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更新日:2023.08.18 / 掲載日:2020.04.03
免許証の写真持ち込みの条件は?きれいに写るコツや注意点を解説

運転免許証の有効期間は年齢や違反の有無で変わりますが、おおよそ3年~5年です。 有効期間が過ぎた免許証は無効になってしまうので、更新手続きをしなければなりません。免許証の更新ではさまざまな情報とともに顔写真も新しいものに変更するので、撮影し直す必要があります。
本記事では、運転免許証の更新時に持ち込みができる写真についての規定や撮影のコツなどについて説明します。
免許証の更新では写真の持ち込みができる!
免許センターでの顔写真の撮影は、ゆっくりと身だしなみを整えて撮影に臨めるような時間はありません。せっかく運転免許証の交付を受けたのに顔写真が今ひとつ気に入らない。この顔写真の運転免許証が今後3年、5年と続くかと思うと、残念な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
免許証の更新で必要となる写真は、あらかじめ自分で撮影した証明写真を持ち込みしてもかまいません。手間や費用はかかってしまいますが、自分が納得した1枚を免許証の写真にしたいなら、持参も検討してみましょう。
免許証の証明写真の規定について
運転免許証の証明写真を持ち込みすることはできますが、いくつかの点について規定が設けられています。以下の条件を満たしていれば、持参した証明写真が運転免許証の顔写真として使用できます。
・写真のサイズが縦3センチ、横2.4センチ
・フチなし
・撮影後6か月以内
・上三分身、無帽、無背景(単色)、正面で鮮明に写っていること
・カラー、白黒どちらでも可
ただし、宗教上または医療上の理由がある場合、 顔の輪郭を識別できる範囲内であれば、頭部を布等で覆う場合やかつら、ウイッグ等の使用は可能です。
マスクやフード付きのパーカー、眼の色や大きさが違って見えるようなカラーコンタクトレンズの装着、両眉が隠れている、大きく口を開けて笑っている、修正しているなどはNGです。
また、その他に以下の使用が規定されています。
・キズや汚れ、変色のないもの
・非写真用紙は不可(コピー用紙など)
・写真のコピーは不可
・プリクラやスナップ写真を切り抜いたものは不可
これらの規定を満たしていない場合は、代わりとなる別の証明写真を用意するか、あらためて申請手続きを行う、運転免許センターで撮影する写真を使用することになります。
適用される基準やルールは地域によって異なるので注意
上記の規定は全国共通ではなく、適用される基準やルールは地域によって異なります。
また、持ち込みの写真で手続きを行う際、地域によっては平日のみ対応可としている場合や、指定の施設のみで対応可としている場合もあります。
このほか、持ち込んだ写真を免許証に使用できるのは免許更新時のみとしている地域もあります。
必ず事前に詳細を、お住まいのエリアの運転免許センターに確認してください。
免許の証明写真をキレイに撮影する4つのコツとは?

