カーライフ
更新日:2022.09.15 / 掲載日:2020.04.02
車の種類(ボディタイプ)一覧!車の形や特徴・選び方について解説

車を選ぶ際にメーカーや車種の他に、セダンタイプ、ワンボックスカー、ミニバンなどのボディタイプを適切に選ぶことで、より自分の生活に合う車を見つけることができます。
今回は、車のボディタイプにはどのような種類があり、それぞれどういった特徴があるのかを確認しましょう。
車のボディタイプとは?
車のボディタイプとは、外観の形状をはじめ車室の構造や用途による種類を指します。 車のボディタイプは、一般的に、セダン、クーペ、オープンカー、ステーションワゴン、ワンボックス、ミニバン、SUV、ハッチバックの、8つの種類に分類されることが多く、それぞれのボディタイプに特徴を持っています。
車を選ぶ際に、自分好みのデザインのボディタイプを選ぶのも一つの車の選び方ですが、車の使用目的や利用する際の乗員人数など、ライフスタイルに合わせてボディタイプを選ぶことも重要です。
なお、同じボディタイプの車でも、乗員人数が異なったりシートレイアウトのパターンが異なるなど、車種によってもそれぞれの特徴が存在します。車を購入する際には、ボディタイプを参考にしながらも、実際に実車を確認して選ぶようにしましょう。
車のボディタイプの種類(名称)と特徴とは?

車のボディタイプの種類(名称)と特徴は、以下の通りです。
※それぞれのボディタイプで挙げている車種は、あくまでも一例となります。
セダン
最もベーシックなボディタイプであるセダンは、客室と荷室、エンジンルームがそれぞれ独立しています。基本的には4ドア仕様となっており、各スペースが独立しています。 静粛性や安全性について高い評価がされていますが、他のボディタイプに比べ車高が低めのものが多く、車内空間を狭く感じることもあります。
セダンタイプで有名な車は、トヨタクラウン、日産スカイライン、スバルレガシィなどが挙げられます。
高級サルーン
セダンの中でも高級な車種は、「高級サルーン」と表記して販売されていることも多いですが、ボディタイプはセダンと変わりません。
サルーンで有名な車種には、ロールスロイス、メルセデスベンツ、レクサスLSなどが挙げられます。
ステーションワゴン
セダンのルーフを後方に引き伸ばし、荷室容量を拡大させたタイプがステーションワゴンです。セダンがベースとなっていますが、室内は区切られているわけではなく、車室と荷室が一体となっています。
主な車種としては、トヨタカローラフィールダー、スバルレガシィツーリングワゴン、ホンダフィットシリーズのフィットシャトルハイブリッド、マツダアテンザワゴンなどが挙げられます。
クーペ
クーペは「二人乗りの2ドア車」を意味する言葉です。 近年では後部座席を追加した4ドアタイプも増えましたが、「乗る」より「走る楽しさ」を目的としているので、高い走行性能を重視しています。
主に、日産フェアレディZ、マツダRX-8、トヨタ86、ホンダCR-Zなどの車種があります。
オープンカー(ロードスター)
コンバーチブルとは違いオープンスタイルを基本としているのがロードスターです。単にオープンカーと言う場合もあります。 ロードスタータイプはあくまでルーフは雨風除けでしかなく、箱型で乗っている仕様にはなっていません。
主に、ダイハツコペン、マツダロードスター、ホンダS660、スズキカプチーノ、トヨタMR-Sなどの車種があります。
〈コンバーチブルとの違い〉
・「屋根が取れる」車がコンバーチブル、「屋根も付けられる」車がロードスターと一般的には区別されています。
ミニバン
ミニバンはワンボックスカーの一種とされていましたが、安全面の関係からエンジンの位置を運転席前に移したことで、ミニバンという新たなボディタイプとして呼ばれるようになりました。 室内空間に3列シートを所有し、乗車定員が6人以上であることが特徴です。
ミニバンで有名な車種としては、日産セレナやトヨタヴォクシー、ホンダステップワゴンなどが挙げられます。
ワンボックスカー
床下にエンジンがあり、大人数乗れる仕様の車をワンボックスカーと言います。 個人で乗るよりは商用で使われることが多く、団体の送迎車としても利用されることが多いと言えます。
主な車種としては、トヨタ ハイエース、日産キャラバンなどが挙げられます。
SUV
SUVは「スポーツユーティリティビークル」と言い、スポーツカー並の走行性能と高い機能性が特徴です。 悪路走行に定評がある分、街中や住宅街ではその性能は発揮できず、あくまでもアウトドア用の車というイメージが強いと言えます。
SUV車としては、トヨタハリアーや日産エクストレイル、マツダCX-5などが挙げられます。
コンパクトカー(ハッチバック)
ハッチバックとはバックドアが上下に開閉する扉のことです。 このタイプの車で全長が4mほどの車をコンパクトカーと呼びます。 以前はドアのタイプだけの話でしたが、コンパクトカーの仕様が基本的にハッチバックを採用している関係で、ハッチバックと言えばコンパクトカーという認識が強いようです。
主な車種としては、トヨタアクアや日産ノート、ホンダフィットなどが挙げられます。
軽自動車
軽自動車の定義は総排気量660cc以下、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下、乗車定員4名以下など様々な制限がありますが、維持費の安さが最大の魅力となり、市場でのシェアは拡大していると言えます。
主な車種としては、ダイハツタントやスズキワゴンR、日産デイズなどが挙げられます。 ボディタイプの特徴をしっかり捉えて、自分の使用目的や好みに合わせて自分にピッタリの車を手に入れましょう。
車のボディタイプの種類の選び方とは?

