-1. 最もよく見られているジャンルは?

最もよく見られるYouTubeの車の動画のジャンル

 YouTubeの車・ドライブ系の動画で、よく視聴するジャンルについて聞いたところ、「ドライブ・車での旅行」がトップに。「事故・危険運転(ドライブレコーダー)」が2位となりました。

 「ドライブ・車での旅行」の動画は、ロングドライブや有名人同士のドライブといった内容が中心。視聴を通して旅行やドライブの疑似体験を楽しんでいる層が多いものと考えられます。

2-2. 【年代別】最もよく見られるYouTubeの車の動画のジャンル

【年代別】最もよく見られるYouTubeの車の動画のジャンル
※18・19歳のサンプル数は63であるため、あくまで参考の傾向となります。

 続いて、年代別で最もよく見られる車の動画のジャンルについて調査。

 18・19歳は車・ドライブ系の動画に興味関心がある層が多く、「ドライブ・車での旅行」ジャンルをよく見る割合が27.1%。次いで、「試乗・レビュー・比較」「事故・危険運転(ドライブレコーダーなどの動画)」がそれぞれ18.4%の割合でよく見られていました。

 今回の調査では、18・19歳が車の動画を見る割合が最も高く、年代が高くなっていくほど割合が低くなっていく傾向が見られます。

2-3. 車の購入時にYouTubeを参考にする・した人の割合は、全体の36.8%

車の購入時にYouTubeを参考にする。した人の割合

 次に、車を購入するにあたってYouTubeを参考にしたことがあるかを調査。すると「参考にする・した」と回答した人は全体の36.8%に上りました。

 年代別では、18・19歳の割合が72.9%と最も高く、60歳以上は30%と倍以上の開きが。こちらも年代が高くなるにつれて、割合が減少していく傾向が見られます。

2-4. ドライブ先の検討時にYouTubeを参考にする・した人の割合は、全体の37.2%

ドライブ先の検討時にYouTubeを参考にする・した人の割合

 ドライブ先を検討するときにYouTubeを参考にするかの調査では、「参考にする・した」という回答は37.2%でした。年代別では、車の購入と同様に18・19歳の割合が最も高く、91.1%という結果に。一方で60歳以上は31.7%に留まっていました。

 口コミでは、各地のドライブスポットや道の駅、グルメ情報を見ているという声がありました。

2-5. 運転テクニックを学ぶ時にYouTubeを参考にする・した人の割合は、全体の29.7%

運転テクニックを学ぶ時にYouTubeを参考にする・した人の割合

 運転テクニックを学ぶ時にYouTubeを参考にする・したと回答した人は29.7%。前述した車の購入やドライブ先の検討といった内容と比べると割合が低くなっているものの、およそ3人に1人が動画を参考にしていることが分かりました。

 また、こちらも18・19歳の割合が91.1%と高くなっていますが、年代が上がっていくごとに割合が少なくなっており、30代以上は特にその傾向が顕著になっています。

 インターリスク総研が2021年に行った調査によれば、年代が上がるにつれて自身の運転技術に対する自信があると回答する割合も増加傾向にあり、60代を超えるとその傾向がより強くなっています。

 年代を追うごとにYouTubeの視聴が減るという全体の傾向はありつつ、運転テクニックに一定の自信がある層はYouTubeでわざわざ参考のために動画を視聴することはしないのかもしれません。

 なお、動画を参考にしたという人の口コミでは、ウィンカーを出すタイミングや安全運転のポイントを動画で確認しているという声が挙がっています。

参考:「高齢者の自動車運転に関する実態と意識」(2021年)についての主な調査結果(抜粋)
https://www.irric.co.jp/topics/press/2021/0927_01.php

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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