カーライフ
更新日:2021.11.10 / 掲載日:2019.07.26
運転免許の筆記試験の難易度と合格のコツ

グーネット編集チーム
自動車を運転するためには免許が必要になりますが、免許取得には試験に合格する必要があります。今まで免許をとったことがない人は、試験合格に向けて何をすればいいかわからないケースもあると思います。
そこで今回は、運転免許取得に向けて運転免許の筆記試験の難易度や合格するためのコツをご紹介します。
運転免許取得に必要な筆記試験とは?
運転免許取得に向けて必ず合格しなければならないのが筆記試験で、これには仮免許学科試験と本免許学科試験の2つがあります。
仮免許学科試験とは
仮免許学科試験は、技能試験の修了検定を合格したあとに教習所で受ける試験です。
問題は全50問の○×形式となり、研修で学んだ基礎的な交通ルールなどから出題されます。そして、90点以上をとることができれば合格となり、仮免許が交付されます。仮免学科試験を受ける前には効果測定といわれる、試験に似た問題や過去問を受けることができますので、効果測定で演習を行うことで、仮免学科試験の合格率も高まるでしょう。
なお、仮免許学科試験に落ちてしまった場合には、2,000円~3,000円前後の試験料を払って再度試験を受ける必要があります。再試験料は教習所によって金額が異なりますので、再試験前に確認しておきましょう。また仮免許学科試験は、技能試験の修了検定合格後から3ヶ月以内に合格しないと、技能試験の修了検定から受験をしなおすことになりますので注意が必要です。
無事、仮免許の交付が行われれば、路上や教習所で十分に技術を学んだあと、技能試験が行われます。
本免許学科試験とは
教習所の卒業試験を終えると、居住地の運転免許センターで本免許学科試験を受けることができます。
試験は○×問題90問とイラスト問題5問からなり、仮免許学科試験よりもさらに出題範囲が広がります。試験時間は仮免許学科試験が30分なのに対して、本免許学科試験は50分です。
なお、本免許学科試験に落ちた場合、2,000円前後の受験料を支払って再度受験する必要があります。仮免許学科試験と同様に、受験料は運転免許センターによって異なるので事前に確認しておくと安心です。
ただし、教習所を卒業してから1年以内に本免許学科試験を合格しないと、再度教習所に通わなければならなくなるので注意しましょう。
筆記試験の難易度は?

グーネット編集チーム
筆記試験の概要について解説してきましたが、試験の難易度はどれくらいで受験者のどれくらいが合格しているのでしょうか?
平成29年の警察庁の運転免許統計によると、全国で受験者数265万4286人に対して200万8301人が合格ということです。これから算出すると、合格率約75%という結果が出ています。例年70%~75%ほどの合格率なので、半分以上の受験者は合格しているといえます。
しかし逆にいえば、約3人に1人は試験に落ちているということになります。再試験となると追加の手数料もかかってしまうため、しっかりとした準備をしたうえで試験を受けるようにしましょう。
試験の合格点は100点満点中、90点です。配点は90問の文章問題が1問1点、5問のイラスト問題が1問2点になります。仮免許学科試験に比べて、出題範囲も増えているので難易度も高くなるといえます。
筆記試験合格のコツは?
これから免許を取得しようと考えている皆さんのなかには、筆記試験に落ちてしまわないか不安に思っている方もいるかと思います。
しかし、教習場で学んだことをしっかりと復習し、試験に臨めば合格点がとるはずです。
教科書の内容を押さえ、間違えやすいポイントは教官が教えてくれるので、本番の試験で間違えないようにチェックしておきましょう。
また、教習所にはパソコンが配備されており、試験に出やすい問題の演習ができるので、効果的に活用しましょう。
本免許学科試験の持ち物は、教習所の卒業証明書(検定合格の日から起算して1年以内のもの)、住民票の写し(6ヶ月以内のもの)、仮免許証、申請用写真 1枚、手数料3,800円(試験手数料 1,750円、交付手数料 2,050円)、筆記用具です。外国籍方は在留カード、特別永住者証明書等が必要になります。
※神奈川県の場合
以上、仮免許学科試験と本免許学科試験の概要や筆記試験合格のコツなどを紹介しました。これから免許をとろうと考えている人も、試験について少しイメージが湧いてきたのではないでしょうか?
免許をとって車を運転するまで、いくつもの試験があってやることがたくさんと思うかもしれませんが、しっかりと授業を受けて復習すれば試験に合格することができます。夢のドライブデビューに向けて、合格するコツを抑えながら試験の準備をしていきましょう。