車のボディタイプは単にデザインが異なるだけではなく、それぞれ適した用途があります。ここでは、ボディタイプの選び方を4つ紹介します。
車に乗る目的で選ぶ
どのような目的で車に乗るのかによって、適したボディタイプの種類は異なります。 例えば、日常の買い物や通勤に使用する場合には小回りの利くコンパクトカーやセダン、軽自動車などが最適です。また、レジャーに使用する場合には荷物がたくさん積めるステーションワゴンや悪路に強いSUV車などが適しています。
何人で車に乗るのかで選ぶ
乗車定員もボディタイプによって異なります。家族の人数・用途を照らし合わせながらボディタイプを選びましょう。ファミリーで使用する際には、今後数年間で家族が増える可能性についても踏まえて考慮する必要があります。
どのような人が車に乗るのかで選ぶ
車に乗る人の特性に合わせてボディタイプを選ぶことも重要です。 赤ちゃんや小さな子供がいる場合には、チャイルドシートの付け外しが簡単にできることや、子供が開けたときに隣の車にぶつける心配の少ないスライドドアのタイプがおすすめです。また、お年寄りを乗せる場合には、足腰に負担をかけないようにフロア高が低い車もおすすめです。
車に積む荷物はどのようなものかで選ぶ
車に普段どのような荷物を積むのかもボディタイプを選ぶ際の大きなポイントになります。 ベビーカーや車いすなどを日常的に使用する場合は、ベビーカーをたたまずに乗せられる車や、チャイルドシートの付け外しが楽にできる車高の高いタイプがおすすめです。
他にスキーやスノーボード、キャンプなどのレジャー用品やペットなど、使用する際にどのようなものをどの程度積むのかを考えましょう。
ライフスタイル別!おすすめボディタイプ
ボディタイプの種類や選び方について解説しましたが、ここではそれぞれの生活スタイルに合ったボディタイプをご紹介します。
通勤や通学で利用する場合におすすめのボディタイプ
通勤・通学用の車は、大きな荷物を積む予定がない限りは、あまりボディタイプ選びの制限はありません。ただし、日常的に使用する場合は使用頻度が多くなり、走行距離も長くなるので、セダンやコンパクトカー、SUV、ミニバンなどの低燃費モデルがおすすめです。
子育てに便利なボディタイプ
小学生くらいまでの子供のいるファミリーでは、子育てに便利であることもボディタイプを選ぶ重要な要素になります。 特に幼児の場合、ベビーカーを車に乗せる必要があるので、買い物のときなど手がふさがっていても、ドアの開閉ができる自動スライドドアの搭載された車がおすすめです。 子供が一人で乗り降りできる年齢になったら、一人で乗り降りのしやすいフロアの低い車が良いでしょう。
なお、子育て用の車がセカンドカーである方は、軽自動車を選んで家計への負担を軽減するのも一つの手です。
ビジネス用として利用する場合におすすめなボディタイプ
ビジネス用の場合は、ビジネスの目的を掘り下げて考える必要があります。 主にゴルフなどの接待に使用する場合にはセダン、重役が乗る車なら高級ミニバンといった具合に、用途はもちろんですが乗る人の風格に合ったものをチョイスすることも重要です。
レジャーを楽しみたい場合におすすめのボディタイプ
レジャーを楽しむには、基本的にはレジャー用品をはじめとした多くの荷物・大型の荷物を積めるかどうかが重要な点になります。レジャーの行先にもよりますが、ミニバンやSUV、ワゴンなどがレジャーに適したボディタイプです。
まとめ
自動車には、セダンやミニバン、コンパクトカー、SUVなど様々なボディタイプがあります。 日常利用・ビジネス・レジャー・子育てなどの用途や人数・どのような人が乗るか?どのようなものをどれだけ積むか?などの状況によって選ぶべきボディタイプは異なります。
この記事を読んで、ご自身の用途やライフスタイルにはどのボディタイプが適しているのかをイメージし、車の購入に失敗しないようにしてください。