カーライフ
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.02.24
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの違いを比較

goo-net編集チーム
軽油を使って走るディーゼルエンジンとガソリンを使って走るガソリンエンジン、
現在の車の多くはいずれかのエンジンを搭載しています。
燃料が違うだけでどちらもそんなに変わらないと思っていませんか?
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンにはどんな違いがあるのか比較してみました。
ガソリンエンジンの特徴
ガソリンエンジンではシリンダーの中に空気とガソリンを混ぜた気体を圧縮し、
スパークプラグから電気的に着火して爆発させます。
爆発が順々に起こるのでディーゼル車と比較すると音が静かです。
排気量の大きさに限界があるので小さなエンジンに向いています。
製造コストも安価に抑えられるので、自家用車に用いられることが多いです。
ディーゼルエンジンの特徴
ディーゼルエンジンではシリンダーの中に空気を入れて、
圧縮したところに軽油を噴射して自然発火させて爆発させます。
熱効率がよいので燃費がよいのが特徴です。
低回転を得意とし、トルクが大きいのでトラックなどの大きな車に向いています。
現在はガソリンよりも軽油の値段が安いので、給油時にお得になります。
ガソリンエンジンと比較するとエンジン音がうるさく振動も大きいです。
また、製造コストがかかるので車の値段が高価になるのが欠点です。
ディーゼルエンジンは、排気ガスの関係で環境によくないイメージがずっとありました。
ディーゼルエンジンの構造上、
炭化水素 (HC)・窒素酸化物 (NOx)・一酸化炭素 (CO)の排出量が、
ガソリンエンジンよりも多くなります。
エンジンやエンジン回り機器の技術を改良することで、
これらの排出量を押さえたクリーンディーゼルエンジンが最近では開発されています。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの違い
ディーゼルエンジンとガソリンエンジン、それぞれの基本構造は実はそんなに違いがありません。
エンジンのシリンダーの中で燃料と空気を圧縮・混合してそれに点火します。
その爆発のエネルギーを利用して動力を得るのはどちらのエンジンも同じですが、
燃料と空気を圧縮混合して爆発させるプロセスがそれぞれ異なります。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンにはそれぞれ特徴があり得意分野が異なります。
実際に運転してみるとエンジンの違いを体感できると思います。
いろいろ試乗してみて自分の好みに合ったエンジンを選んでみましょう。