カーライフ
更新日:2019.08.20 / 掲載日:2019.08.20
免許証を落としてしまった場合の対処方法やリスクについて

グーネット編集チーム
免許証はクルマを運転するにあたって、必ず携帯する必要がある証明証になります。そんな大事な免許証を落としてしまい、困ってしまったという経験はありませんか?
そこで今回、免許証を落としてしまった場合の対処方法やそれに伴うリスクについて説明していきます。もし今後免許証を無くしてしまった場合どう対応していくべきかなど参考にしてみてください。
免許証を紛失してしまったときの対処方法は?
免許証を紛失してしまった場合、初めに対処すべきことは、免許証が不正利用されたときにために対処をすることです。それによって、最悪の事態だけは避けることができます。対処すべき対象や方法はいくつかあるので確認しましょう。
警察に行き遺失届を提出
免許証を無くしてしまったときの最初にすべき対応策として、警察に行き遺失届を提出するというものがあります。遺失届とは、警察に落とし物を落としたことを届ける届け出のことを表します。
最近では電話やインターネットでも対応可能ですが、状況が複雑で詳細を伝える必要がある場合は最寄りの警察署に行くのが良いでしょう。
もし遺失届を出していれば、免許証が不正利用された場合、それが不正利用だということを証明することができます。何か免許証を使って不正にお金を支払うなどの、不正利用時の支払い責任を逃れることが可能です。
信用情報機関へ申告する(本人申告制度)
免許証を紛失した際には信用情報機関に申告しましょう。紛失した免許証が悪用された場合、その免許証を使うことでクレジットカードや銀行口座を作ることも可能です。
不正にカード類を作られないようにするためにも、早めに申告をしておき不正利用されるのを防ぐと良いでしょう。
免許証を再発行
免許証を無くしたら、改めて再発行してもらうという方法もあります。再発行をしてしまえば新しい免許証を作ることができ、もし前の免許証を悪用に使用されたとしても、新しい免許証を提示することで責任を逃れることができます。
ただし代理人に申請を依頼することはできません。自身で申請をしましょう。
どこで免許証の再発行ができる?
先ほど免許証を再発行すると良いとありましたが、免許証の再発行にあたっては「運転免許センター」「警察署の運転免許課」「運転免許試験場」などで対応することができます。
住民票に記載している住所の都道府県にて再発行が可能なので、住民票に記載されている住所から最寄りの再発行可能場所を選んで再発行をしましょう。ただ1つ注意点として、都道府県によっては警察署での再発行を受け付けていない場合があります。
確実に再発行をお願いしたいなら、運転免許センターか運転免許試験場で再発行をすると良いでしょう。
再発行に必要な書類は?
再発行を行うにあたって、必要な書類は何になってくるのでしょうか。せっかく再発行に出向いても必要書類を用意できていなければ二度手間になってしまいます。必要な書類を確認してから再発行に向かいましょう。
運転免許証再交付申請書
運転免許証再交付申請書とは、免許証の再発行の際に手続きをするための申請書になります。再発行できる運転免許センターと警察署の運転免許課、運転免許試験場にも書類は置いてあるので事前に用意する必要はありません。
運転免許証紛失顛末書(てん末書)
運転免許証紛失顛末書(てん末書)とは、どうして運転免許証を再発行する必要があるのかを明記する書類になります。書類の場合はいつ・どこで・どんな状況で落としてしまった、または無くしてしまったかを記入する欄があります。サインだけの場合もあるので、再発行しに行った場所の指示に従って書類を作成していくと良いでしょう。
運転免許証再交付申請書と同様に再発行の対応をしている施設に置いてあるので事前に用意する必要はありません。
身分証明書
身分証明書の提出が必要になります。提出できる身分証明書の例で言うと、マイナンバーカード、健康保険証、住民票、社員証、年金手帳、パスポートなどの住所や氏名、生年月日が分かるものがあげられます。いつも免許証で身分証明を行っていた人は、これらで対応していくと良いでしょう。
申請用写真
免許証に写真が張り付けてありますが、同じく再発行のときにも写真が必要になってきます。写真に関しては、縦3cm×横2.4cmの大きさで提出する必要があります。また、運転免許試験場・運転免許センターで撮ることもできます。
6か月以内に撮影したものなら問題ありません。証明写真機などを使って写真を撮り、警察署の運転免許課に持っていきましょう。
再発行する際に注意する点は?

グーネット編集チーム
ここでは再発行していくにあたっての注意点についてまとめていきます。
お金がかかる
免許証を改めて再発行することになるので、手数料としてお金が発生してしまいます。再発行の場合の手数料は3,500円です。再発行してくれる、運転免許センター・警察署の運転免許課・運転免許試験場それぞれで再発行手数料支払用の証紙を販売しています。3,500円分の証紙を購入して再発行しましょう。
当日に免許証がもらえないことも
再発行をお願いする時間帯によっては、当日に発行してもらえない可能性があります。
再発行の受付時間は、場所によって様々ですが、基本的に平日の9~12時、または13~17時の間だけになっています。もし15時以降にお願いした場合、時間が足りず次の日に取りに行く結果になってしまう可能性もあります。
また警察署にて申請した場合、2~3週間ほどかかってしまうこともあります。郵送してもらうことも可能ですが、別途900円かかってしまいます。免許証がすぐにでも必要な人は運転免許センターか運転免許試験場に直接行って再発行をお願いすると良いでしょう。
免許証を紛失した場合のリスクにはどんなものがあるのか
免許証を紛失した場合には、どのようなリスクが伴うのでしょうか。順番に無くした場合のリスクについて説明していきます。
金銭の借入
何より怖いのが、金銭の借入を無くした免許証経由で行われることです。免許証は身分証明書になるので、消費者金融や闇金などからお金を借入することもできます。
写真が貼っているから安心と思っていても、そこまで審査が厳しくない金融機関もあるので安心できません。自宅に見覚えのない契約書などが届くようになったら、悪質に利用している可能性が高いと言えるでしょう。銀行口座から金銭のやり取りを勝手にしていくパターンもありえるので、十分注意が必要です。
クレジットカードの不正偽造
クレジットカードも免許証があれば不正に偽造することができます。厳密な審査を通る必要があるクレジットカードは大丈夫であろうと考えていても、絶対に作れないとは言い切れません。クレジットカードだと高額な買い物が可能になってくるので、早めの対応が必要です。
携帯電話を勝手に契約
免許証を紛失した際に、一番被害にあいやすいのが携帯電話を勝手に契約されるというものです。免許証に記載されている名前で複数の契約をして、そのまま発覚するまで使うという事例もあります。携帯電話はいくらでも契約できるので、早めの対応をしておかなくてはいけません。
まとめ
免許証を無くしてしまうと、再発行までに時間と労力がかかってしまいます。しかし免許証を不正に使われることもあるので、無くしてしまったらすぐに手続きをすることが大切です。普段から無くさないように保管方法を見直すなどして、免許証を無くさない方法を選んでおくことが最善の対策と言えるでしょう。