カーライフ
更新日:2019.12.17 / 掲載日:2019.10.29
中古車売却の手続きの流れと必要書類
グーネット編集チーム
中古車売却の際に抑えておきたいポイントはさまざまです。
巨額のお金が関係することですので、少しでも多くの収入を得たいと思うとともに、慎重に決定を下さなければならないという思いを持つことと思います。
ここではそんな中古車売却における手続き、必要書類などについて解説していきたいと思います。
中古車売却の手続きの流れ
中古車を買い取っているお店は数多ですが、たいてい以下のような流れを設けているお店が多いようです。
まずはインターネット上の申し込みフォーム、またフリーダイアルなどでお店を選びます。査定士のいるお店に出向いていく必要がある場合もありますが、一部のお店では出張して、査定を行ってくれるところもありますので、それも調べましょう。
一般的に査定自体は20分もあれば終わります。それに基づいて査定額を提示されますので、あなたの満足のいく査定額かどうか、よく吟味してどうするかを決めましょう。
お店で提示される査定額に納得がいくようであれば、その場で買い取ってもらえます。
少しでも満足のいく査定額で売却をしたい場合は、査定額に対して、早い決断を持って成約をしてしまうのも重要です。
もちろん、「いきなり査定額に納得できるかどうかなんて分からない」、と思われるかもしれません。しかし、ここで覚えておきたいのは、中古車の査定額基準は激しく変動するものであり、基本的に下降するものなので、できる限り早い決断をした方がよいということです。
売却するにあたってはさまざまな書類が必要になりますが、どんな書類が必要なのかについては、以下の情報を参考にしていただくといいかと思います。
中古車売却の必要書類
あなたが用意することを求められる書類は以下の7つです。
1.自動車検査証
2.自賠責保険証明書
3.自動車納税証明書
4.振込口座
5.リサイクル券
特に、以下の書類については、普通自動車と軽自動車で違いがありますので、十分注意しましょう。
6.普通自動車の場合は「実印」、軽自動車の場合は「認印を含む印鑑」
さらに以下の書類は普通自動車を売却するときにのみ必要なものです。
7.印鑑登録証明書
以上の書類のご用意、そして売却までの流れを事前に知っておき、賢く中古車売却を行えるよう備えましょう。
普通自動車と軽自動車で中古車売却の必要書類が異なる
グーネット編集チーム
車の売却にはさまざまな書類が必要ですが、普通自動車と軽自動車で内容が異なるので注意が必要です。どこで必要書類を発行したらいいのかも合わせて紹介しますので、車を売却する前にチェックしましょう。
普通自動車の中古車売却の必要書類
普通車を売却する場合、以下の書類が必要です。
・自動車検査証
自動車車検証とは、車の所有者や車両の使用を証明するもので、車の売却で最も重要な書類です。車検証を車内に携帯することが、道路運送車両法で義務付けられています。
・印鑑登録証明書
印鑑登録証明書とは、各市町村に登録した印鑑を証明する書類です。発行後1~3か月以内のものを提出することが多いため、発行してから時間が経って古いものは使えないので注意しましょう。また、買取業者によっては2枚用意する場合もあります。
・自賠責保険証明書
自賠責保険証明書とは保険加入の証明書で、保険の期限が記載されています。有効期限内でなければ、車を売却できないので注意しましょう。
・自動車納税証明書
自動車税納付証明書とは、自動車税を納めたときにもらう領収書のことです。その年の自動車税を納めていない場合、売却できないので注意しましょう。
・実印
実印とは、印鑑登録証明書に登録したものと同じ印鑑のこと必要です。買取店に用意されている譲渡証明書や、名義変更などを業者に依頼する際の委任状の作成に使用します。
・振込口座情報
振込口座情報は、買取金額の入金をするために必要です。
・リサイクル券
リサイクル券とは、購入した車のリサイクル料金を預託した証明書のことです。新車購入時にディーラーから発行され、中古車として売却する際に提出する必要があります。
軽自動車の中古車売却の必要書類
軽自動車を売却する際は、以下の書類が必要です。普通車と内容が異なる部分があるので、事前に必ずチェックしましょう。
・自動車検査証
軽自動車の自動車車検の記載事項は、普通自動車と変わりありません。
・自賠責保険証明書
自賠責保険の加入証明書で、内容と再発行の方法は普通自動車と同じです。
・軽自動車納税証明書
軽自動車の自動車税を納めた領収書のことです。
・実印(認印でも可)
普通自動車の売却の場合は必ず実印を必要としますが、軽自動車はシャチハタ以外の認印で売却できます。印鑑登録証明書も不要なので、普通自動車よりは手間が少ないのが特徴です。
・振込口座情報
普通自動車と同様に、買取金額の振込口座を指定するための情報です。
・リサイクル券(預託済みの場合)
軽自動車を新車・中古で購入し、ディーラーや業者に自動車リサイクル料を預託した場合に必要な書類です。
中古車売却手続きの必要書類を紛失した場合はどうすればいい?
中古車の売却を進める際に、必要書類を紛失してしまったら再発行が必要です。
車検証の場合、普通自動車では陸運局、軽自動車では軽自動車検査協会に再発行を依頼します。必要事項を記入した申請書と本人確認書類に加え、所定の手数料がかかります。
自動車税納証明書を紛失した際は、普通自動車・軽自動車ともに、都道府県の税事務所で再発行が可能です。
また、専用の機械で印鑑登録証明書が発行できる、印鑑登録カードが支給される自治体もあります。このカードを紛失した場合、印鑑登録を廃止し、新たな印鑑を登録しなければなりません。カードの紛失に気付いた際は、早めに役所に問い合わせましょう。
自賠責保険証明書は、加入している保険会社で再発行ができます。しかし、保険会社が不明な場合、ディーラーや車検の依頼先、保険会社の窓口などで確認しましょう。再発行に1週間程度かかるため、早めに手続きを済ませておく必要があります。
まとめ
今の車を中古車として売却する場合、買取業者にインターネットで申し込みをしてから査定するのが一般的です。査定額は日が経つにつれて下がるため、早めに決断することをおすすめします。
中古車売却の必要書類は、普通車・軽自動車で内容が少し異なるので事前に必ず確認しましょう。もしも紛失した書類がある場合、発行先を間違えないこと、早めに申請することが重要です。