カーライフ
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2014.11.18
電気自動車の充電スタンドの種類・仕組みについて
goo-net編集チーム
電気自動車ユーザーは、
家庭や事務所などのプライベートで充電しておくのが基本のスタイルです。
しかし、ドライブなどの長距離移動をすると、充電が不足するため、
目的地の経路で充電する必要があります。
その際に利用するのが「充電スタンド」です。
充電スタンドの主な設置場所
充電スタンドは、
・市区町村の役所
・高速道路のSA、PA
・自動車メーカーの販売店
・ガソリンスタンド
・コンビニ
・道の駅
・商業施設
・図書館や美術館などの公共施設
など、様々な場所に設置されていますが、
ガソリンスタンドと違って、電気スタンドは数も少なく利用法も様々ですし、
運転していればそのうち見つかるというわけではありません。
そのため、事前に“充電スタンドアプリ”などで、
下調べをしておくのが、電気自動車ユーザーの常識です。
充電スタンドの利用方法
充電スタンドを利用するには、
・事前予約が必要なもの
・事前に利用者カードの登録が必要な物
・課金の有無
など、様々なタイプが存在します。
このような情報を入手するためにも、自動車のナビで調べるより、
出かける前にルート上にある充電スタンドについて下調べしておくと安心です。
充電スタンドの充電に要する時間
家庭用(プライベート)の充電方法は、100Vまたは200Vの「普通充電設備」で、
車種にもよりますがフル充電には5時間~20時間ほどの時間が必要です。
外出先(パブリック)で充電にその時間をかけるのは現実的ではありませんので、
設置される充電スタンドの種類のほとんどは「急速充電設備」です。
「急速充電設備」の場合、80%充電までに要する時間は20分~30分ほどで完了するため、
ちょっとした休憩の間に充電することができます。
充電スタンドの利用料金
利用する場合の価格は、
・無料のもの
・利用者カードの月会費(1000円前後)でまかなうもの
・毎回利用料(1回100円など)が発生するもの
・カードの初期費用(1000円~)でまかなうもの
などがあるので、
その部分も事前に確認しておきましょう。
充電スタンドのケーブル
充電器には、ケーブルが付いているタイプと、付いていないタイプがあります。
ケーブルが付いていないタイプの充電器を利用する場合、
自分の電気自動車の付属のケーブルを使う必要があります。
外出の際には、万が一の為、付属のケーブルを忘れずないようにしましょう。
充電スタンドの規格
電気自動車の充電規格ですが、日本車のメーカーに採用されているのが「チャデモ(CHAdeMO)」で、
欧米の自動車メーカーが推進しているのが「コンボ(Charging System)」です。
双方ともIEC(国際電気標準会議)にて国際標準規格として承認されています。
両者ともに、直流で急速充電、交流で普通充電します。
両者の違いは、充電プラグの形状でもわかりますが、
チャデモは直流と交流が別口になっており、コンボは直流と交流が一体化しています。
電気自動車の充電方式は、チャデモVSコンボ、日本VS欧米、の構図となっているのです。
しかし、コンボ方式のEVも充電器も、まだ存在しません。
それに対し、チャデモ方式のEVは「日産リーフ」など日本や世界中で販売されており、
実質、チャデモが世界標準となっているのが現状です。
2014年10月7日に発表された情報だと、日本に設置されているチャデモ急速充電器は2,129箇所で、
全世界中で4,241箇所の充電器が設置されているそうです。