カーライフ
更新日:2019.03.26 / 掲載日:2018.08.22
ワザあり洗車術!車についた水垢をしっかり落としてピカピカに!

ここでは水垢の落とし方や対策方法について取り上げますので、ぜひ水垢対策に役立ててください。
時間をかけて綺麗に車を洗ったのに、よく見たらボディに水滴の跡がついていた、ガラスが白っぽく曇っていた…と水垢で汚くなっていたら、とてもショックです。
車は雨の日も乗るものですので、ついてしまった水分を全て取り去り、いつもピカピカというわけにはいきませんが、洗ったら綺麗な車のままでいてもらうためにも水垢対策は欠かせません。
車のガラスやボディにつく「水垢」とは。頑固になる原因・対策は?
水垢はうろことも呼ばれていて、浴室や洗面所などでも多く見られます。
水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどの成分が濡れたままにしておくと水分だけが蒸発し、結晶だけが残ります。これが水垢です。浴室や洗面所で見られる水垢は水分だけならすぐに落とせますが、石けんカスや皮脂汚れと水が混じって結合すると頑固な汚れとなります。
一方、車で見られる水垢は雨の中に混じったチリやほこりといった水性のものと、エンジン油などが混じった油性の汚れのものとに分けられます。車のガラスにもうろこ状になったものがよく見られますが、ボディについた水垢は浴室や洗面所にできるものとは少々違い、より落ちにくい頑固な汚れです。また、水垢でガラスが白く曇っていると当然、視界も悪くなるので早めに取り去ることが大切です。
ただ、車は雨の中を走るため、濡れたらすぐに拭き取ることができれば水垢は防げますが、なかなかそうもいかないのが現実です。そのため、雨に濡れたらなるべく早めに汚れを落とすように心がけることで十分、水垢を防ぐことは可能です。
正しい落とし方でピカピカボディに!車についた水垢の取り方
【ガラス部分を綺麗にするには】
ガラス部分についた軽い汚れの原因は、ほぼ水性の汚れです。
新聞紙を使う
新聞紙を持ちやすい大きさに切って丸めます。水を少し含ませてからガラスについた汚れを拭き取っていきましょう。新聞紙に使われているインクには汚れを吸着する効果があるので、くもり止め効果にもなります。
ガラス用洗剤を使う
ガラス用洗剤をさっと吹きつけて、乾いた布で拭き取ります。
炭酸水を使う
炭酸水は水中に溶け込んでいる二酸化炭素の働きにより、ガラス部分の表面のくもりや汚れを綺麗に取ってくれます。ガラス以外にもグラスやメガネ磨きにも使えるので、覚えておくと便利です。たとえ炭酸が抜けてしまっていたとしても使えるので、飲み残しをスプレーボトルに入れるだけでさっと使える掃除用洗剤に早変わりします。ただし、無糖のものに限ります。
【ボディを綺麗にするには】
ボディの汚れはほぼ油性の汚れです。
中性洗剤を使う
軽い汚れなら台所用の中性洗剤を使って落としていきます。この台所用の洗剤は油汚れをしっかりと落とす性質がありますので、水垢も綺麗に落としてくれます。
準備するものはバケツ、中性洗剤、マイクロファイバークロス(洗い用と拭き上げ用最低1枚ずつ)です。100ミリリットルの中性洗剤を8リットルのバケツに入れ、ホースで静かに周囲から水を注ぎ、綺麗に泡を立てながらシャンプー剤を作っていきます。(目安はバケツの8分目程度)しっかりと洗剤の泡で包み込んで洗車をしていきましょう。
水垢シャンプーを使う
中性洗剤を使っても落ちない頑固な水垢には、専用の水垢シャンプーを使って落としていきます。水垢シャンプーはシャンプーの中でも水垢解消効果が高いものです。
定期的にワックスや洗車をしていれば中性洗剤でも水垢は十分落ちますが、頑固な汚れになってしまった場合は専用シャンプーで対処します。また、同様にガラスについた頑固な汚れはガラス専用の洗剤を使って落としていきましょう。
注意点
シャンプーを使って洗車をする場合、水垢が目立つ部分はより丁寧に、スポンジで泡立てながら洗っていくようにします。泡が全てなくなるまで水をかけて、シャンプーを綺麗に洗い流したら、乾いた軟らかいクロスなどで、水分を完全に拭き上げていきます。
ワザあり洗車術で水垢知らず!?車に水垢をつけない洗い方
水垢を落としたら、綺麗な車のままでいて欲しいものです。
では、この状態をキープするためにはどうしたらいいのでしょうか。
そのためにはまず、水垢を溜めないことです。定期的にワックスや洗車をしていればついてしまった水垢は中性洗剤で十分落ちます。ただ、洗車をさぼって汚れを溜めてしまうとちょっと洗っただけでは落ちなくなってしまうので、水垢を防止するためにも月に1度は洗車をするようにしましょう。もちろん、水垢落とし用のワックスを使うのも手です。
また、よく晴れた気温の高い日には車を洗いたい気分になると思いますが、じつは晴れていると水分が乾きやすいので逆に水垢を作ってしまう原因になってしまうのです。そのため、洗車をするなら曇りの日を選ぶようにしましょう。
洗車をする場合、水洗いをしたときに油膜があるとわかったら、そこから洗い始めるのがポイントです。油膜は排気ガスが主な原因となっていますので、汚れが頑固なら油膜落としを使ってもいいでしょう。
洗い残しがあると水滴がムラになって残るので、洗い終わったら水をかけて流しながらしっかりとチェックしていきます。
すぐに水を切るのもポイントです。水分がボディの上で乾くと、ウォータースポットという小さなシミとなり、これが水垢の原因になります。水切りワイパーなどを使って効率良く水切りを行っていくといいでしょう。
水垢を防止し、綺麗な車にしておくためにも定期的に洗車をするようにしましょう。
車をいつも綺麗な状態にしておけば、乗り心地も違ってくるはずです。