カーライフ
更新日:2024.10.07 / 掲載日:2024.09.24
ポルシェタイカン×富士屋ホテルの極上ドライブ旅
文と写真⚫︎ユニット・コンパス 取材協力⚫︎ヤナセ、富士屋ホテル ※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
電気自動車のある生活をレポートしてきた「リアルEVライフ」。今回はヤナセとグートラベルのコラボレーションによる、スペシャル企画を番外編として紹介する。
リアルEVライフの記事はこちら▼
ポルシェのEVで、“5つ星の宿”である老舗「富士屋ホテル」へ向かう旅
「もっとドライブ旅を楽しくドラマチックなものに!」。そんな思いから誕生したスペシャル企画は、株式会社ヤナセと株式会社プロトコーポレーション(グートラベル/https://www.travel-tabie.com/proto_web/tour/views)のコラボレーションで実現。その第1弾は、ポルシェの先進EV「タイカン」で箱根のリゾートホテル「富士屋ホテル」へ向かう1泊2日の贅沢旅。そして「このスペシャル企画をレポートすべし」という指令が、今回グーネットマガジンのEV担当である編集部Oのところに届いた。
編集部O「仕事ですが、ポルシェタイカンも富士屋ホテルも初めてなので、とてもワクワクしています」
予約はグートラベルで申し込んだ。1泊2日の行程は、まず都内(オリックスレンタカー/羽田空港店、渋谷宇田川町店、東京駅八重洲口店、天王洲アイル店のいづれかで)でヤナセのプレミアムレンタカー(ポルシェタイカン 4S)をピックアップ(朝8時以降)。そして、箱根にある富士屋ホテルまでドライブを楽しみ、宿泊後、次の日に車両を返却(20時まで)という流れで、料金は大人1名8万8000円~23万9000円となっている。
編集部O「タイカン借用の手続きは、スムーズに完了。このプランでは無料の充電カードも付帯するため、あとはETCカードの用意があれば完璧ですね。朝8時からピックアップできるので、夕方のチェックインまで存分にクルマも楽しめそう」
早速、撮影しながらスタート! 今回我々は東名高速道路~小田原厚木道路~国道1号線とシンプルな行程で、箱根へ向かった。
編集部O「初めてのタイカンなのでリキんでいましたが、あまりに乗りやすくて拍子抜けしました。簡単に言うと、それぐらいよくできている。クルマの感想は記事後半であらためて!」
146年の歴史を持つ、日本初の本格リゾートホテル
日本初の本格的リゾートホテルとして、箱根・宮ノ下に誕生した富士屋ホテル。その創業は、なんと明治11年(1878年)というから驚かされる。これまで数多くの著名人や賓客を迎えてきた日本を代表する老舗ホテルで、5つの登録有形文化財を含む壮大な建築群は、和洋折衷の趣と歴史を楽しむことができる。
富士屋ホテル
住所:〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
TEL:0460-82-2211(受付時間 9:00〜20:00)
チェックイン時間:15時/チェックアウト時間:11時
駐車場:112台
ホームページ:https://www.fujiyahotel.jp
富士屋ホテルのすごいところ
編集部O「事前に調べてはきたものの、やはり実物のインパクトは計り知れませんね。これまで何度か箱根には来ていますが、通り過ぎていたことを後悔しつつ、今回じっくり見ることができて感謝!」
~今回はこの企画を体感するのが目的だが、それにあたってホテルが配慮してくださり、館内の主要なところを案内してくれた~
編集部O「それぞれの建築物に歴史とストーリーがあり、館内に置かれているソファやちょっとした小物も美しく維持されていることに感動です。それに加えて、温泉やスパ、プールなど、どれをとっても魅力がたっぷり」
次回はもっと長く滞在したい!