免許証用の証明写真をきれいに撮ることは難しいため、撮影した写真の仕上がりに納得できないと悩む方も少なくありません。しかし、免許証の証明写真はコツを押さえるだけで、良い写真が撮れます。
この章では、良い写真を撮るためのポイントを4点紹介します。
1.スッキリとした髪型を意識する
1つ目のポイントは、顔の周りをスッキリさせることです。 普段はフェイスラインを隠すために輪郭に髪の毛を残したくなるかもしれませんが、顔の周りをスッキリさせた方が明るい印象の写真に仕上がります。
反対に、輪郭の周りに髪が残っていると、重い印象や影で顔が暗くなってしまいます。 髪の長い方であれば後ろで髪を結ぶ、前髪が長い方は顔にかからないようにヘアピンなどで留める、といった工夫をして撮影すると良いでしょう。
2.スタンダードなメイクを意識する
証明写真を撮影する際は、流行よりもスタンダードなメイクを意識しましょう。3~5年間同じ写真を使用するため、流行を意識しすぎると時代遅れになってしまう可能性があるためです。 チークは普段よりも「少し薄め」を意識しましょう。濃くするとカメラの光で色が飛んでしまう可能性があるためです。
また、遅い時間に証明写真を撮るとメイク崩れが気になってしまうこともあるので、午前中の撮影がおすすめです。
3.明るい色の服装を選ぶ
白やベージュなどの明るい色の服装にすれば、全体の印象を明るくすることができます。また、首回りが少し開いたUネックやVネックなどの服を着ることで、小顔に見える効果もあります。
免許センターで写真撮影をする場合は、背景が青になるため、青色系の服も避けた方が良いでしょう。
4.自然な表情を心掛ける
撮影時に自然な表情をすることも大切です。証明写真では歯を見せて笑ってはいけないので、口角を上げて微かにほほ笑むような表情を意識しましょう。口角に少しだけ力を入れることで、柔らかい表情で撮影することができます。
免許証の写真を持ち込むときの注意点
免許証センターで撮影をせず、写真を持ち込む場合には、いくつかの注意点があります。 注意点をあらかじめ理解しておかないと撮影をし直すことになってしまい二度手間になることや、余分に費用がかかってしまったりすることもあるので、この章で確認しておきましょう。
当日に交付されない場合がある
免許センターによっては、持参した写真で免許証を作るには通常のケースよりも時間がかかってしまったり、当日に交付されなかったりすることがあります。免許証センターによって対応が異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、持ち込み写真の場合、画質が落ちてしまう可能性もあるので、併せて確認しておくことをおすすめします。
持参した写真が使えない場合は撮り直すことになる
前述の通り免許証に使用できる写真には規格が決まっており、規格に合っていない写真は使用することができません。せっかく納得のできる写真が撮影できたとしても、規格に合っていなければ、結局免許センターで撮り直すことになってしまいます。 写真の撮影代が二重にかかってしまい、撮影に使った時間が無駄になってしまうため、撮り直しをしなくても済むように必ず事前に確認しましょう。
例えば以下のような写真は、受理されない可能性が高いです。
・マスクや帽子、大きなアクセサリーを身に着けている
・前髪が目にかかっている
・歯を見せて笑っている
・顔写真が大きい、あるいは小さいことで本人の特定ができない
・背景と同化して顔や体の輪郭が不鮮明
・サングラスなど色の付いたレンズの眼鏡を装着している
きれいな証明写真が撮れない場合はカメラマンに依頼しよう

実際に証明写真用の写真を自分で撮影しようとしても、うまく撮れないかもしれません。 前述の通りさまざまな注意点があるためです。 お気に入りの服を着て、ベストショットを撮影するのはなかなかハードルが高いことかもしれません。
場合によってはプロのカメラマンや写真スタジオに撮影をお願いすることもおすすめです。 同じ服装、髪型、化粧でも、プロのカメラマンであれば、鮮明で表情豊かな証明写真ができあがることでしょう。また、色々なアドバイスも受けられるので、事前に相談しアドバイスを受けることもできます。
まとめ
運転免許証の更新時に顔写真でがっかりしている方は、お気に入りの写真を持参することをおすすめします。少なくとも次回の免許更新まで顔写真を見るたびに憂鬱になることはないでしょう。
証明写真の規定基準を満たしていれば、ベストショットの写真が運転免許証として使用できます。 なかなか思うように撮影できない場合は、プロのカメラマンに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
運転免許証の顔写真、持ち込みする際の条件は?
写真のサイズが大きさ縦3センチ/横2.4センチ、フチなし、撮影後6か月以内など、いくつかの規定があります。
運転免許証の顔写真、少しでも写りをよくする方法はある?
顔の輪郭を隠さないよう髪をすっきりさせる、白など明るい色の服装でレフ板効果を狙う、などの方法があります。また、免許センターで使用される青い背景色と同化しそうな青い服は避けたほうがよさそうです。
パスポートなど、他の申請に使用した証明写真と同じものを運転免許証に使用できる?
サイズが異なるため使用できません。代表的な写真サイズは以下の通りです。
運転免許証:縦30mm、横24mm
パスポート:縦45mm×横35mm
一般的な履歴書:縦40mm×横30mm