カーライフ
更新日:2021.11.10 / 掲載日:2016.05.24
車のAWDと4WDの違いとは?

goo-net編集チーム
近年、車のカタログに見かけられるようになった「AWD」の文字ですが、AWDとは何を意味しているのか皆さんご存知でしょうか?
ここではAWDとは何か、そして4WDとの違いについてご紹介していきます。
AWDとは?
AWDとは、「All Wheel Drive」という言葉の頭文字を取った略語です。
これを日本語に直すと、「全輪駆動車」または「総輪駆動車」という言葉になります。
つまり、全てのタイヤが駆動する車のことをAWD車と言うのです。
これだけ聞いていると、4WDとAWDにはまったく違いがないと思われてしまいそうですが、4WDとは明確に異なる点があります。
AWDと4WDの違いとは?
皆さんもご存知かと思われますが、4WDとは「Four Wheel Drive」の略で「四輪駆動車」を指します。
つまり、4WD車とは4つのタイヤが駆動している車のことを指します。
では、もう一度AWDを見ていきます。
AWDとは「全輪駆動」、つまり全てのタイヤが駆動している車を指しています。
一口に車と言っても、全ての車が4つのタイヤで走行しているとは限りません。
中には水陸両用車などのように6つ、8つのタイヤで動いている車もあり、それらのタイヤ全てが駆動していれば4WDではなくAWDとなるのです。
日本において4WDの表記や呼称が浸透している理由とは?
日本において4WDの表記などが浸透している理由としては、諸説ありますが、日本で乗用車タイプの量産型4WDとして「スバル レオーネ エステートバン4WD」が初めて登場し、それ以降、「4WD」という呼び方が定着したのではないかと考えられます。
また、自動車と言えば四輪駆動車が一般的であり、六輪駆動車や八輪駆動車などが浸透していないために、「4WD」という表記や呼称が広く定着したと考えられます。
世界では「4WD(Four Wheel Drive)」という表記や呼称自体は存在するものの、AWDという表記がごく当たり前のように使われています。
近年ではグローバル化が進んだことから、日本でも徐々にAWDという言葉が浸透してきているようです。
以上のように、AWDは4WDと違い、四輪以上の車にも使える表記です。
タイヤが4つの車の他に、6つ以上のタイヤを搭載した車がいくつかあるので、
興味のある方はチェックをしてみてください。
ただし、中には公道を走れない車もあるので、購入を考えている方は注意しましょう。