チェックアウトが11時ということもあり、朝食後にゆったりできるのが嬉しかったと編集部O。そして、スタッフに見送られ、ホテルを後にした。
編集部O「なかなかプライベートでは『5つ星の宿』は敷居が高いイメージでしたが、今回の体験で見方が大きく変わりましたね」
見方はどのように変わったのだろうか。
編集部O「歴史があってしっかりケアされた建物や温泉、レストランといったハード面の魅力はもちろんですが、今回私がもっとも驚いたのは、スタッフの方たちの素晴らしさです。フロントの方、すれ違う方、レストランの方。皆さんの笑顔に癒され、いつの間にかリラックスしている自分に気がつくという感じです。素晴らしいホテルに滞在する価値はこれなんだな、と。この体験をもとに、記念日や節目にまた来ようと素直に思いました」
EVとスポーツカーの理想的な融合
編集部O「昨日は初タイカンだったから緊張モードでしたが、今日はスイスイと慣れた感じで走れます。この連載を担当することになって多くのEVに乗ってきましたが、ポルシェはガソリンモデルを含めて縁がなくて、ほとんど乗ったことがありませんでした」
『ポルシェはこういうものだ、こうあるべきだ!』というのがないインプレッションは、逆に貴重かもしれない。ちなみに、タイカンはアウディ e-tron GTと姉妹車といえる間柄で、プラットフォームを含めて約40%の部品を共用している。
編集部O「フォルクスワーゲングループ内の戦略ですね。今回ステアリングを握って感じたのは、まず運転席が適度にタイトで心地よいこと。そして、走り出すと少し手ごたえのあるステアフィールとガッチリしたフロア剛性で、骨太というか、これは強そうなクルマだと思いました」
アウディ e-tron GTは、4WDのみの設定で、タイカンは2WDと4WDが選択可能。そして、今回のモデルは「4S」なので、4WDとなっている。
編集部O「外からみると大きいボディなんですが、乗り出すと小気味よくクイクイ走れて、街中でも思いのほかストレスフリーで運転できました。また、その特徴は山道でも顕著に感じられ、景色を楽しむ場所で走りに夢中になるほど楽しかったです。コーナーでもEVらしくパワーが一気に立ち上がるので、ハンドリングの小気味良さと相まって、ほかのEVとは違う世界観。そして、安定感が凄いので、高速走行も楽でした。クルーズコントロールとの併用で、まさに無敵の雰囲気です」
海鮮ランチと芦ノ湖満喫ルート
東京から箱根へ向かうルートには、さまざまな楽しみ方がある。お薦めルートその1は、東名高速道路~小田原厚木道路を経て、小田原漁港エリアでランチ。そして、新鮮な魚を満喫したあと、箱根新道もしくは箱根ターンパイクでワインディングを楽しみながら、芦ノ湖でひと休みという流れ。芦ノ湖では遊覧船が楽しめ、近くに箱根神社もあるため、だれと来ても楽しめること間違いなしだ。
箱根芦ノ湖遊覧(箱根海賊船)
小田原漁港エリア
行きと帰りを違う景色で楽しむルート
往路は東名高速道路を使い、復路は山中湖などを経由して中央高速道路を使うイメージ。たとえば初日は芦ノ湖や箱根ガラスの森美術館、箱根大涌谷などを楽しみ、2日目は箱根ガラスの森美術館や忍野八海などを楽しもうというルート。いづれにしても、箱根周辺はたくさんの見どころがあるので、予定の組み方でたくさんの楽しみが実現できる。事前に訪れる場所を調べるのも素敵な時間になりそうだ。
忍野八海
箱根ガラスの森美術館
タイカンも富士屋ホテル“5つ星の宿”の体験だった
編集部O「初めてのポルシェタイカンにワクワクし、富士屋ホテルでのおもてなしにリラックスするという、まさに理想の大人旅を体感させてもらいました。ここ数年はキャンプばかりしていたので、ことさら“5つ星の宿”での体験は、私にとっては貴重なお宝体験といえばいいでしょうか。ぜひ次回はプライベートで実現したいと思います!」
自他共に認めるクルマ好き、キャンプ好き、ウインタースポーツ好きにして、気になることは徹底的に調べるのがモットー。今回は企画を成立させるために、ローンを駆使して自らEVを購入。これからEVにまつわる諸問題に体当たりしていきます!