カーライフ
更新日:2015.09.19 / 掲載日:2015.09.18
車のレザー(革)シートとファブリック(布)シートの特徴と違いについて

goo-net編集チーム
車のシートは通常はファブリック(布地)によって形成されています。
しかし、高級車では、シートにレザー(革)が張られたシートが、
装備されていることも珍しくありません。
では、ファブリックのシートとレザーのシートでは、
どのような違いがあるのでしょうか。
ファブリックシートの特徴
ファブリック(布地)シートのメリットは、
第一にレザーに比べて安価で扱いが楽であると言うことが言えます。
ファブリックシートはレザーシートに比べると耐久性にも優れていますので、
多少乱暴に扱ったり、長期間使用しても問題ありません。
また、布には編み目があるために通気性に優れています。
ファブリックのシートのデメリットは、汚れが付きやすいことでしょう。
飲み物をこぼすとシミになりますし、
細かいほこりや砂が繊維の間に入り込んでしまうと、なかなか取り出すことができません。
もちろん、レザーシートと比べると確かに高級感では劣っていると言えます。
とはいえ、安くて耐久性があり通気性がよいファブリックのシートは、
車のシートにベストな素材と言えます。
レザーシートの特徴
レザーシートは、動物の革をなめして、
表面に塗装を施した物を車のシート地にしたものです。
レザーシートのメリットはなんと言っても高級感があります。
また、革素材に塗装を施した加工をしているため、
水濡れに強く、汚れがしみこむことはほとんどない点がメリットと言えるでしょう。
デメリットは、布地と比べると耐久性に劣ります。
布地は多少乱暴に扱っても問題はありませんが、
革は乱暴に扱って表面の塗装が剥がれたりすると、
とたんに色が落ちたり剥がれたりしてしまします。
また、革には通気性がほとんど望めないため、
夏は汗が吸収されずに大変暑くなり、逆に冬には革は冷たくなりますので、
シートヒーターなどで暖めてあげることが必要になります。
高級感を求めるならレザー、使い勝手を求めるならファブリック
結論として、高級感を大事にするのであればレザーシートを選択するのが良いでしょう。
しかし、布と比べると耐久性が弱く、
夏は暑く、冬は冷たいというデメリットを受け入れる必要があります。
ファブリックシートは汚れやすいこと以外はレザーシートよりメリットがあります。
あなたが求めるのは、高級感でしょうか利便性でしょうか?
自分が求めるものに合わせてシートを選ぶと良いですね。