カーライフ
更新日:2019.07.17 / 掲載日:2019.07.17
【グーパーツ】最新カスタムカーをまるごと紹介! C-HR編

個性溢れるスタイリングや運動性能から、幅広い層で人気の高いコンパクトSUV・C-HR。今回はその運動性能を活かし、アーバン&スポーツテイストに仕上げたトムスのデモカーを紹介していく。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年9月号の内容です)
今回のターゲットはTOYOTA C-HR
The Roots of C-HR
トヨタの次世代世界戦略車として展開されたTNGA採用のコンパクトクロスオーバーSUV。その独特なデザインはもちろん、SUVながらニュルブルクリンクを始めとする欧州の道で鍛え上げられた本格的な運動性能も魅力のひとつである。
スタイリッシュにまとまったアーバン&スポーツカスタム
デビュー当時、登録車ナンバー1の販売台数を記録するなど、コンパクトクラスのSUVとしては圧倒的な人気を得たトヨタ・C-HR。その独創的なスタイリングにより、カスタマイズ人気も高く、今やドレスアップSUVの代表車種と言える存在になった。
C-HRのカスタマイズの方向性としては、SUVということで4WDも設定されていることから、オフロードテイストを目指すか、あるいは都市部や市街地で映えるアーバンテイストに仕上げるというパターンが多い。フルサイズのSUVに比べるとコンパクトで機動性も高いため、スポーツ度を高めるエンジンやサスペンションのカスタムメニューも用意されている。
ここで紹介するのは、そんなC-HRをアーバン&スポーツにカスタマイズしたトムスの車両。
オリジナルのエアロパーツは、フロントスポイラー、サイドステップ、リアバンパーフィンの3点で構成されている。フロントスポイラーは、純正バンパー下部に装着するタイプで、中央部はアプローチアングルを確保する形状で、左右コーナーはエッジ処理により、ワイド感と安定感を向上させている。装着により、全長が39mm大きくなり、フロントマスク全体の存在感を高めている。サイドステップ、リアバンパーフィンもフロント同様のデザインイメージで、シャープなラインを組み合わせて各部にアクセントを付けることで立体感を強調。C-HRのエアロパーツでは、サイド面の高さ方向のボリュームが強調されると腰高感が出てしまうが、メリハリのある立体感により見事にスポーティにまとめている。
そして、そのスタイリング上のもうひとつのポイントとなっているのが、少しだけ車高を下げたスタンスだ。オリジナルのホイールを装着しているとはいえ、純正サイズの18インチタイヤでありながら、30mmほどのローダウンに設定したことで、絶妙なスタンスを実現している。まさに「アーバン&スポーツ」と言えるスタイリングを獲得しているのだ。
純正の機能を活かしつつ
スマートなスタイリングを実現
トムスのエアロパーツはフロントスポイラーとサイドステップ、リアバンパーフィンという構成。それぞれの最下部は装着により15mm/4mm/21mmダウン。ローダウンと相まって低く構えたシルエットを実現している。フロントスポイラーとリアバンパーフィンは純正バンパーに装着する。リアバンパーフィンはコーナーセンサー対応だ。標準のサイドミラーに被せて装着するカーボンドアミラーカバーが、さらにレーシーな雰囲気を演出する。

エアロとの相性抜群 サスキットで低く
エアロパーツとのマッチングも考慮して設計されたサスペンションキットを装着。全長調整式のダンパーは、フロントが減衰力固定式で、リアは14段階調整式。車高調整幅はノーマルから-30mm。リアサスペンションの形状と車重バランスの違いにより、ハイブリッドモデル用のみが設定されている。

