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更新日:2024.04.02 / 掲載日:2024.04.02
「業界の健全化」望む声多数…2024年「中古車販売店」利用実態データ公開 オリコン調査
顧客満足度調査を実施するoricon ME(本社:東京都港区)は4月1日、過去3年以内に中古車販売店の店舗で中古車を購入したことのある全国の18~75歳までの1,667人が回答した調査結果を「中古車販売店」利用実態データとして公開した。
次回購入したいエンジンタイプ「EV&PHV」は1割未満


今回、過去3年以内に中古車販売店の店舗で中古車を購入したことのある18~75歳までの1,667人(調査期間:2023年12月14日~2023年12月25日)に聴取した回答をもとに「中古車販売店」の利用実態データを集計。
まずは、「購入した中古車の価格/ボディタイプ」について聴取したところ、「100~199万円」が最多で40.5%となった。また、「購入した中古車のボディタイプ」については、「軽自動車」が最も多く34.1%だった。


続いて、「購入した中古車のエンジンタイプ」について聴取したところ、「ガソリン車」が最も多く72.3%、次いで「HV(ハイブリッド車)」が21.1%、「ディーゼル車」は5.5%、「EV(電気自動車)」は0.6%、「PHV(プラグインハイブリッド自動車)」は0.5%となった。
また今回、「次回購入したいエンジンタイプ」についても聴取したところ、「ガソリン車」は40.0%、「HV(ハイブリッド車)」が39.1%で「ガソリン車」に迫る割合となり、次回は「HV」を購入したいと考えている人が多いことがうかがえる。
「EV(電気自動車)」は5.0%、「PHV(プラグインハイブリッド自動車)」については、4.5%と増加したものの、合計でも全体の1割未満にとどまった。

購入した中古車のエンジンタイプの聴取とあわせて、「2035年以降、新車ガソリン車の新車販売が禁止予定」であることへの認知状況を聴取したところ、「知っている」は62.6%と、6割以上に上った。
一方、「2035年以降、中古車はガソリン車の販売が継続される予定」であることについては、「知らない」が55.0%と、過半数が認知していないことがわかった。
中古車販売店への要望・改善点「業界全体の健全化と信頼性向上」が最多に


続いて、「(中古車販売店の利用前に)比較検討したサービス」について聴取したところ、「メーカー系中古車販売店」が48.8%と最も多く、次いで、楽天Carなどの「実店舗を持たないWeb完結型の中古車販売サイト」が13.3%、カーオークション.jpなどの「中古車オークション代行サービス」が9.1%、カババやcars MARKETなどの「中古車の個人売買サイト、マッチングサービス」が6.1%となった。
「比較検討したサービスではなく、中古車販売店で購入した理由」については、「車の状態や色など、実際に目で確認したいと思った」「価格や条件などを直接交渉したかった」「車種が豊富だった」が上位となっている。

最後に、「中古車販売店への今後の要望・改善点」について聴取したところ、「中古車業界全体の健全化と信頼性を向上してほしい」が30.9%で最も多く、次いで「走行距離、事故歴、修理歴などを明確に表示してほしい」が28.1%、「価格設定の基準や評価方法を明確に説明してほしい」が27.7%と続いた。
調査概要
発表日:2024/04/01
調査主体:株式会社oricon ME
調査方法:インターネット調査
サンプル数:1,667人
調査企業数:15社
調査期間:2023/12/14~2023/12/25
定義:以下すべての条件を満たす中古車販売店
1)中古車のメーカーや車種を限定していない
2)実店舗で販売をしている
3)特定地域のみではなく、チェーン展開をしている
調査対象者 性別:指定なし 年齢:18~75歳 地域:全国
条件:過去3年以内に中古車販売店の店舗で中古車を購入し、価格を把握している人
2024年 オリコン顧客満足度調査 中古車販売店ランキング:
https://life.oricon.co.jp/rank-used-car-sell/specialty/
オリコン顧客満足度ランキング 公式HP:
https://life.oricon.co.jp/
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