カーライフ
更新日:2023.10.11 / 掲載日:2020.04.03
電気自動車(EV車)を充電しよう!充電時間や走行距離はどのくらい?
排気ガスを出さないエコカーとして市場に普及しつつあるのが電気自動車です。 充電をしないと走らないということまではわかるが、どこで充電をしたらいいのか、充電が満タンの時はどれくらい走行するかなど知らないことが多いと思います。最先端のエコカー、電気自動車について見てみましょう。
電気自動車(EV車)の充電スタンドの種類や場所

電気自動車(EV車)の充電スタンドには、大きく分けて3つの種類があります。まずは、それぞれの特徴やどのような場所に設置されているかについて案内します。
ポール型普通充電器 200V(ケーブルあり)
主に屋外に設置されている充電器は、電圧200Vのものが一般的です。100Vのタイプも存在しますが、充電に時間がかかるため、家庭の車庫などに用いられます。 充電器側にケーブルが付いたポール型普通充電器は、すべてのEV車に対応しています。
主に商業施設や病院、コインパーキングなどに設置されています。
ポール型普通充電器 200V(ケーブルなし)
ポール型普通充電器には、ケーブルなしのタイプもあります。このタイプの場合は、電気自動車側のケーブルを充電器のコンセント口に挿し込んで充電します。すべてのEV車にケーブルが付いているわけではないので、使用できる車種は限られます。
主に商業施設や病院、コインパーキングなどに設置されています。
急速充電器(出力50kW)
充電が0の状態からでも短時間でフル充電することのできる急速充電器もあります。一度に大量の電力を供給することのできる3相200Vの電源から充電します。対応車種は限られています。
緊急での充電が必要な高速道路のパーキングエリアなどに設置されています。
電気自動車(EV車)の充電時間と走行距離

電気自動車を使用した場合に、どのくらい充電すればどの程度の距離を走れるのかを気にされる方も多いのではないかと思います。 そこでこの章では、80kmと160kmを走るために何時間充電しなければならないかを比較することで、3つの種類の充電時間と走行距離を比較・解説します。
なお、車種により走行時間に差が生じる場合もあるので、目安としてご確認ください。
ポール型普通充電器 200V(ケーブルあり)
200Vのケーブルありタイプの充電時間の目安は以下の通りです。
・走行距離80km:約4時間の充電が必要 走行距離160km:約7時間の充電が必要
ポール型普通充電器 200V(ケーブルなし)
ケーブルなしタイプの充電器は、ケーブルありのタイプと比較すると充電に必要な時間が長くなり、およそ2倍になります。
・走行距離80km:約8時間の充電が必要 走行距離160km:約14時間の充電が必要
急速充電器(出力50kW)
急速充電器を使用した場合の充電時間は以下の通りです。
・走行距離80km:約15分の充電が必要
・走行距離160km:約30分の充電が必要
一般的に5分間の充電で40km走れるともいわれています。車種によっては、走行中にエンジンで発電することにより充電できる機能が付いたものもあります。
また、NCSネットワーク(合同会社日本充電サービスが提供するEV車の充電器の全国ネットワークサービス)の普通充電器は全国に14,900基、急速充電器は約6,500基も設置されており、電気自動車は日本全国至るところで充電することができます。
おすすめ電気自動車(EV車)の航続距離や充電時間
電気自動車が充電満タン時に走行する距離を「航続距離」といいます。 ガソリン車が満タン状態で400kmを軽く超えて走行するのに対し、電気自動車はその半分、または半分以下の航続距離しかありません。
日産 リーフ
日産リーフは62kWhバッテリーと40kWhバッテリー搭載との2つのタイプがあります。WLTCモードでの航続距離は、62kWhバッテリー搭載車で458km、40kWhバッテリー搭載車で322kmです。また、急速充電でフル充電までに要する時間は62kWhバッテリーで60分、40kWhバッテリーで40分です。
三菱 i-MiEV
三菱i-MiEVの航続距離は164kmです。また、充電時間の目安としては200Vで7時間ということです。
フォルクスワーゲン e-GOLF
e-GOLFの航続時間は、301kmです。また、充電時間の目安は6kWで6時間です。 もちろんこの距離は計算上のことで、ブレーキの回数や山道走行、坂道走行でエンジンに負荷をかける走り方の場合は若干違いがありますのでご注意ください。
電気自動車の航続距離を伸ばすことと、充電施設のインフラを整備することが、電気自動車の今後を握るカギとなるようです。
まとめ
技術開発が進み、街中でも電気自動車を少しずつ見かけるようになりました。 電気自動車に乗ったことがない方にとっては、どのようなスポットで充電ができるのか、一度の充電でどの程度走れるのか、といった不安や疑問があるかと思いますが、充電のスポットに関してはかなり整備されています。
また、急速充電器の登場により急いでいる場面でも短時間で充電ができるようにもなりました。この記事を参考に、ご自身のカーライフの充実と地球環境の保全との両立について検討していただけたら幸いです。
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