[SPECIFICATIONS]
EXTERIOR
フロントスポイラー:3万6000円/4万2000円(塗装済み)/サイドステップ:5万1000円/5万7000円(塗装済み)/リアバンパーフィン:2万8000円/3万4000円(塗装済み)/カーボンドアミラーカバー:2万7000円/スポーツサイドバイザー:1万2000円/TOM`Sエンブレム(クローム):9500円/フューエルキャップガーニッシュ:1400円/オイルキャップガーニッシュ:1000円/ボンネットダンパー:2万円
EXHAUST
トムスバレル:14万円から
SUSPENSION
スポーツサスペンションキット:14万8000円
TUNING
L.T.S3:3万8000円/POWER BOX:3万8000円/スーパーラム2:6000円
COOLING
ハイパフォーマンスクーラント・for HYBRID:5000円から
Items Recommended for Beginners
スポーツサイドバイザー 1万2000円
見た目、実用性ともに◎
超オススメのサイドバイザー
初心者にもオススメのドレスアップパーツが「サイドバイザー」。外気を利用して効率よく換気する機能パーツだ。フロントサイドウインドウから排出した空気をリアサイドウインドウから再吸入させないよう、巻き込み防止のデザインとなっている。
質感の高い快適空間

素性の良いインテリアは小物類でさらにグレードアップ
C-HRのインテリアは、エクステリア同様、クールでスタイリッシュなデザインが特徴。ダッシュボードやコンソールボックスにソフトパッドを採用するなど、質感の高さも追求されている。また、基本的にはブラック&シルバーのモノトーンカラーながら、上級グレードではブラウンカラーを取り入れるなど、より個性を主張できるデザイン&コーディネイトになっている。
インテリアドレスアップのアイテムとしては、シートカバー、ステアリング、シフトノブ、フロアマット、デコレーションパネルなどがC-HR用として用意されている。これらは純正オプションだけでなくアフターパーツとしても設定されているので、もしこれからC-HRを買うなら、各パーツやアイテムの組み合わせも考慮してドレスアップを計画したい。
ノーマルの時点でクールなC-HRをさらにドレスアップするには、デコレーションパネルなどの小物にこだわりたい。ノーマルでもダッシュボードやセンターコンソールを中心にピアノブラックのパネルが装着されているが、これにドアスイッチパネルやステアリングスイッチパネルを加え、できればカラーも揃えたい。アフターパーツでは、ウッド調や黒木目調のパネルもあるので、インテリア全体のカラーリングに合わせてコーディネイトするといいだろう。また、大きなパーツとしては、シートカバーを装着することもあるが、その場合は、シートカバーとデコレーションパネルとの組み合わせ(素材・カラー・デザインなど)も考慮して、トータルでコーディネイトしたいところだ。
スポーツチューンのC-HRでは、スロットルコントローラーやアフターメーターなどの電子パーツを装着することも多いが、ダッシュボードの形状が複雑ということもあり、電子パーツの取り付け場所がそれほど多くない。取り付け位置や取り付け方法なども工夫して、スマートにビルトインし、インテリア全体のクオリティを高めることも必要になるだろう。
レイアウトを考慮したインストールを
電子パーツを装着する際は、インテリア全体のコーディネイトに合わせてスマートにレイアウトしたい。モニター表示機能もある電子スロットルコントローラー「L.T.S.3」は、6段階の調整が可能。C-HR全車に対応している。
純正色に合わせた
トータルコーディネイト
インテリアのカスタマイズでは、デコレーションパネル、フロアマットシートなどのカラーコーディネイトが重要だ。トムスのC-HRは、純正のブラック&シルバーカラーに合わせ、装着するパーツはブラックで統一。シートやステアリングホイールはノーマルで、ブラウンカラーのソフトパッドなどもそのまま活かしている。そのほか、プッシュスタートボタン、ショルダーパッド、LEDルームランプ、ドリンクホルダーなどを装着している。
[SPECIFICATIONS]
INTERIOR
ショルダーパッド:2000円/プッシュスタートボタン:2800円/ヘッドレストパッド:6200円/ドリンクホルダーW:1万2000円/フロアマット
TOM`S
TEL.03-3704-6191https://www.tomsracing.co.jp/
創業1974年の老舗であるトムス。数多くのレース実績や高い技術力を元に築き上げてきた、高いブランド力を最大限活かした事業展開が魅力的。主にトヨタ・レクサス製品を取り扱い、オリジナル部品も多い。
文/松本尊重 写真/木村博道