カーライフ
更新日:2020.04.03 / 掲載日:2020.04.03
ナンバープレートの分類番号の違いについて

グーネット編集チーム
ナンバープレートには、車によって様々な数字やひらがなが記載されています。
その中に、分類番号といった数字があります。この分類番号の数字には、どのような意味や違いがあるのでしょうか。
車のナンバープレートの表記について
車のナンバープレートの表記は、プレート上部に管轄運輸支局・自動車検査場を表す地名、分類番号、プレート下部に用途を表示するひらがな、一連指定番号となっています。
これを見ることによって、車の用途などがわかるようになっているのです。
ナンバープレートの分類番号とは

グーネット編集チーム
ナンバープレートの分類番号とは、自動車の種別や用途によりつけられている、地域名の横にある3桁の番号のことです。
この分類番号の先頭の数字によって、車の大きさや用途がわかります。さらに、希望番号かどうかも分類番号で読み取ることが可能です。
分類番号からわかる情報の詳細は、次章で詳しく解説していきます。
【ナンパ―プレートの分類番号からわかること1】1桁目は車の用途、大きさを表す

グーネット編集チーム
上記の通り、ナンバープレートの分類番号の上1桁(300なら3)からは、車の用途や大きさを読み取ることができます。
普通自動車・普通貨物車の場合
上1桁の番号を見ることで、車の用途がわかります。普通自動車の場合、1から3が用途などにより割り当てられています。
例えば上1桁の数字が1の場合は、貨物用途の普通自動車を指します。例えば、トラックなどがこれに該当します。
あまり見慣れないかもしれませんが、上1桁の数字が2の場合は普通乗合車といって乗車定員が11名以上の車を指します。主にバスなどによく使われる数字です。
上一桁の数字が3の場合は普通乗用車を指し、普通自動車のうち乗車定員が10名以下の車となっています。
軽自動車の場合
軽自動車の場合、上1桁の数字が4と6なら貨物自動車、5と7が乗用自動車に割り当てられます。また、車いす移動車などの特殊用途車には8が割り当てられます。
大型特殊自動車などの場合
大型特殊自動車には9が、建築機械には0が割り当てられています。
分類番号のうち、普通自動車と小型自動車の違いは、車のサイズと排気量です。
サイズが長さ4.70m以下、幅1.70m以下、高さ2.00m以下、総排気量が2,000cc以下の車が小型自動車となります。
このうち、どれか1つでも基準を超えてしまうと普通自動車という扱いになります。
【ナンパ―プレートの分類番号からわかること2】下2桁は希望番号かどうかがわかる
1999年以降、分類番号が3桁になったことで、一連指定番号の導入がおこなわれました。
希望番号制を使って一連指定番号を得ると、分類番号の下2桁が下記のようになります。
一般払い出し番号(希望番号ではないもの)の場合
一般払い出し番号の場合は、下2桁が00~09までが払い出されます。軽自動車の場合は80~82までが払い出されます。
一連指定番号の場合
一連指定番号(希望番号)で払い出される番号は上1桁の番号ごとに異なり、以下のようになります。
・上1桁の番号が1~3ナンバー:10~98まで
・上1桁の番号が4、5、8ナンバー:10~79まで
・上1桁の番号が4、5、8ナンバー(軽自動車):83~99まで
・上1桁の番号が6、7ナンバー:00~79まで
・上1桁の番号が6、7ナンバー(軽自動車):83~99まで
※番号や地域によって例外あり
分類番号はアルファベットも導入され始めた
今までの分類番号はすべて数字が使われていましたが、近年アルファベットを使った分類番号が交付され始めています。
これは、一連指定番号(希望番号)が導入されたことにより、人気のある一連指定番号と組み合わされる分類番号が枯渇してきてしまったためです。
アルファベットの分類番号が交付されたのは2018年1月からで、「30A」「5AC」など下2桁にアルファベットが使われています。
分類番号に使われるアルファベットはA~Zのすべてではなく、視認性の問題からA、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字に決められています。関東運輸局によれば、「30A」や「50A」のように下1桁を「A」から順番に払い出していく予定とのことです。
まとめ
普段何気なく見ているナンバープレートですが、都道府県名の後ろにつく分類番号にこれほどの情報が含まれていると知って驚いた方もいたのではないでしょうか?
分類番号からわかる情報をおさらいすると、上1桁の数字は車の用途や大きさ、下2桁の数字は希望ナンバーかどうかがわかるということでした。
先ほどもご紹介したように、人気のある希望番号とひらがなの組み合わせは枯渇しつつあります。希望するナンバーがある方は、早めにナンバーを取得するといいかもしれません。